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自己表現が苦手なWeb編集者

わたしは、Web編集者として働いている。

就職したころは日々の締め切りに追われて苦しかったが、だんだん慣れてきて編集者の仕事が好きになってきたところだ。

編集の仕事はとても楽しいし充実しているけれど、編集者になってから怖くなったことがひとつある。

それは、文章で自分を表現すること。

日々、たくさんのライターさんの文章を読んでいると、どんどん細かいことが気になってしまう…。

例えば、「語尾の重複」「のでため」「冗長表現」などの基本的な文章を書くうえでのルール。ほかにも、「この内容にはエビデンスがあるのか?」「これは一部の人を傷つける言葉ではないか」など…。

しかも、この現象は仕事外でも敏感に発生する。
わたし自身のひとつの意見であり、攻撃的な言葉を使っていなかったとしても気になるようになってしまったのだ。

最も怖いのは「編集者なのにヘタな文章を書く人」と思われるんじゃないかという恐怖。わたしは自分の書く文章にすっかり自信をなくしてしまった…。

とにかく、今のわたしにとって文章を書くことは、とてつもなくハードルが高い。

そんなとき、ライターに特化したキャリアコンサルタントを受けた。

わたしの想いを伝えるとキャリコンのはみさんは「文章を読みすぎて文章を書くことが怖くなっているディレクターや編集者はたくさんいると思う。怖いのであれば、それをむしろ強みにしてみればいいんじゃないかな?」とアドバイスをくれた。

その言葉を聞いた瞬間、「あぁ、そうだよな…。みんな表現することは怖いんだよな」と納得して、何かが吹っ切れた。

背中を押された気分になって、怖いけれどやっぱりわたしはライティングがしたい!と心から感じたのだ。

そして、やっと文章を書こうという気持ちが芽生えた。

少しライティングから遠のいていたけれど、「自己表現ができるようになりたいWeb編集者」として、少しずつ文章を書いていこうと思う。

背中を押してくれたはみさんありがとう。

やると決めたからには、怖がらずに自己表現をできるように自分を鍛えていきたいと思う。

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