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【トランペット】結局のところ、正しいアンブシュアってなんなのよ!

こんばんは。トランペット奏者のLilyです。

「アンブシュア悪いね、変えたほうがいいよ」

そんな風に言われたことがある方、いらっしゃいませんか?

私自身、小学生でトランペットを初めて、無理やり高音を出そうと自己流で吹いていた期間が長かったものですから、レッスンを受け初めに行った時には、それはもうユニークなアンブシュアになっていました。

そこからアンブシュアを変えて、年単位で試行錯誤した私なので、この記事を最初のワンポイントレッスンにさせていただきました。

さて、「正しいアンブシュア」って実際どんなアンブシュアなんでしょう。

正解は……ありません!!!

記事を読んでいただきありがとうございました!!



…嘘です。笑

ですが、正解がないというのは本当です。

「正しいアンブシュア」というものはありませんが、人それぞれ、トランペット奏者の数だけ、

「自分にとって正しいアンブシュア」は存在します。

パット見たときに、とてもきれいなアンブシュアをしていても、いまいちうまくいっていない奏者もいれば、角度も曲がっていてものすごい見た目だけど、とても上手な奏者もいらっしゃるのです。

では自分にとって正しいアンブシュアを見つけるにはどうしたら良いのでしょう。

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①歯並びを見てみよう

歯並びはとても大きな影響があると私は考えています。マウスピースはもちろん口に当てて吹きますが、その角度は歯の向きによって安定する場所を見つけることが重要です。

まっすぐな前歯をしている方はそのまままっすぐ当てればよいと思いますし、出っ歯さんの場合には少し楽器が上を向くかもしれません。

歯がつまっていて前歯が横を向いている方は、どちらか左右に寄るでしょう。

一度口ではなく、歯にマウスピースを当ててみてください。一番安定する場所が、あなたにとってベストな角度です。

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②正解はないけど、理想の位置はあります

上唇と下唇の割合は、上:下=2:1が理想的、とされることが多いです。

少し下に下がったとしても、半分半分までが望ましいです。

冒頭で私はユニークなアンブシュアをしていたと話しましたが、この位置が本当に面白いことになっていました。

マウスピースの位置がとっても低く、上唇はぎりぎりマウスピースに触れているくらいでした。

マウスピースが下がってしまうと、その場は高い音も出しやすいですし、「意外といいのでは?」と思ってしまうのですが、実際に出ている音は薄っぺらく、なおかつ粘膜への負担が大きいので、ばてるのも非常に速いのです。

正直に言います。

いいことなにもありませんでした。

この位置を、高校生のときに1年間かけて正しい位置まで直したわけです。

鏡を見ながら、割合を確認してみてください。

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③粘膜で吹いていない?

前の項目でも少し触れましたが、粘膜で吹いてしまうとばても早いし、いい音は絶対にでません。ですが、意外と粘膜奏法の方は多いです。

そんな方はきっと、吹き始めはうまくいくのにずっと吹きっぱなしだとばててしまう。ソロ曲が最後まで吹ききれない。というケースが多いと思います。

実際に吹いている口元を確認してみましょう。

構えている時と、実際に吹いているときのイメージがずれていることはよくあります。

私自身粘膜で吹いている自覚は全くありませんでしたが、ある日指摘されて鏡を見てみたら、見事に唇が一部ひっくり返っていて、粘膜で吹いていました…

自分当てはまるかも、と思った方は、軽く口を閉じたそのままの状態でバジングをする練習から始めましょう。

きれいな形で、しっかりとバジングがなるようになったらマウスピースを当てて、同じように音を出せるように何度も繰り返し確認をしましょう。

とにかく鏡の中の自分と向き合い続けてください。

吹いているときの自分の顔って、びっくりするくらいブスですよね。

私だけかな。

いえ、顔ではなく口だけ見ていただければ大丈夫ですので、口との対話を十分に行ってください。

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④実際にアンブシュアを変えようとしている方、変えている方へ

今までできたことが出来ない、とてももどかしくてつらいですよね。

私も楽器を吹くのが楽しくない、つらい、と思っていた期間がありました。

ですが、アンブシュアを変える際に一番大切なことは「とにかく焦らない」ことです。

無理に高い音を出そうとする必要はありません。

むしろ、それをしようとすると口を壊して二度とまともに吹くことが出来なくなることもあります。

楽器の演奏は顔の筋肉をかなり使います。

アンブシュアを変えるということは、使う筋肉も若干変わるということ。そこでトレーニングをしていなかった新しい筋肉を酷使してしまうと、筋肉が激しく損傷してしまうのです。

実際、アンブシュアを変えているときにどうしても試験や本番のために無理やり楽器を吹いて、結局元の演奏状態に戻れなかった人を何人もしっています。

絶対に焦らず、正しいアンブシュアでいい音が出ている自分をほめてあげてください。

そして少しずついい音で吹くことのできる音域を広げていきます。

上の音域で広がった分、下の音域も同じだけ鳴らして練習すると、バランスをとることもでき、高い音の時だけアンブシュアを変えて音を出してしまうようなダブルアンブシュアも防げます。

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一番伝えたいことは「こんなアンブシュアにしなければ!」という固定概念に縛られてほしくない、ということです。

アンブシュアに正解はありません。

あなたの歯の角度や唇の厚さなどに、一番あったアンブシュアを時間をかけて探していきましょう!


長い記事になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

またお会いしましょう♪


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