江戸時代の雑学
江戸の人口
江戸時代の吉宗将軍が統治していた時代の江戸は100万都市。ロンドン87万人。パリ55万人。
江戸がどれだけ安全で街全体で生活を謳歌していたのか数字をみたらよく分かる。
つまり、当時世界一の人口都市だったんですね。
歴史小説を書いているので、いろいろ調べています。
排泄物リサイクル
江戸のことを調べると調べるほどに、素晴らしい都市だったのがよく分かる。理に適ったシステムなんですね。人の排泄物でさえ、捨てないでお金に変えてますよ。だから清潔な都市だったんですね。
人の排泄物は地方の農家が買い付けにきて、肥料として使用して、育った野菜がまた江戸に戻ってくる。素晴らしいリサイクル♻️
歌川国芳とスカイツリーの真実
真ん中の図が歌川国芳が描いた①浮世絵。
②が火の見櫓。国芳が描いた浮世絵の左側にあるのが、火の見櫓だと推測されますね。
じゃあ右は？ってことになります。
スカイツリー？江戸時代に？
と、以前話題になって騒がれていましたね。
右は櫓にしちゃデカすぎね？とも言われてましたが、これ井戸掘り櫓と誰かがネットで紹介してました。写真②
あの井戸掘り櫓のあたりに、船橋屋という「羊羹」を作る茶店があったらしく、たいそうな人気ぶりだったみたい。
羊羹などを作るときには、綺麗な水が必要。
なので、③水汲み取り用の井戸掘り櫓があったんだそうです。
吉原遊廓
鬼滅の刃の遊廓編の舞台だった吉原遊廓
江戸無法者記帳処にも登場する予定なので、調べてみました。
幕府公認の遊廓だったんですね。
当初は日本橋にあったようで葭(よし)が生い茂っていたから「葭原」と呼ばれていたらしい。しかし、葭はあし(悪し)とも読めるため縁起担ぎで吉原に変更されたようです。
日本橋にあった当初は、主に武士が客だったみたいですが、江戸市域拡大により、吉原が中心部にあったため好ましくないと田園地区に移動され、新吉原遊廓になったそうです。
客も武士から町人に変わっていき、知識人の交流場になったことで文化の最先端になった。
日本橋にあったときは昼間のみの営業だったため、武士が客の中心だった。
吉原は、江戸時代の日本に存在した遊廓（ソープランド）で、歌舞伎町や新宿のような歓楽街の先駆けとして知られています。以下に、吉原の歴史の要点を紹介します。
1. **創設と発展:** 吉原遊廓は、吉原村（現在の東京都台東区吉原）に設けられ、1636年に江戸幕府によって創設されました。これは将軍家光によるもので、江戸城の周辺にあった遊女たちを統制し、病気の蔓延を抑制する目的がありました。
2. **構造と規模:** 吉原は、門前町のような門があり、内外で厳格な警備が敷かれていました。広大な敷地内には多くの遊女や置屋が存在し、花魁や遊女が客をもてなす場でした。
また、遊女や花魁が逃げられないように外堀に水路が張り巡らしてあった。
3. **文学や歌舞伎との結びつき:** 吉原は文学や歌舞伎と深く結びついており、多くの文学作品や歌舞伎の舞台としても登場します。浮世絵師や俳優たちが吉原を舞台にした作品を手がけ、その影響は当時の芸術や文化に大きなものとなりました。
4. **廃止と跡地の変遷:** 明治時代になると、遊郭の制度が変わり、吉原も閉鎖されました。跡地はしばらくは料亭や料理店などが入居するなどしていましたが、現在では一般の住宅地となり、その歴史的な面影はほとんど残っていません。
吉原遊廓は、当時の江戸の風俗や文化を象徴する存在であり、歴史や芸術の中でその名が語り継がれています。
見せ物小屋
見せ物小屋というとどのようなイメージでしょうか？都市伝説で有名なのは、海外で洋服を試着している最中に攫われて、四つ股を落とされて、◯◯されてる下半身を観光客の見せ物にする部屋が存在するといった有り得るはずない話しが有名ですが、江戸時代の見せ物小屋は全く違い明るく活気に溢れた場所でした。
何を見せ物にしているんでしょう。
江戸っ子たちを熱狂させていたのは、ラクダやゾウなどの珍獣を扱う娯楽のひとつでした。他には、手品や玉乗り、刃渡りなど多岐にわたる。800円程度だったらしいです。
駕籠
駕籠は皆さん、時代劇でご存知かと思います。それではどれくらいの距離がおいくらだったんでしょう。
駕籠は、タクシーのように利用されていたようです。
駕籠が一般的に普及していったのは、延宝三年(1675年)あたりからみたいです。
それまでは、大名などの身分が高い者のみだけに限られていました。庶民の利用が高まった理由は文化的になり生活が豊かになったからのようです。
料金は一里400文=4キロ1万円でタクシーと同じで行き先を聞いてから到着後に料金を払うシステム。値引き交渉可能。
ちなみに、駕籠にも種類が複数ある。
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