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本は心の処方箋

「りりちゃんは、本好き?どんなジャンル読むの?」
「うーん・・好き。韓国のエッセイとかかかな・・・」

先日、本が大好きな友人と関西の本屋さん巡りをした時に尋ねられた。
本屋さんの雰囲気も好きだし、本も好きなのにこの質問にパッと答えられなかった。本屋さんを巡りは楽しいけれども、なかなか欲しい本に巡り会えなかった。
なんでだろう・・・?自分って本好きだったけ??そんなことを考えるようになった。

考えてみれば最近本を読む余裕がなくなっていたし、本にハマっていた自分がいたことも忘れていた。

私が本を読むときは、だいたい決まって迷ってる時や悩んでる時だ。
本にヒントが書いてあったり、この考え方に間違いがないと確信を与えてくれるそんな気がする。

益田ミリさんの「僕のねぇちゃん」の読書シーン。
姉弟のやりとりが印象的だった。

弟:「ねぇちゃん、また収納上手とかいう本読んでるの?この前もダイエット本とか読んでて結局ダイエットとかしてなかったじゃん。」

姉:「弟よ。わかってないなぁ。人が収納上手とかダイエット本を読むのは、こんなズボラな私でも明日からできるかもって少しの自信を与えて欲しい時に読むんだよ。」

益田ミリ「僕の姉ちゃん」

本当にその通りだと思う。
私はもやもやしてる時に、本屋さんに立寄り、即買いする癖がある。その本に自分の悩みの解決方法が書いてあるような気がするのだ。

最近、金銭的余裕がなくて本を買ってなかった。
だからかな・・?モヤモヤしてもその答えが消化されず、心の中で溜め込んでいた。

私にとって本は心の処方箋。

活字がそこまで得意でない私はいつも簡単なエッセイや自己啓発を読む。
生き方に迷った時、これでいいんだよなって確信を得る。
生き辛い世の中だなと思った時、同じ思いをしてる人もいるよなって共感する。

最近はSNSでもいろんな情報を得ることはできるけど、自分の知らなくていいこともまで知ってしまい落ち込む。
だけど自分で選んだ本は私を不要に傷つけたりしない。
読書は私の心のバランスを整える習慣だった。そんな読書の習慣を忘れて、最近心のバランスを崩しがちだった。

さぁ、この週末は本屋さんに行こうかな。
あと積読してた韓国の本も読もうかなぁ。


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