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使える不動産英単語 #8 ー「H」は「何でも屋」 H for “Handyman”

楽しい不動産英単語のVol.1~Vol.26で、ざっと不動産英単語と、その背景となる状況を見てきました。

ここでは、グルメ英単語のシリーズと同じく、「使える不動産英単語」シリーズとしてA~Zを見ていきます。毎週木曜日にアップ予定です。よろしくお願いします。


それでは、「H」

Neighbor :  Patty, you are fixing the bricks?

Patty : Yea, I am the handyman of this house.

Neighbor : Oh, my Robert does everything for me.

Patty : Lucky you!  Unfortunately, Neal is better in destroying than fixing.

隣人:パティ、レンガを直してるの?

パティ:そうよ、私がこの家の何でも屋だからね。

隣人:あら、うちのロバートはなんでもやってくれるのよ。

パティ:よかったわね。残念ながらニールは直すより壊す方が得意なの。

ということで、

H for Handyman

何でも屋、便利屋、雑役夫
などの意味です。

実は誰もが
一家に一人いてくれたらなあ、と願っているのが、
何でも器用にやってくれる、ハンディマンではないでしょうか。
そして、家の中には自然発生的に
ハンディマン的役割の人がいるはずです。

上の会話のパティみたいな人が
家族にいればいいけれど、
そうでないときは、
お金を払えば、ちょっと来て直してくれるハンディマンが近所にいると、
とっても安心。
もちろん、自分が工具を揃えて、
きちんと直せればそれに越したことはない。
けれど、
どんなに学業や仕事が優秀な人でも、
ハンディマンの素質があるかどうかは、また別物です。

ところで、

家庭でも職場でも、

仕事と仕事の隙間を取り持つように
仕事の関係性に気を配ってくれる人がいると、
本当にありがたい。
たとえば家庭を切り盛りする主婦の仕事って、
掃除とか料理だけじゃなくて、
その合間に気がついて、
ちょっと位置を直しておくとか、
ちょっと声をかけて忘れ物のリマインドをするとか、
そういう、
やってなくても暮らしていけるけど、
やってあると気分良く暮らせることが、
たくさん含まれている気がする。

そして、
五十肩にはきつい電球の取り替えとか、
どんなに愛する犬でも、日に3回の散歩は時間が取れないとか、
やればできるんだけど、
やったらストレス・マックスで不機嫌になる
みたいなことを、
代わりに手伝ってくれる人がいる時、
私たちはちょっと上等な気分で暮らせるし、
次への活力も出てくる。

こういう
仕事と仕事をつなぐ潤滑剤になるような部分を担ってくれることを
なんという言葉で表せばいいのかしら?
英語では、
sociology 社会学で、
boundary theory 境界線理論 とか、
border study 国境研究/境い目研究 というものを
耳にします。

両方とも、使われる対象や研究の分野で、
家庭でのライフ・ワーク・バランスを指すときや、
個人の性的嗜好の研究を指すとき、
または地理的 geographically に国際政治の国境研究の時もあって、
私には簡単には使いこなせない。
けど、物と物の間を見ようとするのは大事なんだろうな、
と素人ながらに納得。
間に入ってエリアを守る人を、border-keeper (政治の時は国境警備隊)
とも表現するようですが
これは潤滑油というより境目を守る方ですね。

と、行き詰まっていたら、
なんとNOTEにちゃんと書いてくれている人がいました。
流石NOTEです。カバー範囲が広いですね。
心理学の観点からの自他の境界線 boundary について。
まや川様、お勉強させていただきます。

ということで、
話がずれてしまいましたが(いつものことですが)
Hは一家に一人欲しい、ハンディマンでした。

Photo by anarita 様、
写真を使わせていただきます。
ありがとうございます。

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