見出し画像

【撮影解説】守備固め×冨永魁

ここまで良いペースで更新してきて早くも第5回です。
今回はようやく?神宮球場かつ大学野球の写真を選びました!

今回の1枚

画像1

【POINT】
・誕生日に守備固めで出場した選手
・1イニングしかない出場機会、サードを狙え!

野球って面白いことに、守備が変わったところにボールが飛ぶものですよね〜。

【球場】明治神宮野球場
【試合】2019.05.25 東京六大学リーグ戦
【選手】立教大 冨永魁 内野手(桐蔭学園高)

【カメラ】Nikon D500
【レンズ】AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
【設定】300mm ISO640 f/5.6 1/1600s

撮影想定

9回、最後の守りのイニング、サードの守備固めに入った選手。
サードを正面から狙うため、本塁と三塁を結んだ線より一塁側、
神宮だとちょうどベンチ上辺りの席から撮ることにしました。
東京六大学だと特別内野席に含まれる区画です。

すると、面白いように9回1死の場面でサードにゴロが飛び、
これをきっちり捌いて補殺を記録。

打球が飛んだ瞬間からスローイングが終わるまで連写です。

画像2

この中から1枚を選んだのが今回の1枚。
彼の守備の構えはしっかり腰を落とすのですが、飛ぶ前に撮った下記の写真を撮った時には、本当に飛ぶことになるとは。

画像3

球場環境

明治神宮野球場の1番の特徴は、公認野球規則に示されている方角に準じた方角、北がバックスクリーン、南がホームという配置になっていること。
よって守る選手(捕手以外)は大体は順光になります。プロ野球選手も、神宮では他の球場とは違う濃度が濃いサングラスを使うこともあるって聞いたことあります。

また、ネット裏、カメラマン席横の内野に比べ、ベンチ上が一段あがっているのも注意点でしょうか。

機材設定

自分に300mmより長い焦点距離のレンズがあれば400mmくらいを選んだかもしれません。
元のサイズはこちら。やっぱり遠い。

画像4

裏返すと300/4.0の解像度に助けられてます。2002年発売の旧型ですけどAF速度&解像度◎
予算ないけれどキットレンズから画質を上げたい方には中古品での購入をオススメします。
なお開放から一段絞った分、露出を保つためにISOを640まで上げています。

終わりに

守備のライナー横っ飛びの写真を撮ろうと思ったら、投球の段階からその選手を追い続けて、ピントを追尾し続けて、それでやっと撮れるものだと思っています。

今回は元々サード狙いでいたため、捕球前後の動作もスムーズに撮れました。

画像5

ゴロの写真はバッターが打ってからでも、スローイングまでにはピントを合わせてシャッターを切るところまで準備できるので、慌てずにプレーを抑えていきたいところです。

また別の「三本間」を意識した写真もあるので、追々公開できればと思います!
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!

今後に繋げるため、感想や要望など、是非教えてくださいね!
次回は要望を頂いたテーマから、雨、夜というコンディションで撮影した写真をご紹介します!

継続した撮影活動のため定期的に機材の点検修理を行っています。 もし私のご活動をサポートいただける方がいらっしゃいましたら、機材経費に充てさせていただけますと幸いです。