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2024/05/25 お父さんの作物
我が家の庭の畑は、いつも、そばに住む義父が丹精しているが、彼は肺炎で入院してしまった。
お父さんは80歳になるが、畑をやったり、NPO法人の活動をしたり、短距離走のマスターズに出たり、活動的な人である。
もともと肺が弱く、現役時代は無理をするとすぐに肺炎を起こしていた。しかし、退職してからは、そういう事はほとんどなく過ごしていた。日に焼け、引き締まった体をして、常に何かして過ごしていた。
今回、久しぶりの肺炎で、もうさすがに年なのかなあと思った。
今はもう熱が下がって、個室で読み物をして過ごしているようだ。
畑のカブがもう大きくなっているから、採って食べて欲しいとLINEが来た。
立派なカブを収穫し、娘にクリーム煮を作ってもらったので、おいしかったですと写真とともにメッセージを送った。
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畑では、ミニトマトの苗がいつの間にか大きくなっており、覆いとしてかぶせていたプラスチックのカバーをいつの間にか押し上げていた。
義母が慌てて、カバーを外し支柱を立てた。
義母は「お父さんはふだん、脇芽とりをしていたよね」と言う。
そういえば、そんなことしていたなあ。
ネットで調べ、わき芽の芽かきをしてみた。
茎と葉の付け根の部分から出てきた新しい芽を、わき芽という。そのままにしておくと、芽が生長することに養分が使われてしまうので、一つ一つの実を大きく生長させるために、余分なわき芽を取り除くことが必要なのだそう。
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ミニトマトの隣には、葉っぱの間にひっそりと、青く艶々のトマトがなっていた。
お父さん、はやく帰って来ないかなあ。
畑のこと、お父さんに任せきりだったけれど、いろいろ教えてもらわないと。