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産業財と消費財、チラシの違いに垣間見えるチャンス

産業財と消費財では求められるチラシの役割が違う
当たり前のことなんだけれど、実はそこにチャンスが眠っているんじゃないかなって思ってます。

僕自身、数多くの産業財メーカーの代理店営業をしているのでそう感じることがあります。

産業財とは
ある製品を作るために使われる原料だったり工作機械などの機械設備及び部品(半導体とかも)などなどのこと。
主にBtoBで取引されるので一般消費者から見えることは少ない。
消費財とは
製品・サービスを使うのがその人あるいは周りの人で消費されるもの。
車やスマホ、生鮮食品、あるいは通信サービスなどなどのこと。
主にBtoCで取引されるので一般消費者の目線が大切。

消費財のチラシはいかに人の目を惹いて興味を掻き立て、購入・アクションに繋げるかが肝なのだと思います。
(その道の人間じゃないので薄っぺらい表現でごめんなさい)

一方で産業財のチラシに求められるのは合理性です。
生産に使う機械を購入するのに、個人の財布からお金を出すわけじゃないから、
関係各所さまざまな人の同意を得なければならない。

その合理的判断を行うのに参考資料として初めに使われるのが産業財チラシのひとつの役割なのだと思います。
イプロス製造業というキーエンスが運営しているサイトでたくさんの産業財チラシが見れるのでご興味があればどうぞ。

これらのチラシは全て、メーカー→ユーザーに対するコミュニケーションです。

でも、産業財が上から下に流れていく順は、
メーカー→代理店→(卸)→ユーザーという流れが一般的です。

機械のチラシに、動力kwや省エネ効率、様々な機械工学的なベネフィットがどれだけ盛り込まれていたとしても、
文系出身の営業が多い世界では恐らく、作成者が伝えてほしいメッセージは100%届きません。

現場を見ているとそこまで詳しく説明できないから上っ面に書かれていることだけ話してチラシを渡しておしまい!なんてことがザラです。(渡しているだけマシ!)

もっと小学生でもわかるくらい、根本の所の知識を盛り込んだ中間業者向けのチラシがあれば結果は変わるのでは?
そもそもお客さんって、基本的に知ったかぶるものなのだから・・・。

ここにうっすらと、デザインのチカラを使うチャンスが眠っているんじゃないかなと感じています。

いかに人の目を惹いて興味を掻き立て、売りたい・説明できるというアクションに繋げられるかという点で、消費財のようにキャッチーで、オシャレに、あるいはカッコよくまとめたチラシを作れるなら。

大企業だけでなく中小企業も含めて生産財に関わる企業の分母数を思えば、できることってあるんだろうな。

少しでも共感して頂けたら、スキをつけて頂けると励みになります。

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