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子ども夢探しチャレンジ「プログラミング体験」in LAC津山

新しい働き方LAB研究員生としてLAC(Living Anywhere Commons)の指定企画に参加。そして初めてのLAC拠点として、岡山県にある津山へ8月4日から3日間行ってきました。


LAC拠点を利用しながら、現地で体験したことが子どもの夢ややりたい事につながるのか?私自身もライターとして実力アップするのか?という実験内容で活動しています。

▼LAC指定企画の実験計画書

主婦をしながらずっと憧れだったワーケーション。ただその場所を訪れるだけでなく、自分ができるなにかしらの付加価値を現地で共有することも目標にしています。


駅近でアクセス便利なLAC津山は親子ワーケーションにもおすすめ

岡山県の北部、津山市までは、私が住む愛知県から新幹線と、岡山駅からのワンマン電車に乗り継ぎ約4時間で到着。


津山駅からは徒歩10分、途中昭和漂うアーケード街を通り抜けるとLAC津山の施設「INN-SECT」があります。


INN-SECTは、地元ベンチャー企業のレプタイル社が運営。1階部分はイベントもできるカフェスペースとミーティングルーム、2階部分がゲストハウス、そして3階部分がワークスペースという一棟施設です。


津山信用金庫だった建物を活用し、内装だけリノベーションしているため、1階のカフェスペース奥にあるミーティングルーム入り口には、もと金庫室だったことを彷彿とさせるいかにも頑丈そうな鉄の扉が目に入ります。


・今回初めてLAC拠点を利用するのにあたり、なぜ津山を選んだのか?
それには2つの理由があります。

一つ目が、子ども連れで移動するためアクセス便利なこと。そしてもう一つが、岡山県でクリエイターとして活動している友人を応援したい!という思いからです。
そして友人と共同で、LAC津山で子ども向けのイベント開催が実現できました!!

▼イベントの様子についてはこちらの記事にまとめています♪友人の紹介もしておりますのでぜひご覧ください。


伝える力が身に付く「TTTこどもプログラミング教室」

現地で体験したことが、子どもの夢ややりたいことが見つかるのか?という実験内容に沿って、今回は地元密着のプログラミング教室「TTTこどもプログラミング教室」でプログラミング体験をすることに。

またご紹介いただいたレプタイルの社員であり、LAC津山のコミュニティマネジャーでもある武川さんのおかげで、教室運営についてもスタッフの方からお話しを伺うことができました。

※「Tiny Tech Turtles(小さな亀たち)こどもプログラミング教室」は、INN-SECTと同じくレプタイル社が運営。

津山の城下町の中心地、もともと税務署として使われていた建物を、内装だけリノベーションしたというレプタイルの本社は、外観からはIT企業だとはわからない佇まい。

入り口を入って右側が職場、左側が2階のプログラミング教室へと別れています。社員と子ども達が同じ出入り口を利用していて、会社としてだけでなくコミュニティのような場所です。

▼入り口には社員たちのスナップ写真が。みなさんいきいきした表情をされていて、楽しくお仕事されている様子が伝わります。

▼プログラミング教室のある2階へと続く階段側には、フクロウとリクガメがお出迎え。子ども達に大人気でした。



【 TTTこどもプログラミング教室 】
北岡山最大のパソコン教室。津山校と岡山校で年長から中学生までの子ども達にプログラミング教室を開催。
『子ども達のこうしたい!という自主性を尊重した教え方で、「考える・創る・伝える」力をプログラミングを通して楽しみながら身につけられる教室として人気』

年長~中学3年生を対象にレベル別、コース別にクラス分け
①キッズプログラミング(年長~中学生)
②クリエイティブキッズ(小学4年生~中学生)
③ロボットプログラミング(小学生~中学生)


今回子どもに体験として用意いただいたのは②のクリエイティブキッズコースです。
このコースではビスケット、スクラッチ、スプリンギンというプログラミングアプリを使用。(ビスケット<スクラッチ<スプリンギンと徐々に難易度が増す)
今回は初心者におすすめなビスケットというアプリを使って、金魚すくいゲームに挑戦しました!

教えてくださるのは、元小学校の担任だったという藤原先生。ご自身も二人のお子さんがいらっしゃるとのことで、初対面で緊張しがちな私の子どももあっという間に打ち解けられるほど親しみやすい先生です。

プログラミングを設計していくのにあたり、まず必要な工程は「考える」こと。金魚すくいにはなにがいるのかをイメージするところから始めます。

そして「金魚、ポイ、袋」とイメージした材料をデザイン。すべて画面に指でなぞるだけなので幼児でも簡単にできます。

次にメガネと呼ばれる場所に、金魚すくいゲームのプログラミングを設計する「創る」という工程へ進みます。
左〇に動かす対象となる材料を、右〇に動作指示となる材料を置いていきます。例えば赤金魚を動かすには、左〇に赤金魚を置いて右〇に赤金魚をずらして置きます。

私の子どもは以前スクラッチというブロックプログラミングの体験はありますが、こちらのビスケットというアプリは、動作方法さえ覚えてしまえば子どもだけでどんどん作り進み続けることができるので、プログラミング初心者におすすめです。

▼子どもが作った金魚すくいゲーム

そして、教室がもっとも大切にしている、プログラミングを通して「伝える」力を身につけること。

今回は残念ながら機会がありませんでしたが、以前に自分の身の回りにある問題を解決するプログラミングを設計したものを披露したり、定期的に津山校と岡山校の共同で舞台発表会を行ったりしているそう。

「子ども達のやりたいという気持ちを優先しています。小学3年生までは大人が想像しないことを考える子もいるので面白い。どんどん自由にやらせてあげたいんです。学校環境に上手く馴染めない子も、教室では楽しそうにしていて、プログラミング技術は模範になるぐらいのレベルの子も。今後はそのような子ども達の居場所となるような教室としてありたいですね」
と、藤原さんが想いを語って下さいました。

▼まるで木造校舎の学校のような教室。夏休みに訪れた田舎のおじいちゃん家に遊びに来たみたい。子ども達はここで伸び伸びと自分の発想と表現力を磨いている。

また岡山県では、プログラミング教育の導入を率先した取り組みがあり、県内のITリテラシーをここTTT(レプタイル社として)から発信していくことも指針とされているのだとか。

現にTTTでは、アルバイトとして地元の工業専門学校生が子ども達にプログラミングを教えていて、高校生たちは憧れの先生として子ども達に親しまれており、なかには津山工専を目指したいという子ども達もいるようです。

TTTこどもプログラミング教室は、これまでに地元企業とのコラボイベントも開催や、今後は保育園とのコラボ予定があるなど、地元に根差した未来社会に活躍できる子ども達を育成するプログラミング教室といっていいでしょう。

今回の体験で、私自身も子どもの「個性」を活かし、いかに磨くことができるか、年齢やカリキュラム内容に重視するのではなく、子どもの主体性や自主性を優先できるプログラミング教室選びが大切だと思いました。

子どもの体験記

夢チャレンジっ子同様、LAC拠点での体験記を子どもにも書いてもらうことにしています。
自分があの日どこに行ったのか、そこで何をしたのかを記録しておくことで、体験したことを記憶に残してもらうことと後から思い返してもらうことを目的にしています。(子どもは面倒がっているためかなり雑になっていますけど…)

▲自分がデザインしたものが実際に動くプログラミングは楽しかったみたい

▲金魚すくいゲームをどのようにプログラミングしたかのまとめ

初LAC津山拠点を訪れて。ここはまた戻りたい場所。

普段の生活から離れ、新しい出合いやワクワクするイベントの開催など、今回の体験ではいろんなことに感化させられました。
イベントの様子をレポートにしたり、現地の企業に取材させていただいたりと、仕事も新鮮な気持ちでできました。

今回はあまり自由な時間がありませんでしたが、LAC津山周辺には飲食店や観光名所である津山城など、全て徒歩圏内でなんでも揃って観光にも仕事にもとても便利な場所です。

まち全体も少し懐かしい雰囲気に包まれているのと、建物に入ってみないとわからない新しさもあり、次回はゆっくりと観光で訪れてみたいです。
子どもも美味しくて安い!と津山を気に入ったようです。(彼女の場合はほとんど食にフォーカスしています(笑))


今回を機に、今後もコロナの様子を見つつLAC拠点を訪れながら子ども向けのイベントを開催していきたいですね。

▼クリエイターの友人夫婦と