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使える不動産英単語 #1 ー「A」は「現状有姿」 A for “As Is”

新シリーズ、使える不動産英単語A〜Zが始まります。
楽しい不動産英単語のVol.1~Vol.26で、ざっと不動産英単語と、その背景となる状況を見てきました。

ここでは、グルメ英単語のシリーズと同じく、「使える不動産英単語」シリーズでAから始めます。


それでは、A

Mother :    You have to change these ugly carpets. The wall paints come off here and there.

Daughter :   Mom, I bought this place “ as is” status and the price was so much better.

Mother :   It’s a lot of work, though.

母:この醜いカーペット変えなきゃ。壁のペンキもところどころ剥げてる。
娘:あのね、「現状有姿」でかなり安く買ったのよ。
母:でも、すごい手がかかるわよ。

ということで、

As is:現状有姿 (ゲンジョウユウシ)

と読みます。
現況有姿(ゲンキョウユウシ)の場合もありますが、
同じことを指すと思って良いと思います。

通常、”as is” status  と、
状況を指す status をつけて使う
ことが、多いです。
つまり、この状態のままお渡ししますので、瑕疵があってもそちらで直してください、ということですから、
中古物件の売買で発生します。

もちろん、中古であっても
瑕疵担保責任 defects liability / warranty against defects
がありますので、
一概に買い手が全て直すとはならないかもしれません。
どれだけ得をして取得できたのかにもよりますね。
また、大規模修繕が必要な場合は、
高額ローンが組めないために、
現金で買うことを想定している場合も多いです。
この点については、転売などで少し述べていますので、よければ参照してください
楽しい不動産英単語第10回ー不動産投資の基本単語

また、このシリーズでは対象としていませんが、
土地の売買において、
基本的なインフラ(ガス、水道、電気など)が無いままに分譲する時、
「現況有姿分譲」というそうです。

As is はいろいろなところで使われます。

フリーマーケットなどではもちろん、
as is で売られているわけです。
通常のお店で買っても最後の一品で、展示ものだった場合など、
「You can take it “as is” because that’s the last one.」
「それで最後なので現品で持って行っていいですよ」
などと言われます。
そういう時は必ず、
「Don’t you give me any discount?」
「値引きしてくれないの?」
とダメ元で言う、習慣をつけましょう。
日本と違って、海外は値引き習慣が結構あります。
最初はダメというかもしれませんが、
「じゃあいらない」というと、
最後の一品を売ってしまいたい人は多いので、
まけてくれることがあります。

また、ITソリューションなどでも、
現時点をAs-is と捉え、
将来のターゲットを、To-be と捉えるそうです。


上の会話の母親の言葉、

It’s a lot of work

は、覚えておくと便利な言い回しです。
手がかかるとか、大変な仕事量だというときに使います。
ポジティブな意味では、
大量の仕事を受注して、嬉しいにも使えます。
例えば幹事さんを労うとき、
It’s a lot of work to organize the meeting.  Thank you
会合の手配は大変だったと思います。ありがとう

などに使ってみて下さい。

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