見出し画像

ハリポタで、イギ文する。【#0】

このページに足を運んでいただき、ありがとうございます。
根っからのPotterhead、黒木りりあです。

この度、「ハリポタで、イギ文する。」のタイトルでシリーズ記事を始めます。本当はある程度、投稿するタイミングを決めた方がやりやすいのかもしれませんが、記事自体の内容の質を高めたいという気持ちから、まずは不定期で更新していこうと思っています。ある程度記事の本数を増やせた段階で、いずれマガジンにまとめていきたいな、とも考えています。


基本の方針

「ハリポタで、イギ文する。」で扱う内容は、その名前の通り「ハリー・ポッター」シリーズ(魔法ワールド)とイギリス文学/文化の関わりについて、です。

「ハリポタで、イギ文する。」は論文やレポートとは異なります。あくまでも、私の一個人としての「ハリー・ポッター」シリーズであったりUKの文学作品であったりの考察や見解を述べていくエッセイのような形式となります。
基本的にはJ. K. ローリング氏が単独で執筆し公表している作品、主に「ハリー・ポッター」シリーズの全7冊の小説及び「ファンタスティック・ビースト」シリーズの前半2作品の脚本、を正典(canon)とするスタンスをとります。引用・参照する作品も原文を基準とし、必要に応じて私自身が日本語訳文を載せるスタイルとする予定です。

執筆の理由

私自身が「ハリー・ポッター」シリーズを専門として研究し、イギリス文学・文化の分野で修士号を保有しているため、一番語りたいし語りやすい内容なのは大きいですが、それだけが理由ではありません。
一人でも多くの人にイギリス文学への関心を抱いていただきたい。そのために何か行動したい、という気持ちが一番大きな理由、原動力です。

肌感として、近年はイギリス文学を能動的に学ぼうとしている人や関心を抱いている人が減っているのではないか、という印象を個人的に抱いています。母校を見てみても、同様の印象を受け取っています。イギリス文学関連の書籍や訳本の出版・絶版の状況からも、似たような印象を抱いており、非常に残念に思っています。

私は幼い頃から知らず知らずの内にイギリス文学に触れながら成長してきました。小学生の時に「ハリー・ポッター」シリーズと出会ってからは、自ら主体的かつ能動的にイギリス文学に触れるようにしてきました。私にとっては「ハリー・ポッター」シリーズがまさに、イギリス文学という世界へとつながる洋服箪笥(=入り口)でした。
日本にも、世界中の様々な国に、素晴らしい文学作品はたくさん存在しています。けれども、私はUKの作品に最も魅力を感じていて、少しでも多くの人にその魅力を伝えたい。長年、そう心から願っています。

そんなイギリス文学の素晴らしい入り口となる作品こそ、「ハリー・ポッター」シリーズであると、私は感じています。単純に人気作だから、というわけではなく、このシリーズには数多くのイギリス文学のエッセンスが散りばめられているというのが、そう感じる理由です。これは、作者であるJ. K. ローリング氏ご自身がイギリス文学を愛しているからこそだと思います。
なので、微力ではありますが、一人でも多くの方に、「ハリー・ポッター」シリーズを入り口としてイギリス文学により関心を抱いていただけるような記事を執筆できれば、と考えています。

書きたいこと

「ハリポタで、イギ文する。」でどのような作品を扱うか、既にいくつかのトピックスは構想が浮かんでいます。
大学では「ハリー・ポッター」シリーズに登場する人物の名前について研究していたため、その視点が一番活躍する予定ですが、それ以外の分野にも羽を広げていければ、と思っています。また、原書を基準とはするものの、映画や施設などについても一緒に考えていきたいです。
私程度の知識でどこまでの情報を発信できるのか、不安な気持ちもたくさんあるのですが、好きな気持ちは非常に強いので、少しでも関心を抱いていただけた方は、お気持ちを寄せていただけますと幸いです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
引き続き、見守っていただけますとありがたいです。

【関連記事】


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?