親族経営の闇について。(※経験談)
また、適切な見出し画像が思い付かなかったので、今回の記事は見出し画像はあえてなしにしました。
【この記事を書く”きっかけになった事件”について。】
①幼児置き去り事件について。
来夢です。
9月5日、非常に痛ましい事件が起きてしまいましたね。川崎幼稚園の園児置き去り事件。
内容を聞くだけでも、とても辛かった。
被害者の女の子と、私の姪っ子が歳近いのもあって重なったのもありますが、3歳の女の子が…と思うととても涙なしでは見れませんでした。
大人の過失で、小さな子の命が奪われるだなんて”絶対にあってはならない事”です。
また、私自身も甥っ子と姪っ子の面倒を見る時があるので、一緒にいる時は絶対に目を離さないように気をつけたいと改めて思いました。
改めまして、千奈ちゃんのご冥福をお祈りいたします。
②川崎幼稚園は親族経営。私の元職場との共通点について。
色々調べてみると、川崎幼稚園は、親族経営の幼稚園だったようですね。
私自身も、過去には親族経営の職場で働いておりました。
(※元介護士だった事については何度か書きましたが、これは初めて言うかも。)
調べてみると、この川崎幼稚園、私の元職場と似た”問題点”を抱えておりました。挙げると、親族経営による運営・職員の人手不足・事業拡大など。
正直に言うと「親族経営で似たような問題抱えているの、私の元職場だけじゃなかったのか…」と思いましたね。
そこで、私が実際に元職場で体験した、”親族経営の問題点”について書いていきます。
【私自身の経験談。親族経営の闇について。】
プライバシーに配慮しつつ、元職場について書いていきたいと思います💦
①経営者家族による”ワンマン運営”。
新卒時代の私は何も気にせず「今日から、ここで頑張って働くぞい!」とだけ思って入社しました。あの頃の自分は、まだまだ純粋だったなって思います。
新卒の頃は、『親族経営』というワードすらもまだ知らない頃でした。
ですが、実際に入社してみると…うん。とにかくヤバい。
まだまだ純粋で、新卒社員だった私でも、元職場の”異質さ”を少しながら感じたのを覚えております。
とにかく、上層部(※経営者家族)の命令が”絶対”な職場でした。従わない者は、”退職”を迫られます。
実際に、職員の間では『医療・福祉業界の北朝鮮』とか言われてました。←
トップは理事長でしたが、まさに北の国で言う”将軍様”のような存在でした。
(※理事長=将軍様)
一言で言うと、親族経営は、上層部の影響力が強すぎます。
(※いわゆる”ワンマン運営”。北の国の”独裁政治”に近いかも。)
もし、上層部に逆らったりしたら、ただ職場に居づらくなるだけでした。社員の意見なんてとても聞いてくれるような職場ではありませんでした。
「よく4年目まで働いたな」と自分でも思います。
②予算の使い道が明らかにおかしい。
ご存知の方もいるかと思われますが、私は"元介護士"です。
(※本当は、介護職希望で入社した訳ではなかった事については、またいずれ話します。)
介護士といえば、三大介護(※食事介助・入浴介助・排泄介助)。離職してから大分経つのに、見ずに打てた事に密かに感動している。
このように、入浴介助も仕事の一つでしたが、そんな中、元職場の風呂場の設備は"最悪"でした。
一言で言うと、シャワーの出が悪い上、機械浴もありませんでした。
このように設備が非常に悪かったですし、職員としてもストレスでした。そして、利用者さんにとっても”快適な風呂場”ではなかったと思います。
どうやら、私が働き始める前からこの設備状態だったようで、改善する余地もなかったようです。勿論、私が在職している間も全く改善されませんでした。
また、元職場を振り返ると、全体的に欠陥だらけでした。風呂場は上記の通りだし、雨の日は雨漏りもしました。
施設の設備が悪い中、忘年会と社員旅行は”無駄に豪華”だったのを覚えております。そして、”事業拡大”もしている。
辞めた今だから言える。「予算を使う場所違うだろぉぉぉぉぉお!!」と。←
③年々、社員が退職していく状況が続いていた。
私の元職場は、意外にも10年以上働いてる方も居たり、長く勤務している方も多くいました。ですが、同時に退職する人も多かったです。
私が入社した頃から”既に人手不足”でしたが、社員がどんどん退職していきました
。
更に”事業拡大”もしており、年々人手不足が”加速”しておりました。
今振り返ってみると、辞めた方の理由は「上層部と揉め合った」「過酷な労働環境に耐えられなかった」などでした。
(※私が知っている範囲のものだと。)
今でも印象に残っている先輩の一言が
先輩「この職場、職員の人間関係が不満で辞めた人は今まで居ないのよ。」
って一言。
私(※心の声)「職員同士の人間関係は良くても、上層部が”ワンマン運営”で、労働環境が改善の余地もなかったら意味ないよなぁ」
と私は思いましたね。
実際に、現場(※介護施設)で働く”職員同士の仲は良かった”ので、そこには特に不満なく働いてました。
私自身は、労働環境が不満だった事と、会社の方針についていけなかった事と、何より自宅が遠かったので辞めました。まぁ、最大の理由は病気になったからですが。←
話が逸れましたが、社員の待遇・職場環境などについては、改善の余地もない状態だったので、職場に耐えかねた社員の選択肢は”退職”しかありませんでした。
今思うと、元職場で長く勤められていた方の特徴は…
等が思い浮かびます。
真面目過ぎる人ほど潰れやすい職場でした。ある意味私もそうだったかもしれません。もしくは、優しすぎる方も潰れやすかったかもしれないです。
1日で辞めた人もいましたし、数ヶ月で辞めた方も多くいました。
今思うと、すぐ辞めた人の『退職』という選択肢は賢かったと思います。精神が壊れてしまう前に逃げて正解。
④手広く事業を広げ過ぎて、人手不足が更に深刻化。
私の元職場は、医療と福祉を中心に事業を広げている会社でした。その為、患者さん(利用者さん)は、高齢者の方が比較的多めでした。
その中、職員の人手不足が深刻なのは、新卒時代から感じておりました。
薄々感じていました。
「このままでは、嫌な予感しかないな」と。
嫌な予感は的中したのが、私が2年目の頃。会社によって、”新しい介護施設”が開設されました。
既に”人手不足”だった中、同部署の先輩数名が新しい介護施設の方へ”異動”に。
それからは、更に”ギリギリの人数”で回しながら仕事をしておりました。
経営者の立場ではないので偉そうに言えませんが、現場の人間としては、人手不足の中の業務は本当に辛かったし、精神的にも体力的にも非常にキツかったです。
また、手広く事業を拡大する事を悪いとは言いませんが、「ただでさえ人手不足なのに今開設ですか!?」って思いましたね。
もっと現場の声にも傾けて欲しかったのが”本音”です。
「新施設開設は、せめて、職員(社員)確保してからでは?」って思ってました。口が裂けても言えなかったけど。←
まぁ、”上の声が絶対”の職場で、それが無理なのは承知だったので、諦めモードの中、当時は仕事してました💦
⑤とにかく売上重視。(※特にコロナ禍突入後)
私が4年目の頃(※退職する年)。
その頃は、いわゆるコロナ禍が始まった年でした。
私が働いていたのは介護施設だったので、コロナを理由に利用しなくなった利用者さん等…。一時期、一気に利用者数が激減したのを覚えております。
(※普段30人ぐらいなら、その時は15〜20人程度になりました。)
「このままでは廃業へ追い込まれてしまう」
と会社側としても”危機感”があったのだと思います。
コロナが少し落ち着いてくると、今まで以上に利用者の受け入れ数を増やしたのです。分かりやすく言うと、常に”満所状態”。
言い方は悪いですが…
「もう誰でも良いからとにかく来てくれー!」「今すぐ入所してくれー!」
みたいな感じでしたね。
一番驚いたのは、家族がクレーマーで有名な利用者さん(※患者さん)を上手く言って施設入所させた事。
「ゴリ押しにもほどがあるよ…」と当時の私は思いました。勿論、心の中で!(苦笑)
勿論、その利用者さんの家族が来た時の対応はとても大変でした。当たり障りのない対応をしたり、非常に気を遣いました
常に施設は満所状態(※利用者30人)の中、私たちは仕事をしておりました。本当に、4年目の元職場の状況は酷かったと思います。
思えば、私も「あぁぁぁぁぁあ!早く辞めたい!」ってよく言っていたけど、他の職員も「辞めたい」が口癖になっていました。
元同僚が、今何しているか分からないけど、無理だけはせず、元気でいてほしいと思っております。
【まとめ】
【最後に。】
今回は、幼児置き去り事件(※川崎幼稚園)と、親族経営だった元職場の問題点について挙げていきました。
私自身が、川崎幼稚園で働いていた訳ではないので、詳しい部分までは知りませんが、職員の方も”過酷な環境”の中で働いていたのかもなと思ってしまいました。
勿論、援護するつもりはありません。そして、今回のような事件は絶対に許される事ではありません。
全ての親族会社が悪い会社ばかりではないと思いますが、今回の川崎幼稚園の事件と、自分自身の経験から、もう親族会社には絶対に就職したくないですね💦
今後、もし転職活動する事があれば、もっと入念に調べてから就活したいと思います。
今回は暗めな内容になってしまいましたが、最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。
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