薄明のとき、それは泡沫
薄明に魅せた花は青白く
その照らされた様は水中花の如く
永遠に幻のまま
すみれから翡翠へ流れゆく
無色から派生した白昼夢
胸の内に秘めたまま
微かに、髪がなびいた
清い風は素知らぬふりをして
一粒の、ちいさな青をおとした
青白い光は瞼に触れる
それは泡沫(うたかた)
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薄明に魅せた花は青白く
その照らされた様は水中花の如く
永遠に幻のまま
すみれから翡翠へ流れゆく
無色から派生した白昼夢
胸の内に秘めたまま
微かに、髪がなびいた
清い風は素知らぬふりをして
一粒の、ちいさな青をおとした
青白い光は瞼に触れる
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