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常識に捉われずに生きる勇気

私たちの当たり前は子どもにとっての当たり前ではない


親の行動力、フットワークの軽さが子どもの経験値、視野を広げてくれる…
そんなテーマで先日記事を書きました。

どうしても子どもが小さいうちは、親の見ている世界、行動している世界が子どもたちにとっての世界になるので、

親の視野が広ければ広いほど、

「こんな考え方もあるんだ!」
「こんな世界もあるんだ!」
「こんな自分でも良いんだ!」…

こんな気付きに子どもたちが出会える機会が格段に増えます。

私は、まずはこのことを親が意識することがとても重要だと思っています。

私たちにとっての常識は、
必ずしも子どもたちにとっての常識とは限らない。
私たちの子ども時代に当たり前だったことは、
今を生きる子どもたちの時代にはあり得ないことかもしれない。

だから、私たち親の当たり前だと思うことや、
社会的に(なんとなく風潮として)当たり前となっていることを、
子どもに当たり前に守るものとして伝え、
それに従って生きることを強制するのは避けたいものです。

みんなと同じであることを良しとする価値観

日本で生きていると、
みんなと同じであること、当たり前を守ること、を良しとする価値観の圧力が強いので、

•周りと合わせられること
•人と違う行動をしないこと
•素直で従順なこと

…こんな行動を取れる子どもが、「良い子ね。」と評価されがちです。

でも殆どの場合、この当たり前に絶対性はありません。

時代や場所、組織、人によって、それは常識にも非常識にもなり得ることということを私たち親が理解し、子どもにも伝えてあげることがとても大切です。

ではどう伝えるのか?

たくさん方法はあると思います。

それは親との会話であったり、読書であったり、年齢や国籍、立場を問わない、様々な人とのコミュニケーションであったり…

とにかく、子どもに様々な意見、考え方を伝えてあげる、多様な経験をさせてあげることが、重要だと思うのです。

親の勇気は子どもの勇気

子どもの経験に多様性を持たせると一言で言うと簡単に聞こえますが、
それには親の覚悟や勇気も必要です。

例として、

  • 子どもがみんなと違う道を進んでみることを快く送り出せるか(例えば我が家の場合ですと、子どもをインターナショナルスクールの小学校に通わせることにしましたが、これはつまり日本の義務教育を放棄することにも繋がるので、そのことに対する覚悟、など)

  • ある行動を選択するときに、子どもが親と全く反対の考え方を持っていた時に、子どもの考え方に従いチャレンジさせる勇気が親にあるか(例えば、子どもが夏休みに飛行機で行くような遠方のサマーキャンプに参加したいと言っているが、親はもう少し大きくなってから行くべきと思っていた、など。)

などのケースがあると思います。

でも逆に言えば、
親の覚悟や勇気があればあるほど、
子どもは「こうじゃなきゃいけない」という考えに縛られず、
「みんなは〇〇だけど、僕は●●したい(こうすべき)と思っているから●●にする」という選択を子どもが出来るようになっていくと思うのです。

親の勇気は、
子どもの勇気。

世界はこんなに広く、多様性に富んでるんだ!ということを子どもたちに伝えてあげたいですね。

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