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髪とヘアカラーリスク

私が担当させて頂いているお客様は、40代以降がボリュームゾーン。

ヘアカラーの需要と共に、20年以上カラーをしてきた世代でもある。

「白髪」という、どうしてもヘアカラーをせざるを得ない事もあり、

カラーをする周期は、白髪が気になる度合いと共に早くなる。

しかしこの世代、施術中にピリピリっとした違和感を感じたり、

カラー後にかゆかった。という方が圧倒的に増えてきたので、

アレルギーを始め、ヘアカラーを続ける事のリスクを学び始めて、

結論を先に言うと、今までと同じはダメだということに至った。

世代が上がってくるほど、肌のバリア機能も弱くなるので、

世代に合わせたヘアカラーの選択と、カラーの塗り方自体を変え、

「安全」な方法に考えも技術もシフトすることになる。

オーガニックと地肌に付けない塗り方と、お客様の白髪への意識改革。


ヘアカラーが皮膚炎をおこすという事を知る。

カラー剤に皮膚が反応するパターンは、

アレルギー性接触皮膚炎と、刺激性接触皮膚炎があり、

刺激性接触皮膚炎の場合は、体調がすぐれない時など

化学物質に反応して一時的に皮膚が赤くなったり、

かぶれたりする。

ヘアカラーを続けないほうがよいのは、アレルギー性接触皮膚炎。

カラー剤の成分の染料、アルカリ剤、過酸化水素、

防腐剤や鉱物油など、添加物などに反応してしまい、

湿疹やお顔の腫れ、場合によってはアナフィラキシー症状を発症し

重症化することも。

その中でも、アレルギーを起こす可能性がある、パラフェニレンジアミンと

いう成分が限界が来た時に反応し、様々な症状となって現れる。

綺麗に発色するカラー、白髪染めなどのカラー剤の

ほとんどにこのジアミンが、髪を染めるために必要な成分として

入っている。


ヘアカラーリスクの頭皮

・乾燥肌でシャンプーした後、頭皮がつっぱった感じがある

・細かいフケがでる

・生理前後、更年期、ホルモンバランスが乱れがち

・生活習慣のアンバランスやストレスによって頭皮環境が良くない

・体調がよくないのにカラーをした

・2週間以内に何度もカラーを繰り返した

・寝不足

40代以降は、肌の状態も変わってくるので、より細かい観察と美容師側の

判断が大事だと思う。

白髪が気になるがゆえに、地肌からべったり塗って欲しい!!

多少痛くても我慢するから!という方には、時間をかけて

アレルギーリスクのお話しをお伝えする。

髪に覆われて見えない場所ではあるけれど、ピリピリも痒みも、我慢するも

のではないと思うし、地肌にべた付けの方が施術スピードは速いけれど、

お客様の安全を考えると、美容師側も変わっていかなければいけないと思う

最後に、お客様自身の意識改革、白髪ストレスサポートもしていかなければ

ならないと思う。この先の10年後の髪の為に





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