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大奥の運営

もうすぐ、フジテレビで大奥が放送されるのでおさらい。

大奥に奉公*すると一生独身を通さないといけない。
恋愛など御法度だったようです。

* 「奉公」は、主に他人に仕えたり奉仕することを指す言葉で、仕えることや奉仕活動を意味します。また、歴史的な文脈では、若者が師匠や雇い主に仕えながら職業や技術を学ぶことも指します。 

しかし、独身を貫くその代わりといってはなんですけど、報酬は莫大なものでした。

もっとも位の高い「 上臈御年寄じょうろうおとしより*」になると、年間850万円のお給料に、衣装代1000万円、使用人15人分の食費、燃料の薪、油まで支給され、さらに年金として江戸の街に屋敷まで与えられた。
その敷地200坪には商用の建物と長屋があり、その家賃収入まで入ってきた。

「上臈御年寄」は、江戸時代の日本において、将軍の側室や女中長を指す用語です。女中たちは組織的に階層があり、その中で高い地位にあたる役職の一つが「上臈御年寄」でした。御年寄は、将軍の側室や女中長の中での長老的存在や指導的な地位を指し、上臈はその中でも特に高い位を示しています。

大奥はその経費、年間250億円で経営を圧迫する要因であり悩みの種だったようです。
15代将軍慶喜のときに改正され150億くらいまで抑えることができたようだが、あとの祭りだったようですね。

衣装代1000万円は主に豪華な着物にあった。
御台所みだいどころ*になると1日に5回の着替えが義務付けられていたためである。御台所(将軍夫人)の話し相手が、上臈御年寄だった。

*「大奥」の御台所(御台所盤所の略)
御台所(みだいどころ)は、大臣・将軍家など貴人の妻に対して用いられた呼称。御台盤所(みだいばんどころ)も同じ。奥方様の意。
公家では大臣、大将
武家では将軍の妻の尊敬称。

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