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最近の話(最終回-後編-)

 正直続きの話ではないので別で書くべきだったような気がしなくもないのだが、最終回と書いているのと後編がまだ書いていなかったのでこれを後編にしようかと思う。まあ、この在り来たりなタイトルなんてどうせまた1年後ぐらいに忘れて使ってしまうのがオチだろうから気にしてもしょうがない。

 前回はクソ広告企業に振り回された話をして終わっているが、あれから時は経ち、今私は音楽の仕事とテレマーケティングの仕事をしている。フリーランスとして一応順調に活動をしている。まだまだこれから頑張らなければならない事はあるのだが、一先ずの目的は達成している。

 思い返せば、音楽の仕事を始めた時にはバイトとの掛け持ちだった事もあり、両親にはずっとこの状況は伏せていた。目指したいものがあるものの、後ろめたいというか、色々話すと面倒ごとになる事は目に見えていたので、ずっと私はバイトとの掛け持ち状態になっている事は言えずにいた。

 何も悪いことはしていないし、何なら納税だってしているのだから、仕事としては成り立っている。だが、決して良い生活かと言われたら答えはノーである。機材を買う事は出来ても、割と生活は厳しい。特に最近は増税眼鏡のせいで税金が重すぎて生活するのが本当に厳しい。本当にこれで命を落としている人もいるのではないだろうか?と、政治的な話をする気はないので話を戻す。

 どう言おうがこの状況を隠していたいと思っていた事もまた事実だ。そもそも何故言えずにいたのか?と言えば答えは簡単で、どう考えてもバイトとの掛け持ちで音楽の仕事をやり始めている事なんて言い出せば、揉める事は必至だ。全力でドリームキラーになるだけである事は目に見えている。そして、音楽の仕事を誘ってくれた社長だって、現実仕事を取ってくるかと言えば、作家としての契約のみなので生活に関しては別で食いぶちを作らなければならなかった。そんな状況であることを言えば、そりゃ面倒になるに決まっている。

 また、俺も俺で正直バイトといえど、仕事をしながら音楽をやるっていうのは無理なんだわやっぱり。根性気合とか言って睡眠時間を削れという人は多いが、それが出来るのはあくまですり減らす事が出来る命に余力を残した若い人だけだ。この年でも徹夜はやろうと思えばできる。生産性を落としながらダラダラ働けばいいだけだ。だが、業務に必要な想像力を発揮できるかどうかは別の話で、MP切れを起こせば魔法は使えない。芸術ってそういうものなので、機械を動かしていれば作業が進むものではなく、考えながら答えを構築していく作業に関しては、根性気合で進める事は出来ない。何より根性気合は容赦なく体を蝕む。もう体に耐えられる体力は残されていない。

 だからこそ、そもそも掛け持ちのバイトを業務委託にしてフリーランスにしてしまった方が良いのでは?という結論に達した。実際通勤時間もロスが激しく、それだけでストレスになっていた。体力を消耗した移動時間なんて、有効活用出来る時間になんてなれなかった。

 結果的に今はフリーランスになり、時間の捻出もだいぶ出来るようになった。流石にちょっと帰宅後に眠くなることはあるものの、軽く寝ても時間は余る。何せ電車で寝ていたのだから。体力を回復させる事も出来るので、ランニングも再開出来たし、こうしてnoteも執筆する事が出来ている。何よりフリーランスになった事で、両親にも今の働き方がフリーランスになった事を話せたので、結果論ではあるが仕事面に関して隠し事をしなくても済むようになった事は、メンタル面に於いてかなりプラスである。

 まあ、収入がどれぐらいなのか?っていうような話になるのがすごくだるいのだが、バイトしてます!とは言わなくて済むだけで遥かにマシである。

 そして、今はライターの仕事も取りに行っており、現在絶賛執筆中である。着々とフリーランスへの道を進んでおり、このまま行けば、漸く理想のライフスタイルに持っていく事が出来そうである。

 まあ、本当にやりたい事はカフェを開く事なのだが、暫くはフリーランスとしての生活を続け、増税眼鏡のせいで重くなった重税を軽くしていく作業でこの先1,2年は頑張らなければならなそうではあるが….

 と、最近の話としてはこんな所である。年明け頃の私に比べ、今はだいぶマシな生活が出来ている事を実感している。

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