り〜みん

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り〜みん

・言語好きの技術者 ・最近は英語史にハマっている ・Voicy 英語の語源が身につくラジオ (heldio) のリスナー ・マガジン「英語の語源で身につく技術用語」連載中

マガジン

  • 英語の語源で身につく技術用語

    技術用語には英語由来のものが多いのですが、似て非なる紛らわしい用語や細かいニュアンスがわかりづらい用語もありますよね? このマガジンは、そんな用語を取り上げて、その語源を探ることで理解を深めようという試みの記録です。 語源を調べるに当たっては、主に研究社の英語語源辞典および Web サイトの Etymonline を参照しています。

  • HEL Activity Report (hel 活記録)

    Voicy の「英語の語源が身につくラジオ」(heldio) や英語史ブログの hellog から思ったこと、考えたこと、妄想などを書き綴っていく hel 活記録です。 英語史の世界へようこそ!

最近の記事

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春は英語史 〜 heldio を伴走者として〜

4月は新年度の始まり、何か新しいことを始めたくなる時期でもある。今年度こそ、英語力の向上に取り組んでみたいと思うひとも多いだろう。 でも、独学だとすぐに三日坊主になってしまうんだよなぁという嘆きも、またいつもの光景ではある。 誰か伴走者がいてくれたら続けられるのに、そんなすがるような思いに救いの手を差し伸べてくれる存在があった。それが英語史のエヴァンジェリストとして名高い、慶應義塾大学文学部の堀田隆一教授である。 英語を学んでいると、何でこんな綴りなのか、どうしてこんな

    • Streptomycin もこれか🤔 *strebʰ- [strap/Streptococcus]|mozhi gengo #note https://note.com/mozhi_gengo/n/n3a340d04c7b8

      • The barrage continues with “barricade” and ends with an appeal for peace https://blog.oup.com/2015/05/barricade-etymology-word-origin/

        • 「語源で身につく技術用語」は看板に偽りありになりつつあるかも……。 やはり近代以降に意味を発達させてきた語の場合、遡りすぎても技術用語としてのニュアンス差異を嗅ぎ取ることが難しいよなぁ ** GOOD GRIEF **

        • 固定された記事

        春は英語史 〜 heldio を伴走者として〜

        • Streptomycin もこれか🤔 *strebʰ- [strap/Streptococcus]|mozhi gengo #note https://note.com/mozhi_gengo/n/n3a340d04c7b8

        • The barrage continues with “barricade” and ends with an appeal for peace https://blog.oup.com/2015/05/barricade-etymology-word-origin/

        • 「語源で身につく技術用語」は看板に偽りありになりつつあるかも……。 やはり近代以降に意味を発達させてきた語の場合、遡りすぎても技術用語としてのニュアンス差異を嗅ぎ取ることが難しいよなぁ ** GOOD GRIEF **

        マガジン

        • 英語の語源で身につく技術用語
          6本
        • HEL Activity Report (hel 活記録)
          3本

        記事

          Efficiency v.s. Effectiveness

          プログラミング関連用語が続いたので、少し趣向を変えて E はもう少し広い範囲で使われる用語を取り上げてみます。この用語も業種によってだいぶニュアンスが違うこともあるようですが、原義にはどのような違いがあるのでしょうか? はじめに技術用語に限らず、広く使われている efficiency と effectiveness との違いについて、今回も語源から考察していきたいと思います。 Efficiency「効率的」と訳されることが多い efficiency ですが、その原義はなん

          Efficiency v.s. Effectiveness

          Great Vowel Shift Generator (仮称) の制作メモ #002

          妄想の原点 (複雑系に魅せられて)言語変化をライフゲーム、遺伝的アルゴリズム、パーコレーション理論などシンプルなルールといくつかのパラメタとによって再現できないものか、できるとしてら、そのパラメタをうまく与えてよりよく再現させるというゲームにできるのではないかという着想が始まりである。 以前から創発 (emergence) に興味があり、複雑系関連の書籍を読み漁っていた時期もあった(四半世紀も前のことである)。その後、だいぶ遠ざかっていたが Voicy の「英語の語源が身に

          Great Vowel Shift Generator (仮称) の制作メモ #002

          An Historical Study of English/ Jeremy Smith まだ Introduction の途中だが、この章だけでも既に多くの学びがあり、しっかり理解を進めたい https://note.com/liming_0/n/n2736f729f6d4

          An Historical Study of English/ Jeremy Smith まだ Introduction の途中だが、この章だけでも既に多くの学びがあり、しっかり理解を進めたい https://note.com/liming_0/n/n2736f729f6d4

          Great Vowel Shift Generator (仮称) の制作メモ #001

          春は英語史 ~目標シートをつくってみた~ において英語史ゲームの開発という目標があった。どんなゲームが作れるかいろいろ考えていたのだが、そのうちのひとつとして大母音推移を再現するゲームとかできないものだろうかと妄想しているところである。 手始めに ChatGPT に大母音推移のモデル化・シミュレーションに関連しそうな論文を挙げてもらった。 Consensus under Constraints: Modeling the Great English Vowel Shift

          Great Vowel Shift Generator (仮称) の制作メモ #001

          Singleton は whist 由来だったのか🧐 Origin and meaning of singleton by Etymonline https://www.etymonline.com/word/singleton #リファラジ #25

          Singleton は whist 由来だったのか🧐 Origin and meaning of singleton by Etymonline https://www.etymonline.com/word/singleton #リファラジ #25

          どちらに向かっているのか自分でもわからなくなってきたが、An Historical Study of English/ Jeremy Smith を入手

          どちらに向かっているのか自分でもわからなくなってきたが、An Historical Study of English/ Jeremy Smith を入手

          この記事における右矢印("→")の意味は①~⑥で共通なのだろうか? 直截表現→婉曲表現という対応ないしは変換を意味するのであれば、⑤は向きが逆に思われるが🤔 https://keio.app.box.com/s/gwm3l0zrmchogv8qf21zfnzsgmx3ve6q

          この記事における右矢印("→")の意味は①~⑥で共通なのだろうか? 直截表現→婉曲表現という対応ないしは変換を意味するのであれば、⑤は向きが逆に思われるが🤔 https://keio.app.box.com/s/gwm3l0zrmchogv8qf21zfnzsgmx3ve6q

          Declaration v.s. Definition

          「語源で身につく技術用語」シリーズ、A, B, C と来て、今回は D で始まる単語です。どちらもプログラミングでよく使われる用語ですが、その成り立ちにはどのような違いがあるのでしょうか? はじめにプログラミングでよく使われる declaration と definition との違いについて、今回も語源から考察していきたいと思います。 DeclarationDeclaration は通常「宣言」と訳されますが、その原義はなんでしょうか? 中英語 (Middle Eng

          Declaration v.s. Definition

          後で読む

          William L. Hamilton, Jure Leskovec, and Dan Jurafsky. 2016. Diachronic Word Embeddings Reveal Statistical Laws of Semantic Change. In Proceedings of the 54th Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics (Volume 1: Long Pa

          実は平均への回帰に過ぎなかったとか、百年戦争やペスト、農奴制の崩壊など外的要因による人口構成の変化によるものだったとかだったらどうしようなどとモヤモヤするが、もう少しモヤってみたいと思う。 https://note.com/liming_0/n/n58bdacfe59c8

          実は平均への回帰に過ぎなかったとか、百年戦争やペスト、農奴制の崩壊など外的要因による人口構成の変化によるものだったとかだったらどうしようなどとモヤモヤするが、もう少しモヤってみたいと思う。 https://note.com/liming_0/n/n58bdacfe59c8

          中英語期で増えた職業に基づく姓が近代英語期で減ったのはなぜか?

          英語史の輪 #131 を受けて考えてみました。 職業姓減少の要因まず、職業姓の数が減るとしたらどのような要因があり得るのか、3点の要因を想定してみました。 バリエーションの整理 非職業姓への改姓 夫婦同姓制度による収斂 バリエーションの整理 チーズ職人を意味する姓でも Cheseman, Cheser, Furmager など様々なバリエーションがあったことが hellog #5494. 中英語期には同じ職業を表わすにも様々な名前があった にも示されています。そう

          中英語期で増えた職業に基づく姓が近代英語期で減ったのはなぜか?

          春は英語史 ~目標シートをつくってみた~

          すでに au ではキャンペーンを終了してしまっているのですが、#春から何やりマス? と称するキャンペーンで、生成 AI を利用して目標シートを生成するサービスが提供されていたので、それを使って英語史拡散をテーマに目標シートをつくってみました。 目標シートはマンダラチャートとも呼ばれ、大谷翔平選手が高校時代に活用していたことでも知られていますね。 結構正統派の内容で、驚きは少ないのですが、その分そのまま活用できそうな内容も多いので、参考にしながら hel 活を進めていきたいと

          春は英語史 ~目標シートをつくってみた~