米粉パン×HBの可能性
私にとって米粉パンはグルテンフリーだけでは語れない魅力があります。
私が米粉パンのレシピを作る理由は、まずは友人のため、そしてアレルギーなどの方々の選択肢が増えたらいいなという思いや、単純に米粉パンが美味しいからとか、化学実験みたいで楽しいからなどといろいろあるんですけど
それ以外にも米粉パンには、小麦アレルギーなど特定の人のためだけのものではなくて、全ての人にとって、選択肢を広げ、生活を豊かにする可能性があると思っています。
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「労力を省くホームベーカリー」×「短時間で焼き上がる米粉パン」の組み合わせは、私に新しい生活スタイルをもたらしました。
パンを焼くことはもはや特別なものではなく、日常に溶け込んでいます。
米粉パンはHBがあれば2時間以内に焼き上がり、玄米の炊飯と感覚的にはほとんど同じです。
本当にお米を炊く感覚でパンを焼くことができます。
例えばバナナとくるみのパンのレシピは1週間かけて作りましたが、この間に13回試作しています。
だいたい1日2回焼いていたことになりますが、その間も普段通りの生活をしていました。
HBを使った米粉パン作りは忙しくても負担にならない、むしろ負担を減らしてくれる存在なんです。
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米粉パンのおかげで楽になったことがいろいろあります。
米粉パンはお弁当に持っていきやすいです。
玄米おにぎりは暑い時期は傷むことを気にしていたけど、米粉パンは気楽に持ち運べます。
1枚ずつラップに包んで冷凍しているので、そのまま持っていける便利さは忙しい時に本当に助かります。
あとお腹空いた時にちょっと食べるのにもよくて、ごはんと違って味が付いてるからおかずはなくても大丈夫で、包んでいるラップを捨てるだけで洗い物もでません。
帰宅してから、いろんな用事をしながら並行してパンを焼いて、寝ている間に冷ましておいたら、朝起きてから焼きたてのふかふかパンが待っている状態です(米粉パンをカットするには8時間くらいおくのがいいようです)。
作業は材料をはかることと、途中でちょっと混ぜたりするだけ、本当に楽であっという間です。
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あとはHBでの製パンは、労力を省くという長所以外に、条件が一定になるというメリットがあると思っています。
実験体系としては分かりやすい、再現性が得られやすいので、安定的な結果が得られて考察の確度が高まる気がしています。
それでいろんな材料の性質を勉強できるのではと感じていて
少しずつ条件を変えて試作を繰り返す中で、分かってきたことなどをまとめていきたいと思っています。
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私はパン作りにはいろんなスタイルがあっていいし、使う素材も自由だと思っています。
パンの世界は多様性が大きな魅力だと思っていて、世界各地のいろんなパンがあって、小学生の頃の私はその世界に夢中になっていろんなパンを焼きました。
いろんなパンがある中で、今の私は米粉パンにすごく惹かれています。
これからも楽しみながら、勉強しながら少しずつ美味しいレシピ増やしていけたらいいなと思っています。
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