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iPhoneにペリスコープ望遠カメラが搭載される日は来るのか?

iPhone14シリーズがAppleから発表されて1ヶ月ほどが経とうとしており、各種ネット記事やYouTube動画などは例年通り新機種のレビューで賑わっている。
私が使用しているのはiPhone12無印。2年前のモデルだ。2年に1度iPhoneを買い替えるというのはそこそこメジャーなパターンだろうし、そういう意味では私も「iPhone14に買い替える」という選択をしても悪くない時期だと言える。
しかし私は現時点では新型iPhoneへ買い替えをするつもりはない。日常使用において特にスペック不足を感じることはないし、サイズ感、デザイン、軽さなどを総合すると非常に気に入っているので、バッテリー交換をしてでも可能な限り長く使い続けたいと思っている。それくらいiPhone12は私にとって「名機」と呼ぶにふさわしい端末だ。

とはいえ、iPhone12に一切の不満や欠点がないかと言えば、そういうわけではない。
私にとって最大の不満は「望遠レンズがあればなぁ……」ということだ(iPhone12購入の際にも、望遠レンズがあるProモデルとどちらにするか悩んだような気がする)。
望遠レンズで写真を撮るシーンなんて限られているので必要ないという意見があるのは承知しているし、確かにそうだろうと思う。ではなぜ望遠レンズがほしいのか?理由は「子どもの幼稚園行事の写真や動画を少しでも綺麗にiPhoneで撮影したいから」これに尽きる。
日頃の撮影であれば、自分自身が被写体に近寄って撮影すれば望遠レンズがなくとも満足する写真・動画を撮れることは多い。だが、こと幼稚園行事となるとそうはいかない。運動会で踊ってる我が子を近くで撮影するためにiPhoneを構えた親がグラウンド内に侵入したら間違いなく不審者だし先生に止められるし、そうなれば当然行事はぶち壊し。なので、指定された場所から撮影しなければならない。ここで威力を発揮するのが望遠レンズ。これがあれば、もちろん一眼・ミラーレスカメラやビデオカメラ等には及ばないにしても、ある程度鮮明に我が子の姿をカメラに収めることができるわけだ。一生に一度しかない大事な晴れ舞台だからこそ、あまりにガビガビの画質だと可哀想だと思うのだ。

なので、この不満点を解消するための買い替え検討先は必然「Proモデル」となる。しかしここで考えたいのが「ただでさえ円安の影響などで高価になっているiPhoneの、さらに高価なProモデル。買ったら何年使うの?長く使わないと勿体ないよね?」ということ。
Apple公式サイトによると、iPhone14Proは最安の128GBでも15万円弱。私はProにするなら512GBモデルが欲しいと思っており、その場合の購入額は怒涛の20万円弱となる。その分将来的にリセールバリューがあると言ってしまえばそうなのかもしれないが、しかしやはり高い。できることならば端末は手元に残して置いておきたい派(万一の故障時などにsimを入れ替えて代わりの端末として活用することを想定)なのもあって、高価なものを買うからには長く使いたいと考えてしまう。

となると、「子どもの行事を撮影するのにiPhone14Proモデルに搭載されている3倍望遠レンズで本当に十分か?」という問題が浮上する。幼稚園の運動会レベルなら正直3倍でも十分実用に耐えうると思う。だが、iPhoneを長年使い続けるということは、その間に子どもは成長し幼稚園から小学校に上がるということになる。そうすると、幼稚園のグラウンドの何倍も広い小学校のグラウンドで行われる運動会の撮影で、3倍望遠のiPhoneは戦えるのだろうか……という不安が生じる。グラウンドの対角線上に子どもがいるなどのシチュエーションになってしまった場合はまずまともな写真・動画は撮れないだろう。

そこでiPhoneに期待したいのが、ペリスコープ望遠レンズの搭載だ。

画像はASCII記事より拝借(https://ascii.jp/elem/000/004/037/4037709/)

技術的なことにあまり詳しくないが、外から取り込んだ光を端末内で反射させることでセンサーまでの距離を稼ぎ高倍率望遠を可能にするという技術のよう。AndroidだとGALAXYなど幾つかの機種では既に実用化されているようだ。これをiPhoneも採用してくれないものかと期待している。

前々から新型iPhoneのリーク情報や噂話などで「次期iPhoneにはペリスコープレンズ搭載」などと話題にあがることはあったようだが、iPhone14シリーズにおいてもそのようなことは起こらなかった(そもそもこの手の情報は願望込みの内容だろうから、あまり真に受けない方がいいと思っているが……)。

ペリスコープレンズがiPhoneに搭載され、例えば5倍とか10倍の撮影が画質劣化せず行えるようになったとしたら、現状iPhone12に対して抱える不満点を解消した上で長く使い続けられる端末と判断できるだろうと個人的に思っているし、そこが自分にとっての端末の買い替え時だろうと感じている。
とはいえ、「ペリスコープ搭載を夢見てずーっとiPhone12のまま過ごし、数年後に結局3倍望遠が精々のまま進化してない最新iPhoneに買い替えることになった……」なんてことになってしまっては、その数年間は単なる機会損失に他ならないわけで。そういう意味では、どこまでペリスコープに期待して待つか、どこで見切りをつけるかの見極めタイミングが大事なのだろう。

あと、ここまで長々と書いてきてこんなことを言ってしまうと本末転倒なのだが、なにもiPhoneのカメラにこだわらず、運動会などの行事用と割り切って望遠機能がしっかりあり初心者でも扱いやすいハンディカムを導入してしまうというのも賢い解決法だろうと思う。
(とはいえできればiPhone1台で完結させたいという気持ちが強いので、結局はペリスコープの搭載を期待してしまうのだが……)

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