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イギリス旅行Day6/私は生きている

2.18
近くのcafeでワッフルとカフェオレを買い
Oxford行きの特急に乗車。
初めてロンドン郊外へ向かう。

特急券を買うのに手こずり
発車ギリギリで何とか飛び乗る。

バタバタしながら乗り込んだので
本当にこの電車であってるよね?
なんて一抹の不安を感じていたのだが

いざ発車し
窓から見える
移り変わる風景を
目にすると
心がたちまちときめき
そんな事はどうでも良くなってしまった。

緑いっぱいの自然風景が広がっている。
今、この瞬間もこの空の下で
誰かの毎日が始まり
人生が進んでいると考えると
とても妙な気持ちになる。

誰かの人生を生きることは出来ないけれど
誰かの人生を想像したり
知ることは出来るから面白い。

(話を戻し)

1時間程で目的地に到着。
朝だからかな、空気がとても澄んでいて
清々しい。

この地の始まりを感じられた様な気がした。
私はそれが嬉しくて
胸いっぱいに空気を吸い込んだ。

ロンドンとは違い
中世の佇まいが残った街並みは
とても新鮮で
時代をタイムスリップしたみたい。


Oxfordでの朝の散歩を楽しみながら
christ churchへ。

この大学の食堂は
かの有名なHarry potterシリーズの
モデルにもなっているのだとか。
ホールへ続く階段は
実際に使われたロケ地。

この場所は、言葉では表現できない。
それほど美しくて儚い場所だった。

私が小さい頃、姉と見たHarryの世界
そのものが存在している。

壁に所狭しと並べられた絵画
美しい木造のテーブルやイス
ぴったりと均等に並べられた照明

私の脳内では
Harry potterのシーンが
勝手に再生され
この場所と重ね合わせてしまう。

管理人の伯父様が
帽子を深く被っていらして
とても格好良かったので
声を掛け写真を撮らせてもらったのだが
「夏休みならここで食事ができるから
 また夏に来て下さいね。」
なんて素敵な言葉を掛けて頂いた。

伯父様の優しさに触れたまらず顔が綻ぶ。

ずっと外にいて体が冷えているし
お昼の事もあるのでcafeへ。
Oxfordでは有名な老舗喫茶へ足を踏み入れた。

外観から乙女心?をくすぐられる。
まるでいつか見た洋画のワンシーン。
主人公が気になる彼と待ち合わせする場所ね。

スコーンだけを頼むつもりだったが
隣のマダムが温かそうなスープを
飲んでいるのにつられてしまい
結局4人全員が
スープもスコーンも頼んでしまった。

程なくしてオーダーした物が
次々と運ばれてくる。
冷え切った私達の体にスープが染み渡る。

夢中で食べていたら
あっという間にスープとスコーンも
完食してしまった。

体も温まったので
午後は自由に市内散策を楽しんだ。

オックスフォード大学などの
有名校がある影響で
通りには沢山の書店を目にした。

私は1冊お買い上げ。
シェイクスピア。
恥ずかしながら今この本を開いても
全然読むことはできない。

でもぜったいに読めるようになりたいので
いつかの自分のために。

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