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【LINE:スカッとする話!】傍若無人の姉に得意技でスカっと出来た話


私の姉のルミは、とにかく私の物を勝手に使ったりと好き放題する姉でした

かんな:お姉ちゃん!
かんな:また私の服を持ってったでしょ!
かんな:どこにやったのよ!?

姉(ルミ):あ、あれねえ
姉(ルミ):私が着てみたんだけど、なんだかパッとしなくて
姉(ルミ):気に入らなかったから売っちゃったわよ?

かんな:はあ!?何で人の物勝手に売るの!
かんな:あれは私の服なのよ!
かんな:お姉ちゃんのじゃないでしょ!

姉(ルミ):そんな怒るほどの服じゃなかったわよ(笑)
姉(ルミ):それに全然高く売れなかったし

かんな:そのお金返してよ!
かんな:私のお小遣いで買ったんだから

姉(ルミ):え?もう使っちゃってないわよ(笑)

かんな:最低!

姉(ルミ):最低はあんたの服よ
姉(ルミ):もっと私が着れるような服を買いなさいよねえ

★姉の傍若無人はとても酷く、とうとう私の好きな人までバレてしまったのです

姉(ルミ):かんな~、あんた光くんが好きなんだ~?

かんな:え!?なんでお姉ちゃんが知ってるの?

姉(ルミ):この間あんたの部屋に入ったら
姉(ルミ):光くんへのラブレター発見して見ちゃった(笑)

かんな:ふざけないで!
かんな:人の手紙勝手に見ないでよ!
かんな:プライバシーの侵害でしょ!

姉(ルミ):ていうか、光くんは私のクラスでも
姉(ルミ):一番の人気者なのよ?
姉(ルミ):あんたを相手してくれるわけないじゃない(笑)

かんな:ほっといてよ!
かんな:人を好きになるのは、自由でしょ!

姉(ルミ):はいはいそうねえ(笑)
姉(ルミ):あんたが振られるの楽しみに待ってるわ♡

★姉に知られたのはマズかったですが、それでも私は思いを伝えるため得意なお菓子と一緒に光先輩に告白しようと決心したのです……

かんな:ちょっとお姉ちゃん!私が作ったパウンドケーキ知らない?

姉(ルミ):ああ、それ?
姉(ルミ):私が持ってるわよ?

かんな:それ私が昨日作ったやつだよ!なんで勝手に持ってくの!?
かんな:今からでもいいから、帰ってきてよ!

姉(ルミ):嫌よ♪
姉(ルミ):あげたい人がいるの♪

かんな:誰にあげるの!?
かんな:私だってあげたい人がいるの!

姉(ルミ):光くんよ
姉(ルミ):私も彼いいと思ってたのよねえ♪

かんな:酷いよ!それは私が作ったケーキでしょ!
かんな:お願いだから返して!

姉(ルミ):あんたはまた作ったらいいじゃない
姉(ルミ):これは私が持っていくわ♡
姉(ルミ):じゃあねえ

かんな:お姉ちゃん!

★光先輩への気持ちが入ったケーキを姉に持って行かれ、私はショックでたまりませんでした

姉(ルミ):かんな~、あのパウンドケーキすっごく美味しかったって♪
姉(ルミ):光くんに、次はクッキーが食べたいってお願いされちゃったの~
姉(ルミ):だからかんなまたよろしくね♪

かんな:嫌だよ!
かんな:なんで私がお姉ちゃんのために作るの!

姉(ルミ):あそう?せっかく光くんにあんたの作ったクッキーを食べてもらえるのにねえ?
姉(ルミ):すごく喜んでたよ?

かんな:でもお姉ちゃんが持ってたんじゃない!

姉(ルミ):あら残念ねえ
姉(ルミ):光くん、きっとガッカリしちゃうわ~
姉(ルミ):それでもいいのねえ?(笑)

かんな:もう!作ればいいんでしょ!

★どうして私が姉のためにお菓子を作ってあげなければならないのかと思いましたが、このお菓子がきっかけで事態は思わぬ方向に向かったのです

姉(ルミ):ちょっと!あんた光くんと付き合ってるって本当なの!?

かんな:うん♪

姉(ルミ):なんであんたが付き合うことになるのよ!?
姉(ルミ):おかしいじゃない!
姉(ルミ):この間のお菓子だって、光くん嬉しそうに食べてたのに!
姉(ルミ):あんたが何かしたのね!?

かんな:私はただお菓子を作っただけだよ

姉(ルミ):お菓子を作っただけで、光君と付き合うことになるわけないでしょ!

かんな:私、前に一度学校でお菓子持っていった事があって
かんな:たまたまそれを見かけた光先輩が食べたんだよね

姉(ルミ):はあ?それがどうしたのよ

かんな:そのお菓子がパウンドケーキとクッキーだったの
かんな:だからお姉ちゃんが持って行ったパウンドケーキ食べて、光君すぐに私が作ったものだってわかったって

姉(ルミ):え……うそ

かんな:嘘じゃないよ、でもそれも確実じゃないから
かんな:一緒に食べたクッキーを作ってってお願いしたって

姉(ルミ):光くん、それでクッキーを作ってってお願いしたってこと!?
姉(ルミ):私じゃないって初めから気づいてたの!?

かんな:そうだよ
かんな:光先輩、私のお菓子食べた時から
かんな:実は胃袋掴まれてたって笑ってた
かんな:それでこの間、光先輩に告白されたんだ
かんな:返事は勿論OKだよ

姉(ルミ):何よそれ!
姉(ルミ):許さない!光くんはクラスの人気者だから私も狙ってたのに!
姉(ルミ):なんで地味なアンタと付き合うのよ!

かんな:そうそう、光くん言ってたよ
かんな:お姉ちゃん、顔は可愛いけど人の目を見ながら
かんな:平然と嘘をつける人なんだってね
かんな:お姉ちゃんの性格ブスな本性を見抜かれちゃったね(笑)

姉(ルミ):ふざけんなあ~~!
姉(ルミ):あんたのせいで!

かんな:お姉ちゃんが人の物を勝手に持って行くからでしょ?
かんな:自業自得ね♡

姉(ルミ):なんであんたなのよ~~~!!


その後、姉が堂々と持って行ったお菓子が私の作ったものだったとクラスの皆に知れ渡った姉は、妹をだしにして平然と嘘をつく女としてのレッテルを貼られて肩身の狭い思いをしているようです


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