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私のコーチングの学びの旅

先日のコアクティブ・コーチングの学びの中で、
私のコーチングの学びの旅について語る機会がありました。
真面目に物語を作ってみたので、少し誇張気味かもしれないけど、ここに残しておきたいと思います。

「私が見えない呪縛から解き放たれた物語」

2020年2月
私は希望と幸せに満ち溢れていた。
色々あったけど、ようやく出会えた我が娘。
毎日夫や家族が面会に来てくれて、日々変化していく娘を全力で受け入れてくれた。

2020年3月
1カ月検診で病院に行った時は環境が一変していた。あんなに笑顔だった顔にはマスク、会話も滞在時間も最低限、付き添いは1人。

2020年4月
第一回目の緊急事態宣言が首都圏に発表される。
あの、見えないウィルスとの戦いが始まった。お店は全て閉められ、行けるスーパーの買い物も人数制限。ようやく外に出られるようになった我が子とも、マンション界隈やベランダで日光浴する日々。。。お洋服もおもちゃも買ってあげられない。。。

2020年8月
産後初めて友人に会った。
翌日、友人の1人がコロナ陽性との連絡。
私たちも濃厚接触者となり、0歳児に何かあったら、と外へ出かけてしまった自分を責めた。毎朝、もう1人の濃厚接触者となった友人と無事を確認し合い、見えないウィルスに怯える日々。

それから、徐々に行動制限の緩和が発表されていくものの、一度経験した恐怖や後悔の念が、子連れの私を外へ出かけることに対して臆病にさせた。
子育て支援センターや子供関連のイベントは何もやっていなかったし、今振り返ると孤独な育児生活だったのかもしれない。
でも、初めての育児だったし、こんなものかもと思っていた。

それでも、在宅機会が多くなっていた夫や、実家の手厚いサポートを受けることができ、長女は普段以上に皆からたくさんの愛をもらい、すくすくと大きくなってくれたのではないかと前向きに考えていた。社会の情勢とは無関係に進む娘の成長が一番の喜びだった。

2022年8月
マスクをしながらの次女出産、面会はもちろんなし。
それでも、長女の時とは社会情勢も変わりつつあり、退院後は友人に会ったり、お出かけも楽しめるようになっていて、気持ちの余裕が出てきた。

2023年秋
家族会議の末、復職を延長することになった。
周りの友人たちが次のステップに踏み出している姿を目の当たりにして、私も母としてだけ生活する日々に不安を隠せなくなった。
母として、奮闘し続ける毎日はとても心地よく、刺激的だった。でも、、、この子達もいつかは大きくなって、私の元を巣立ち、それぞれの人生を生きていくだろう。私は、どんな人生をこの先歩んでいきたいのだろうか。。。

2024年1月
コアクティブコーチングとの出会い。
私は、母とか会社員とかそういうことではなく、私として、自分らしく生きたい!!最初の学びのなかで私自身から出た言葉だった。
そうだ、私はもっと自由で、未知のことに対して好奇心旺盛で、そんな自分のことがもっと好きだったんじゃないか。
それからの5カ月。自分と向き合う時間を意識的にもち、家族の力を借りながら小さく、小さく、チャレンジを重ねた。
時には自分の無力さに絶望し、学びの部屋の中で溢れる涙を堪えることができなくなった。母として強くあらばならない、そんな無意識があったのかもしれない。蓋をしていた私の感情は、仲間たちの言葉に温かく包まれ、混ざりっ気のない純粋な願いに包まれた時、いとも簡単に露わにされた。
学びの途中で出会った仲間は、どんな私でも受け入れてくれた。そして、一度しかない人生を全員が全力で生きようとしていて、そんな姿が私には輝いてみえた。そして仲間の力強さに私はいつも励まされ、凝り固まっていた筋肉はどんどん解放に向かっていった。

20××年4月
そんな仲間を通じて新たな自分にたくさん出会い、豊かになった私は、大切な仲間とともに、今、刺激的な毎日を過ごしている。
朝起きて、大急ぎで朝ごはんを作り、2人の娘をやっとのことでそれぞれ送り出し、ここからは仕事の時間。復職の時にしっかり上司と話し、今は週に数回在宅と出社を調整しながらマイペースに仕事をさせてもらっている。私の希望を理解し、受け入れてくれた職場に感謝だ。また、育休中に始めた地域での活動も軌道に乗り、私と同じく出産を経て自分のキャリアに悩んだり、環境の変化に戸惑っている人たちのより良い人生について、一緒に探究し、一歩踏み出す手助けを微力ながらさせてもらっている。

娘達と一緒にいられる時間は昔と比べると短くなったかもしれない。それでも、あの時、「人はもともと創造力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である」という礎に触れた時、我が娘には間違いなくそれを信じることができると強く思った。娘をもっと信じて私もやりたいことをやってみよう。その意識の変化が私をここまで導いてくれた。
これからも、家族の幸せを一番に願っている。そして、今の自信に満ちた私の姿が、成長したなった娘達の力にもなることを信じてやまない。


※最後は空想の話

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