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嫌味を言ってきた同級生に今思うこと。

小学生のとき、同じクラスの男の子から
「いっつも笑っててキモイ」と言われ続けたことがありました。

「キモイ」なんて言われたら、誰でも悲しくなります。
でも周りのお友だちに相談したら
「全然そんなことないよ」と変わらず仲良くしてくれていたので
私がそれについて悩むことはありませんでした。

大人になるまでしばらくこの出来事を忘れていたのですが
つい最近ふと思い出したのです。

彼のことで記憶にあるのは、中学受験のため複数塾通い。
放課後にお友達と遊んでいたり、彼が笑顔でいる姿を思い出せません。

そういえば、お兄ちゃんが優秀というウワサもあったなぁ。
会ったこともない私にまで「優秀な兄」と言われる存在。

今になっての想像ですが、
もしかしたら受験勉強に追い詰められていて
親からのプレッシャーがあったり、
学校生活が楽しめていなかったり、
友達と十分に遊べていなかったり。

12歳の男の子がそんな状況におかれていて、
隣で自由奔放にいつもキャッキャッと笑っている女子がいたら、
イラっとするのも仕方ないかも、と。

「キモイ」とわざわざ私に言わなきゃ気が済まないほど、心が壊れていたんだなぁ。


この話は、私に嫌味を言ってきた男の子が
「勉強」の印象が強いことをもとに
色々とその背景を思い出しただけで、
もちろん受験を否定するものではありません。

そして「キモイ」と言われたことを許そうとか、
同情するという話ではなく
「そういう背景があったのかも」という分析をしただけです。

「過去は変えられない」と言いますが
当時の印象や視点を変えることはできるんだなぁと感じたできごとでした。