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TOEIC940点取得者が求める次の英語スキルとは?

「いや〜、これはものすごく、ものすごく
 ハードな音読トレーニングですね〜」

「でも、毎日取り組みます!」


そう言ってAさんは

転職前の休暇を利用し
今までやったことのない

「英語の音の習得」

をスタートした。



Aさんの初回カウンセリング前
事前アンケートの回答を見て
私は驚いた。


TOEIC940 !?


そんな英語上級者が
一体何に困って
私のカウンセリングに来るの?

少し気持ちはざわついていた。


私は今までTOEICを受けたことがなく
むしろ
TOEICや英検の勉強が嫌いだった。


私には必要ないと思い
実践で
ビジネス英会話と通常英会話のスキルを
身につけてきた。


それで十分ビジネスで成果を上げ
会社に貢献できたし

今ではその経験を存分に活かし
英語コーチとして
価値提供をしている。


でもそれは私の話であって
世間一般にはTOEICや英検のスコアで
英語力を測られることが多い。


Aさんのカウンセリング当日

私はいつもより少し緊張しながら
Zoomを開いた。


Aさんが現れ。。。

第一印象は、頭が良さそう
ザ・ビジネスマン的な雰囲気

そして、穏やかな表情。


カウンセリングを進めながら
傾聴していく中で

ついに、私が聞きたかった
TOEIC940点の話にたどり着いた。



「Aさん、
 TOEIC940点を持っていらっしゃるのに
 何に困っているのですか?」


「TOEICはゲームみたいな感覚で受けました。
 940持ってたって、喋れないし
 リスニングは全然追いつきません。」


「転職までに絶対、リスニング力をあげたいんです。」


転職前の会社では
英語の会議をファシリテートするような
立場にいたAさん。

毎回、冷や汗をかきながらの状態で
とにかく相手の言っていることが聞き取れず

困っていたとのこと。


これから転職する会社では
ネイティブを相手に
英語の会議や取り引きをしていく
ポジションにつく。


あと3ヶ月で
何としてでもリスニング力を上げたい
と、意気込んでいた。


Aさんのように
TOEIC高得点を取得していても
実際の英会話のシーンで
リスニングの壁に突き当たる人は
本当に多い。


次回の投稿では
この「リスニング力」を上げるために
Aさんが取り組んだ
音読トレーニングについて
書いてみたい。

TOEIC高得点取得者のAさんに欠けている
たった一つのピース。


「英語の音」とは
いったい何なのか?


〜次回へつづく〜

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