ベニシジミの羽のはなし

画像1 羽化して間もないと思われる綺麗なベニシジミ、鮮やかなオレンジが美しい身近な蝶です。昆虫に興味のない方でも、この蝶が目にとまると「わぁカワイイ蝶々」って感じると思います(^^)
画像2 この子は少し擦れがでて鱗粉がとれていますね。それでもベニシジミの特徴がしっかり見て取れます。飛び方も違和感なく元気な様子で、まだまだ鮮やかなオレンジが印象的ですね。
画像3 さて、ここからは少し痛みの激しい子たちが続きます。この子はオレンジがかなり褪せてしまっていますね。ベニシジミの成虫期間は一般的に1~3週間程度と言われていますが、そろそろ命の終わりを迎えようとしている頃でしょうか?無事に子孫を残せているといいのですが・・・
画像4 鳥に突かれたのか、カマキリに掴まれたのか・・・右側の羽の損傷が痛々しい子もいました。ここまで羽が傷んでしまうとさすがに羽ばたき方が変わっていて忙しなく羽ばたいている印象でした。それでも、ちゃんと飛んで花の蜜を吸っていました(^^)
画像5 今回見た中で一番痛みの激しい子。翼面積は完全な個体の半分もあるかどうか・・・これでも飛べるのですから本当にすごいですよね?シジミチョウの仲間は蝶の中でも胴体に比し翼面積が小さいので、元々羽ばたく回数がアゲハチョウのような翼面積の大きい種より多く、速く羽ばたくのに適した身体なのでしょう。だからこれだけ翼面積が減少しても羽ばたきの回数で必要な揚力を補えるのだと思います。この仮説を検証するには、アゲハチョウのような胴体比で大きな羽をもつ蝶の羽ばたきの回数や、損傷の激しい個体の飛び方を観察しないといけませんね~。

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