未来で受け取る
試練ともいえるような出来事が起こると冷静ではなくなります。
感情に飲み込まれていきますよね。
ネガティブな感情でいっぱいになりますよね。
私は、できるだけ目の前の現象にとらわれないように意識しています。
それでも、苦しいし辛いことに変わりはありません。
ただ、この出来事が未来に繋がると信じて最善を尽くしています。
今まで色んな経験をしてきたのですが、良かったと思える出来事は、のちに最悪だと言われるような出来事に変化していくことや、
最悪だと思える出来事が、のちに良かったと言えるような出来事に変化していくことがあります。
それは…今、目の前で起こっている出来事は結果ではないということ。
本当の意味は『未来で受け取る』ということです。
『事実は変えられないけど真実は変えられる』という言葉があります。
これと似ているかもしれません。
今できることに集中していると状況は変化していきます。
そして、自分の状態も変化していくんですね。
試練を乗り越えたとき俯瞰して物事を見れるようになっています。
そうなると、過去に起こった出来事に対し見方や捉え方が変わるときがきます。
そして、成長した自分が改めてその出来事に意味付けをするのです。
起こった出来事(事実)は変えられないけど受け取り方(真実)は変えることができます。
その出来事が起こったことによって、そこから何を得たのか気づき、受け取ることができるようにもなります。
その経験によって、考え方が変わったり生き方が変わったり、新しい世界へ飛びこんでいくことになったり、出会う人も変わり、人生が変化していったり。
その経験をする前とした後では明らかに違う自分に成長していることがあります。
そのとき、試練はギフトに変わるんですね。
人は『良い出来事・悪い出来事』に分けているのですが、それはその出来事が起こった時点での判断で言われていることです。
恋愛でわかりやすく言うと・・・
好きな人とお付き合いすることができた。
やったー!ですよね。
けど、数ヶ月後には立場は逆転していて尽くしているのは私だけ。
雑に扱われていたり、傷つけ合うような関係へ変化していたり、痛みや苦しみを味わうことになっている。
離れたいのに離れられない。
あのときの、やったー!はどこへ行ってしまったのか…ですよね。
こんなことになるとわかっていたら好きにならなかったのに、なんて。
好きな人と付き合えて『良い出来事』だったはずなんですね。
逆も同じです。
浮気や不倫をされて傷つき、苦しみや辛い思いを沢山して別れることになったとします。
けど、のちに優しく素敵なパートナーと出会い再婚し幸せな家庭を築いている。
当時は、とんでもなく大変なことが起こったと考えていたはずなんです。
いっぱい泣いて、いっぱい悩んで、いっぱい苦しんだはずなんです。
けど、今はとっても幸せ。
試練とも思えるその出来事があったから今の私がいて今の幸せがある。
そう思えたとき、最悪だと思うような出来事が起こったことに対して感謝できたりします。
『あのとき何の問題も起きていなかったんだ』という捉え方に変化しています。
裏切られて『悪い出来事』が起こったはずだったのに。
起こった時点で『良いこと・悪いこと』と判断するのは早いと思いませんか?
その出来事が起こった先に、まだストーリーがあるということ。
だから、自分の幸せを諦めないということ。
そして、良いと言われる出来事が起こったとしても悪いと言われる出来事が起こったとしても『最善を尽くす』ことが大切です。
この最善を尽くすということは、のちにどのような結果になったとしても『やり残しをなくす』ということに繋がるからです。
『正しく』なんてことを考えるとしんどくなってしまうことがありますよね。
だから『丁寧に』を心がけるといいかもしれません。
起こった出来事(事実)は変えられないんです、絶対に。
でも、自分の状態によって受け取り方(真実)は変えられるんですね。
なら、事実を受け止め、自分を変えていくことが大切です。
それが試練に対する意味を変えるんですね。
どんな状況であったとしても、人は『今を生きる』ことしかできません。
過去を思い出すことはできても過去に戻ることはできない。
未来を思い描くことはできても未来に行くことはできない。
『今』しかない世界で生きています。
人事を尽くして天命を待つ
人ができる唯一のことです。
自分で選択し決断した道であったとしても、運命や自然な流れできた道であったとしても、どちらにしてもその道を『正解にする』ことが大切です。
疲れてしまったら、現在の私が未来の私へギフトを準備している期間…そんなふうに思えると頑張れたりしませんか?
大きなことをしなくても大丈夫。
今できる小さな努力の積み重ねが、気がつけば思ってた以上に成長していた…ということもあります。
未来の自分が『これでよかった』と言えるように、今できることを少しずつ、進めていきましょう。
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