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イギリス旅行Day5/幻想的感覚

2.17
イギリス旅行も折り返し地点。

ホテルでサクッと朝食をとってから、
自転車をレンタルし
劇場のチケットを買いに行く。

このレンタサイクル
1日2£払うだけで乗り放題と言う
なかなかコスパの良いサービス。

タッチパネルでボタンを押し進み
簡単に借りることができた。


20分程自転車を走らせ
Her majesty's theatreへ。

基本的に舞台の件は前売りが一般的だが
今回は当日券で
4人全員が座れる割とセンター席を
優しそうなお爺さまがとってくれた。

19時30分スタートらしい。
まだ時間があるのでその間に観光を続ける。

そのまま移動しウェストミンスター寺院へ。

ここは日本語の音声ガイドがあり
このガイドのおかげで
非常に満喫することができた。

ちなみにこの場所は
王室の教会と呼ばれているらしい。

写真動画が一切禁止だった為
室内は記録ができなかったが

華やかで美しい内装と
今までの載冠式の歴史が作り出したのだろうか
ーー厳かで神聖な空間だった。

教会と国家の深く根強い歴史も
しっかりとそこにはあって
その空気を肌で感じ
当時の様子を
脳裏に浮かばせてみる
という楽しさもあった。

その後チャイナタウン方向に向かいながら
ロンドン・アイやビックベンを。

時計塔は生憎工事中だったが
ウェストミンスター寺院を見て
上機嫌な私たちは
大して落ち込んだりもしない。

空が鮮やかなブルーに染まり
建物もテムズ川も周りの木々も
美しく演出されている。

舞台鑑賞に合わせて早めの夕食を食す。
本場の中華。

お兄さんの顔が終始真顔で怖かったが
BGMの音楽に楽しそうにノり
口ずさんでいる姿を見て
まぁいいやと何なら楽しそう..と
クスっと笑ってしまう。

調子が出てきている私たちは
ホットタピオカを手に劇場方面へ。
の前に
メイフェアで紅茶もちゃんとお買い上げ。

時間がなくても
紅茶を買わないわけにはいかない。

それぞれが満足のいくお土産を買い
タピオカでポカポカと暖まった体を
シアターへ連れて行く。

劇場につくと人が多く混み合っていたが
スタッフにチケットを見せると
上に上がってくださいと言われる。

階段で上り指定の席に座る。

席は思っていたよりも狭かったが
それよりも
劇場のあまりの絢爛豪華さに
言葉を失ってしまった。

座った席の斜め前に
赤い小さな双眼鏡がある。

小さく1£と書いてある。
どうやらコイン投入口に1£入れると
使える仕組みになっているらしい。

早速コインを入れる。
開演時間になり舞台が始まる。

私たちが見たのはオペラ座の怪人と言う演目。

有名なので
ストーリーを既に知っている人も多いが
私は舞台に疎く
あまり知識がなかったので
開始前にざっくりとした
ストーリーを調べてから鑑賞をする。

ネタバレになってしまうのを防ぐため
具体的な事はここでは省略するが
コーラスガールとして
オペラ座の舞台に立つクリスティーヌ
という少女と
オペラ座の地下深くに住むエンジェルこと
オペラ座の怪人をめぐる愛憎劇だ。

結論から先に言うと
帰国して何日も経った今でも
余韻に浸ってしまう程
素晴らしい劇だった。

キャストの迫力のある美しい歌声
緻密に作られた照明や小道具
キラキラと輝く華やかな衣装
オーケストラの生演奏

どこを切り取っても
鮮明に覚えているし忘れられない。

この旅でこの舞台を観に行けた事は
私の生涯の宝物になったと言えるだろう。

帰路に就いている時も
オペラ座の有名な音楽のワンシーンが
ずっと頭の中で鳴り響いていたのは
ここだけのお話。

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