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【適応障害→うつ】自立支援医療を申請してみた話


少し間が開きましたが、ぼちぼち生活しています。lilyです。

現在私は1年半ほど前から適応障害からのうつで心療内科に通院しており、
2ヶ月ほど前から自立支援医療制度を利用しています。
精神障害者保健福祉手帳に関しては取得していません。

本日は実際に自立支援医療を申請してみた流れと、
利用してみた感想をお話ししていきたいと思います。


自立支援医療制度とは


さて、まずは自立支援医療を「なんとなく聞いたことはあるけど...」という方のために簡単に概要を引用しておきますね。

自立支援医療制度は、心身の障害を除去・軽減するための医療について、医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度です。

自立支援医療制度の概要
厚生労働省HP

簡単に言うと、医療費の負担額が軽減される制度ということですね。
収入によって例外もあるようですが、私の場合は3割負担から1割負担になりました。
ちなみに、申請した病院でのみ適用となるため、今通っている心療内科以外での病院を受診した場合は通常通りの3割負担となります。

自立支援を知ったきっかけ

調べてみたところ、自立支援医療の申請に関しては初診日からの期間の制限がありません。(初診日は1割負担の対象外。)
精神障害者保健福祉手帳などは初診から6ヶ月以上の経過が必要なので、ここは違いですね。

私の場合は心療内科からではなく、自分でネットで検索するうちに自立支援医療制度の存在を知りました。
初診から半年ほど経った頃に自分から「自立支援医療制度の利用ってできますか?」と申し出ました。
しかし、その際には先生から「月に1回以上でこれから先長く通院する必要がありそうだったら申請してもいいと思うけど、申請用の診断書の料金もかかるからね〜」と言われ、たまたまそのタイミングで少し体調が良かったことや、自立支援医療制度を申請することのハードルが自分の中で高く感じてしまっていたため、一旦申請を見送ることにしました。

申請のきっかけ

今思えば早めに申請しておけば良かったと思うのですが、それからまた半年経った頃、初診から約1年後に実際に申請することになります。
理由としては、まだしばらく(少なくとも半年〜1年以上)は通うことになりそうだと思ったことや、金銭的な負担が軽減されること、実はそんなに難しい手続きではないと分かったことなどがありました。
精神障害者保健福祉手帳などもそうなのですが、なんとなく申請することへの物々しさや、自分が支援が必要な枠にカテゴライズされてしまうことへの抵抗感が申請が遅くなった原因かなと思います。

申請の流れ

簡単にではありますし、病院によって違う箇所もあるかもしれませんが、
私の場合の申請の流れを参考までに残しておきます。

主治医の診断書の取得

まずは主治医の診断書の取得です。
これは主治医に「自立支援医療を利用したいので診断書をお願いしたいのですが」と申し出れば詳しくお話しして下さるのではと思います。
診断書発行には保険適用外の料金がかかります。私の場合は5000円前後でしたが、医療機関により異なりますのでご確認ください。

こちらも病院によって異なると思いますが、私の場合は申し出た当日に、診断書作成用の同意書やカウンセリングシートを記入した後、シートについてのヒアリングをしていただき、一旦帰宅しました。
作成までに2週間ほど時間がかかりました。

診断書を受け取り次第、市町村の窓口へ申請

私の場合は区役所の保険福祉課で申請しました。
診断書と健康保険証とマイナンバーカードを持っていった記憶ですが、
事前に役所へ電話して持ち物を確認してから申請に出向くのが確実だと思います。
総合窓口で「自立支援医療の申請をしたいのですが」と言うと、窓口を案内してもらえますので、後は職員さんに説明された書類に記入を進めていけば大丈夫でした。

申請後の審査期間

私は受給者証が届くまで約1ヶ月半ほどかかりました。
申請時に申請書の控えがもらえるので、証書が届くまでに医療機関を受診する場合には申請中である旨伝えてくださいと言われました。

受給者証が届いた後の対応

医療機関によって取り扱いが変わるかと思いますが、私の場合は実際に受給者証が届くまでは3割負担で、受給者証が届いた後に2割返金という対応でした。
そのため領収書は必ず取っておき、受給者証と領収書を持って医療機関に「受給者証が届いたので、返金の対応をお願いします」と申し出れば大丈夫です。

実際に自立支援医療を利用してみて

結論、もっと早く申請しておけば良かった!と思いました。
3割負担といっても回数が増えると負担も大きくなってしまうので、それが1割になるというのはかなり助かる制度だと思います。受診への抵抗も減ります。

「自分なんかが利用していいのだろうか...」などと不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが(お気持ちすごく分かります)、主治医と相談してみて、通院治療が必要な症状がある場合はあまり悩まず申請するのもいいのではないかと個人的には思います。

同じ理由で私はまだ精神障害者保健福祉手帳の申請はしていないのですが、
最近視野に入れつつあります。(障害者年金はもっと心理的ハードルが高い...)

どこか抵抗感がある自分と、利用することで外に出る負担が減ったり、世界が広がる気がする自分といる気がします。

おわりに

今日は自立支援医療制度の利用についてお話ししてみました。

ここ半年くらいで、分からないことは専門の人に聞いたり、実際に制度を利用している人の話を聞いたりすることが大事だなと感じつつあります。
未知のものが一番抵抗があるからです。
知れば怖くないことってたくさんある気がします。

ありがたいことに今の時代はネットでもすぐに情報にアクセスできるため、自分で悩みすぎず、いろんな人を頼らせていただきながら、いつかその経験を誰かに返していけたらと思っています。

みなさん、今日も無理せず、ぼちぼちいきましょうね。

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