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【中国版Insta】イケてる日本のお洒落さんが、こっそり使っているSNS。


皆さんこんにちは、中国女子の呟きです。

最近、このような画像を見かける事がありませんか?右下に数字がずらっと並ぶ白字のIDがついているのはお決まりですね。

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この画像の引用元は、中国の有名SNSアプリ『小紅書 RED(以下、REDと称する)』です。

題名にもあるように、少々勝手ながら「日本のお洒落さんがこっそり使っている」と位置付けていますが、ご存じない方もまだまだ多いと思います。
日本のなじみ深いサービスで例えると「進化したInstagramに規模が小さめのamazonがくっついてる」というイメージでしょうか。

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REDは、2013年に美容系の口コミアプリとしてサービスを開始
毛文超(モウ・ブンチョウ)と瞿芳(ク・ホウ)によって設立された行吟信息科技有限公司という会社がサービスを提供してきました。

当初は「找到国外的好东西(海外の良いモノを見つけよう)」を企業スローガンとして掲げ、海外の良いものをシェアする情報が主流でした。そして時間と共に、今のスローガンは「标记我的生活(私の生活日記)」へと変わり、情報は『モノ』から『ライフスタイル』へとカテゴリーの範囲が広がっています。

早くも2019年には、アプリの月間アクティブユーザー数が1億人を超え、デイリーアクティブユーザー数4500万人以上になりました。
主に女性ユーザーから熱い支持を受けており、現ユーザーの男女比は男1:女9。内70%は1990年代生まれ、さらにその50%はZ世代と呼ばれる1995年以降に生まれた若者たちが占めています。

中国の誰もが知る有名国産コスメブランド「完美日記(Perfect Diary)」の創造者である黄錦峰(コウ・キンホウ)はREDを以下のように評価しています。
「REDでは、好き嫌いが掴みづらく、物事を見通す力が抜群に高い中国若者のリアルな声をキャッチできる。それはブランドにとって最高のプレゼントであり最大の価値だ。」と。

図1

「消費者の声を直接に聞くことができる。」と各ブランドから高評を受けていますが、果たしてREDは本当に信頼できるSNSなのでしょうか。また、私たち一般ユーザーにとってはどんなメリットがあるでしょう?

この疑問に対して、私なりの視点で考えてみました。

昨今のREDでは「真実」が良い内容とされているため、素人の投稿でも拡散されるような仕組みになっています。つまり、REDにはみんなの「本音」がコロコロ転がっているのです。
インフルエンサーより素人の書くレビューがより本音で、ECサイトで見る口コミより内容が充実していて信憑性が高い。中国女性は買い物する前に、REDで一度口コミチェックしておくのは習慣だと言っても過言ではないです。

ここまで貴重だと称えられるレビューの信憑性は、たまたま出来上がったのではない!

2022年1月21日、REDはユーザーへ不利益を与えないことを保証するため、微媒通告や成宝など、合わせて4つのプラットフォームとMCN機構を控訴しました。
告訴した4つの会社は、素人を偽ってレビュー記事を投稿させるような業務をしていたからです。

経済的な弁償として1000万元(約1.8億円)を請求し、この弁償金は偽物記事により発生した消費者の損害補償に当てると宣言。相当強気な攻めを見せてくれました。同時にユーザーへREDの信念を強くアピールできたことでしょう。

だから皆さん、安心してください。REDはユーザー第一で物事を進めています。
(あ、私は別にREDの部内者ではありませんwただのヘビーユーザーです。)

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さて、真面目な話はここまでにして、最近REDで見かけた面白い投稿を紹介したいと思います。

まず、近頃の商品レビューはこんな感じ。

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まさに、口コミの宝庫ですよ!
REDひとつで日常生活の隅々まで賄えるなんて便利すぎませんか!

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しかも今となっては、知恵袋のような使い方をする方もいます。というより公開ガールズトーク?(笑)

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やはり女性ユーザーが9割占めるだけあって、友人や家族に話すほどの悩みでなくても、画面の向こう側の顔が見えない人へは気軽に話せたりするんですね。

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REDは、まさに“女性のため”のアプリです。(今後は男性ユーザーも増える可能性は大いにあります!)

中国の若い女子層の流行りを掴むのには最適なアプリ。中国のトレンドに興味がある方には特にもってこいなんです。画像や動画がメインなのも言葉の壁を越えられる魅力のひとつ。中国語がわからなくても情報集めは予想以上に簡単にできます。

DMでもREDアプリの使い方についての質問を沢山いただいていて、皆さんの中国トレンドに対する興味がどんどん増していると実感しています。

“小規模のRED座談会でも開いて、効率的な使い方や気をつける点など、皆さんと一緒にお話しできる場があったら楽しそう!!”

と実は考えていました。いつかはできるように準備しときます、、笑
REDを活用して先取り流行を掴んでいきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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