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【エクストリーム和訳60】9/21配信分中田敦彦の英会話 「NAKATA WORLD」Sharing stories about being comedians Day24.vol2

こちらの動画の翻訳を載せています。*本動画のコメント欄にも掲載しました。

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あっちゃん: 僕、まるこさんのプロフィール見たよ。まるこさんは、スタンドアップ・コメディアンなんだね?

Marko P先生(まるこ):うん、そうなんだ。

あっちゃん:僕も芸人だよ。

まるこ:ホント?!

あっちゃん:うん。僕は日本の芸人。

まるこ:それはびっくり、嬉しいね!おけ。

あっちゃん:だから、まるこさんのプロフィール見てすごく驚いたよ。外国人の芸人にあったのはまるこさんが初めてだよ。だからすごくハッピーだよ。【訳注:I’m amazingと言っていますが、I’m amazedが正解です。Amazingは、amazedする対象に対して使います。ちなみにI’m amazingだと、「僕は素晴らしい(人に素晴らしいと驚かれる)人」というニュアンスになります。】

まるこ:うん、僕たち(芸人)も存在するよ。日本の外側にだっているさ。でもね、僕びっくりしたことがあって、日本には良いコメディがあるよ。日本ってホントに…日本人はほんとに良いユーモアのセンスがあるよ。うん、それが僕にとって驚きなの。それでかなり思ったのは、どこに居ようと関係ないって。出身とか、文化とか、国とか、そんなのは本当に関係ないんだ。もしジョークがよければそのジョークは良いんだ!もしいいユーモアなら、そのユーモアはいい。それが日本であろうと、世界のどの地域であろうと、アメリカ合衆国であろうと、日本であろうとね。ところで、質問があるよ。中田さんはどんな種類のお笑いをやってるの?

あっちゃん:あ、あー。僕は…15年間、テレビでいろんな種類のテレビ番組のパフォーマンスをやって、まず、若かりしときは、踊って、コミカルなパフォーマンスをやったよ。

まるこ:sketchesみたいな?【訳注:スケッチ・コメディーは、いわゆるショートコントのようなもの。】

あっちゃん:sketches?おー知らないな。

まるこ:テレビの短いsketch(コント、寸劇)みたいな感じ。

あっちゃん:短いテレビの…

まるこ:コメディー・パフォーマンス。

あっちゃん:うん。日本では、ステージ上で沢山の芸人が色々なパフォーマンスをやるんだけど、3分とか4分とかをもらって、2人のチーム。僕と相方で、

まるこ:漫才?

あっちゃん:漫才知ってるの?

まるこ:うん聞いたよ。じゃあそれなの?

あっちゃん:でもね、僕は漫才もやるんだけど、僕の専門は漫才じゃないんだ。

まるこ:そうなんだ。

あっちゃん:僕は漫才は得意じゃないんだ。僕はとっても…特別なパフォーマンスで。コントではなくて。コントって知ってる?日本では漫才とコントっていうんだけど。

まるこ:聞いたことあるな。うん。なんかそういうの。

あっちゃん:うん、短いコメディ。短いコメディーか、漫才。漫才は二人の会話のコメディね。でも、僕たちコンビは、コントでも漫才でもなくて、日本人がみんな、「なんじゃそりゃ?」って。僕たちのパフォーマンスをすごく変わってるパフォーマンスだって。僕たちは歌って踊る、コミカルな状況で、歌って踊るんだ。僕のスペックというのは、リズミカルなパフォーマンスなんだよ。

まるこ:AHA!(なるほどね) おけ。そりゃほんと興味深いね。

あっちゃん:うん。

3:58
あっちゃん:そして、リズミカル・パフォーマンスでデビュー、キャリアを始めて、芸人のね。で、次は、10年後、音楽を制作したの。

まるこ:それはいい。じゃあ中田さんは音楽家でもあるわけか。

あっちゃん:うん、4人加えて、6人のチームになって、踊って、Electronic Dance Music 、EDMを作って、それが大きく当たって、

まるこ:AHA! I wanna see that(それみたいな。) さあ見せてよ。面白そう。

あっちゃん:Youtube,Youtubeでね。ごめんねちょっと待っててよ。…見られる?

まるこ:おーらい、じゃあクリックさせてね。見てるよ。…視聴回数7300万回?!

あっちゃん:うん。

まるこ:Are you kidding me?!(冗談だろ?!)

あっちゃん:あははははっ。僕にとっては、すごくヒットしたんだよ。

まるこ:おーらい。

あっちゃん:すぐ僕出てくるよ。

【訳注:一緒に見たくなった方はこちらからどうぞ。】

まるこ:There you are. (さあ君が来たね) I’m a perfect humanだって。あーいいね。
I’m a perfect human.僕、君のスタイル好きだよ。うん、こりゃいいね。


6:12
あっちゃん:これがヒットを生んで、沢山のテレビ番組でパフォーマンスをやって、それで、テレビは最近すごく弱体化したから、Youtubeの世界に入ってるんだ。で、Youtubeのパフォーマンスをやっていて、…えっと、他のチャンネルを作っているんだ。

まるこ:おーらい。

あっちゃん:僕のチャンネルは…このチャンネルだよ。僕の新しいチャンネルを送るね。現在僕は、教育的な、喋りのパフォーマンスをやってるよ。

まるこ:教育的だって?

あっちゃん:うん。

まるこ:うん。中田さんの見たよ。

あっちゃん:だから僕のキャリアをリズミカル・パフォーマンスで始めて、で、ミュージック・パフォーマンスをやって、で、教育的なパフォーマンスをやって。そう。パフォーマンスをその時々で変えているの。

まるこ:うーん中田さんはクリエイティブな人に見えるよ。クリエイティブで知的な人だけが、切り替えることができるように。

あっちゃん:うん、僕切り替えまくってるよ。

まるこ:切り替えてる…エンタメ産業のなかでね。ねえ聴いてよ、これは本当に素晴らしいよ。僕が中田さんに会って、中田さんと僕との違いはただ、人々が中田さんのことを知っていて、誰も僕のことを知らないってことだけなんだ。僕のことを知っている人はすごく少ないんだ。でも僕はスタンドアップ・コメディアンで、これが僕のやっていることだよ。スタンドアップ・コメディっていうのは、comedy of attitude, 僕が自分の個人的な信条やストーリーをシェアするんだ、僕が自分で書いたやつね。それで僕なりのアイディアや生活の視点によって人々を笑わせようとするの。僕は通常人々の関係とか、僕と妻との関係、僕と友人、家族、方言(なまり)で話すし、色々な他の人たちもやるよ。ちょっと真似をするんだ。こんな感じ。”I do, Robert and Euro sometimes(そうさ、ロバートとユーロも時々ね)”みたいな感じ。どうやってやるか分かった?そう、そんな感じ。これが僕のやっていることなんだけど、ここ8か月間はパフォーマンスをやっていないよ、コロナウィルスが始まって以来ね。なにひとつ。

あっちゃん:いつもは、まるこさんはステージでパフォーマンスをするの?

まるこ:そうだよ。

あっちゃん:おー。じゃあコロナウィルスの状況下で、まるこさんはステージに上がることができていないんだね。

まるこ:ここ最近はできてないね。

あっちゃん:ここ最近はNoか。

まるこ:最近はNoだよ。普段は、150人もの観客の前で、小さいステージ上でパフォーマンスをやるんだ。大きなカフェ・バーとか、小さな会場とかね、すごく親密な雰囲気なんだ。キャバレーみたいな感じだよ。

あっちゃん:Youtubeはどう?パフォーマンスするの。だめ?

まるこ:うん。スタンドアップ・コメディアンについてくることは、通常Youtubeにアップロードをしないってことなんだ。僕たちは通常やらないの。なんてかっていうとね、(コメディーの)ネタを生み出すことがすっごく大変だからなんだ。そして僕がお笑いのネタを公の場で発信した後は、人々は誰しも僕のネタを知ってしまうわけで、そしたら僕は、観客を失ってしまうんだ。

あっちゃん:うんうんうん。

まるこ:(会場に)いって、同じジョークを二度も言えないんだよ。

あっちゃん:あーうんうんうん。わかる、わかるよ。だからか、あー。

まるこ:それが問題なんだ。

あっちゃん:すごく長い時間をかけてネタを作って、でも、

まるこ:そう!中田さんわかっとるじゃん!!

あっちゃん:そう、僕わかってる。もし僕たちがこのネタをアップロードしたら、二度と、(そのネタを)ステージで披露できない。

まるこ:ありがとう。どうもありがとう。そのとおり、そのとおりなんだよ。

あっちゃん:うん、そのとおりだよねぇ。

10:30
まるこ:問題はつまり、スタンドアップ・コメディーでは、日本では「漫談」で知られているけど、知ってる限りではね、そのコメディーは、まずジョークを書き出して、で、初めてそれを披露して、で、そのネタが人を笑わせるか、笑わせないか、やってみるまで絶対分からないの。全然確かじゃない。もしいいアイディアだと思っても、でも結局観客がその面白さを決めるだろうし。1度、2度、ジョークがいっぱいになって、書きあげて、磨いて、完璧にして、そのあとでたった20~30のパフォーマンスになる。

あっちゃん:うん、わかるよ。コメディーを作るってすごく難しいよね。

まるこ:うん。大変な仕事さ。

あっちゃん:うん、大変すぎる仕事だよね。でも日本では、沢山の芸人が同じ状況にあるんだ。登壇する機会がめったになくて。あるいは、今、イベント(を開催すること)が難しくて。だから、沢山の芸人がYoutubeにアップロードしてるんだけど、でも、彼らのネタを上げるわけじゃなくて、トーク番組とかね。僕は毎日更新してる。これはコメディーじゃないんだけど、でも時々ジョークを言ったり、アドリブやったり、毎日更新する。できるんだ。

まるこ:真面目な内容だよね、教育と、ちょっとした面白おかしい(動き)

あっちゃん:うん、まじめなテーマ、まじめなトピックなんだけど、パフォーマンスを面白おかしくやるんだ。こんな感じで。

まるこ:うん、見たよ、みた。つまりさ、中田さんは自分自身で自分のことをわかってるんだ。きっと中田さんは前に何回も言われてきただろうけど、でも、中田さんはすごく自然体だよ。それをやるとき、すごく自然体。パフォーマンスのやり方がね。すっごく、アニメーションみたいな。ちょこまか動く感じがね。「おけ、数学ね!ワクワクしてきたよ!数学やりたい!」僕は数学嫌いだけど、中田さんみると好きになるね。

あっちゃん:うんうん、それが今。でもね、僕はまるこさんのポリシーについて聞けてハッピーだよ。僕たちはアップロードできないんだっていうね。ジョークはすごく難しいんだ。その通り、その通りだよ。

まるこ:うん。(完)

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まさかの和訳60件目で芸人とパーフェクトヒューマンについて話す回が来るとは…!個人的には結構胸アツな回でした。

あっちゃんが「俺も芸人」って言った時のまるこ先生のキラキラ輝く瞳。

まるこ先生ちょっとだけさらっとネタを披露して、あっちゃんが反応できず、先生ガッカリ、あっちゃんもしまった!ってなってるシーンがなんとも可愛かった。笑いを背景なしで理解するってなんとも難しい。

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