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アメリカでハリケーンに被災してました。

実は、アメリカに来てからすでに2度被災しています。
1度目は5月のトルネード。
2度目は先週のハリケーン。

どちらも停電・断水しましたが、
5月のトルネードのときは1日で復活しました。
それが今回のハリケーンでは丸5日間停電(最初の3日は断水も)。
日本ではこの程度の台風では停電も断水もしない。
アメリカのインフラは弱いね…。
誰かが「まるで大いなる発展途上国」と表現していて、言い得て妙と思いました。

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今回の停電について。
夜、日が落ちて真っ暗のなか過ごすのは、
(私は夫や犬がいたのでまあ大丈夫でしたが、)
人によっては発狂ものだなと思いました。

暗闇よりもなによりも、暑さがつらかったです。
この季節のテキサスは最高気温35度超え。
夜も25度はあるので、エアコンの効かない部屋にいると額や背中から汗が出てきます。
犬もハアハアとパンティングしていて可哀想でした。

アパートは一面真っ暗。
昼間の廊下。一寸先が闇すぎる

奇跡的に家から少し離れたエリアのH-E-Bが通常営業していた!
停電エリアのお客さんが押し寄せていたようで、入り口で多少の入場制限をしていたけれど、
無事に水や軽食、キャンドル、スモールライトを購入できました。

こんなとき日本なら買い占めが起こるところだけど、何故か全くなかった。
若者がビールと氷を買って、駐車場でクーラーボックスに入れて飲む準備をしていたのがちょっと面白かった😂
笑わせてくれてありがとう、見知らぬ若者よ。

おしゃれなキャンドルをガチの蝋燭として使う

キャンドルを灯すと暑いので、一晩だけ使って
あとは小さなライトで頑張りました。

停電断水が3日くらい続いたところで、
会社の厚意でホテルに泊まらせてもらえたので、そこからはどうにか電気も水もある涼しい場所で過ごすことができました。
助かったー。

エリア全体がこんな状態だったので、
ホテルも停電して営業していなかったり、
営業していても予約で埋まっていたりして、連泊で予約するのが難しく、毎日違うホテルを転々としました。

(宿泊費用は会社が出してくれるけれど、予約は自分たちでやる必要があったので、予約がとれるか戦々恐々としました。)

電気がいつ戻るかわからないので、
毎日ホテルをチェックアウトしてから一度家に戻り(暑い)、電気の状況と電力会社の停電マップを確認して、
昼過ぎまでに電気が戻らなければ次のホテルを探して…の繰り返し。

しかも犬連れOKのペットフレンドリーホテルを探す必要があったので、さらに選択肢が絞られてしまう。
毎日、部屋を確保できたときは本当にホッとしました。

そんな生活をして5日か6日経ったところで、
アパートメントの管理オフィスから電気が回復したと連絡が。

で、でんきー!!!!!!!!!!やっと!!!!
心なら待っていたよあなたを😭✨✨✨✨✨✨✨
これほどまでに嬉しかったのはいつぶり???😭😭😭

いつ回復するかわからない電気、
電力会社からも正式な説明はない、
明日安全に眠れる場所が確保できる保証もない。
そんな不安から解放されて、家に帰れた時は心底嬉しかった…。
美味しいご飯よりおしゃれな服よりアクセサリーより、電気が欲しいと神様にお願いする日々ともやっとさよなら。

周りの人に聞くと、この規模の停電は滅多にないそうで。
もう2度と起こらないことを祈るのみです🥹

ちなみにこんなに大変だったけど、
私にとっては今回はまだマシで、
5月のトルネードのときのほうがしんどかったかも。

そのときは夫が出張で不在だったので、ひとりでホテルに避難しました。
アメリカに来たばかりの時だったので頼れる人もいなく、めちゃくちゃ不安で怖かった。、

とりあえず2度とも無事でよかった。
いぬも無事です。ホテルでもいい子にしてました☺️

ハリケーン後の街中はこんな感じ。
信号機は当たり前に機能してない、
木は折れてるor根こそぎ倒れてる、
電線(木)も折れてる、
道は水浸し。

木は人工的に植林されてるからなのか、
ちゃんと植わっていない(根を張っていない)から根こそぎ倒れるのだろうな、と思います。

まだまだ続くハリケーンシーズン、無事に乗り切れるといいな…!
天災はどうにもならないけれど、できる限り備えだけはしておきます🥹

みなさまも、どうぞご安全にお過ごしください。

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