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「朝鮮出身の帳場人がみた慰安婦の真実」 チェ・キルソン

朝鮮うまれのパクさん。かれの日記には、戦時中とはおもえないほど豊かで自由な日常がつづられていた。

本書の著者 チェ・キルソン氏 東亜大学教授
日記の著者 パク氏 朝鮮出身で慰安所の帳場人(経理)


日記はありのままの姿

慰安婦にかんする本はたくさんある。そしてその多くが「日本に謝れ」的なストーリー。なぜこうなるかといえば最初から「日本軍は悪いヤツ」と決めつけた人たちが書いているからだ。

それにたいして今回紹介する日記は、朝鮮うまれのパクさんが戦時中に書いた。つまり先入観がないありのままの日常を知ることができるのだ。

パクさんの日常

パクさんは朝鮮でうまれ、仕事を求めてミャンマーへやってきた。そして慰安所の帳場人(経理)を任される。また同時にビジネスを立ち上げたりと経営者の一面も併せもつ。

プライベートでは時計やクルマなど高価なものを所持し、ランチや映画を楽しむ様子がうかがえる。つまり戦場でありながら、豊かで自由な生活を送っていた。

慰安婦の日常

彼女たちはお金をもらい軍人の相手をした。休みには買い物や映画を楽しんでいる。またコンドームの着用や性病の検査がおこなわれ、女性たちへの気づかいがうかがえる。

性奴隷だったのか?

日記を読むかぎり、女性たちが「無理やり連れてこられた」「セックスを強要された」と感じる表現はない。それどころか戦場で豊かな生活を送り、なかには軍人と結婚した慰安婦までいた。

少なくとも80年以上たった今、謝罪をもとめる要素はどこにもみられない。

まとめ

▼慰安婦の生活はゆたかで自由

一般的に日本軍は悪いことをした。つまり朝鮮人への差別、虐待をしたとされる。ところが日記を読むと、これらが誤りだとわかる。

なぜなら朝鮮うまれのパクさんがビジネスを立ち上げた。また時計やクルマを持ち、娯楽を楽しむこともできた。慰安婦もおなじように、ちゃんとお金をもらい、休みには買い物や映画を楽しんでいた。

つまり豊かで自由な日常を送っていたことになる。これらは日本の軍人が豊かであり、平等な精神を宿していた証だ。

▼日記が平凡なのは

日記の内容は平凡ですこし退屈に感じた。でもそれはパクさんの生活が安定していたからで、もし強制連行や性奴隷説がほんとうなら、日記は過激で悲惨なストーリーになっていたはずだ。

それからこの日記を書いたひとが日本人なのか朝鮮人なのか区別がつかなかった。それほど朝鮮人への差別や制限がなかったことになる。

また世界情勢に精通していたパクさんは、先の大戦をアジア解放の戦いと記している。日本軍はネガティブなストーリーばかり語られる。でもパクさんが戦いの真の目的に共鳴したことにうれしくおもう。

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