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夢見がちだったのよ、
夢見がちだったのよ、なにもかも
でもそれで良かったし、今だってそれがいいのよ
曖昧なまま揺られて、私は私を辞めて
道端の草木にも、
また近所にできた新しい遊具にも、
霞んだ雲の近くを飛ぶ鳥、
電線の上を慎重に歩く、
ああ空の上は空気がうすい、
どこまでもこうして
この星の元で呼吸をしていくんだわ
心の隙間に入り込む泣きたくなる寂しさには
抗えない、
そうやって私は、
私でない私は
ひっそりとその感覚を味わうんだわ
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