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#5 インドで価値観変わった?

今回は、大学3年生の頃に行ったインド留学についてお話しします。

できる限り、留学当時を思い出しながら書いてはいますが、なかなか同じ熱量で書き切る自信はないので、今回は2020年3月のインド留学から帰国している飛行機の中で泣きながら書いた自分の文章を引用しながら書いていこうと思います。
(元ネタの記事が読みたい方はこちらから) 

何でインドを選んだの?

学生のうちに出来るだけ日本と違う環境厳しい環境に身を置き海外で暮らすことを経験しておきたいという思いがありました。
周りにも語学留学やワーキングホリデーに行く友人が増えていたのもあり、せっかく海外に長期滞在するのならば、「あえて」誰も行かなさそうな国に行き、差別化を図りたいな〜なんて思っていました。

いや、それにしても、ほんと「なんでインド!?」といろんな人に100万回くらい聞かれました笑

いつも答えているように端的にいえば、「誰も行かなさそうだから。」
スピリチュアルに答えれば、「インドに呼ばれたから。」

そんな感じで留学先を選んでしまいました笑
(一応それっぽい理由はちゃんとあります!笑
長くなりそうなので気になる方はこちらから過去記事をみてみてください)

ん〜にしても、今考えれば、女子1人でインドに行こうなんて本当になんでそんな事思いついたのかしらと自分でも不思議でたまりません。
(そして両親もよくOKしたなと、、、笑)

その当時は、それだけ新しい刺激や日本と全く違う環境に身を置くことを望んでいたのかもしれませんね。

インドでどんなことしてた?

インドでは、ITの勉強海外インターンという2つの経験を積むプランを立てて留学しました。

元々は、大学の留学制度を利用して交換留学をする事も考えていましたが、大学の協定校の中では特に「ここに行きたい!」と思う大学がなかった(そもそも、インドに行きたいのにインドは協定校になかった)のと、留学して海外の大学に通ったところで、私は英語力の向上以外で何が学びたいのか、何をなし遂げたいのかが明確ではなかったので大学に通うという選択肢は消えました。

とはいえ、「英語のスキルアップ」を図るために語学学校に通うのは違う(というか、それは日本でもできる)と思いましたし、ワーキングホリデーしに行くのも自分の将来にとっては合理的な選択ではないなと考えていました。

そこである時、「何のために留学したいのか」「何のために英語ができるようになりたいのか」を振り返ってみた時に、将来海外で働きたいという目標があった事を思い出しました。
そして、海外で働くとなった時「英語+@」として必要なスキルに「IT」という分野が思い浮かんだんです。
それは、その当時読んでいた「FACT  FULLNESS」という本や「スティーブ・ジョブズ」や「孫正義」に影響された感が強いです。(すぐ影響されて真似したくなるタイプなんです。笑)

このような経緯で、私は語学学校に行くわけでもなく、海外の大学に交換留学するわけでもなく、IT留学と海外インターンという留学計画を選びました。

そして、この海外インターンを実限させる為に、とにかく何か行動をしなければと思っていた矢先、友人からトビタテ留学JAPANという制度がある事を聞きました。

トビタテ留学JAPANの制度は、自分の行きたい国に行きたい期間だけ行けて、自由に留学内容を決められます。(トビタテについてもまたタイミングを見てNoteを書いてみます)
私は、この留学制度だからこそできる独自の留学計画として、以前から興味のあったITの勉強と海外インターンという2つの経験を積むプランを立てて応募しました。
そして、大学2年生の冬、無事選考を通過し、トビタテ留学JAPAN10期生として7ヶ月間インドに行くことが決まりました。

バンガロールでのIT留学

はじめの3ヶ月間は、インドのシリコンバレーと呼ばれるバンガロールでIT留学を行いました。そこで、プログラミング言語のPythonとそれを活用したデータ分析、フレームワークを学び、訳がわからないままコードを打ち続けるという拷問のような日々を過ごしました。
この時の私は正直、「私にエンジニアとか絶対向いてない。この先ここで学んだことが役立つことなどないであろう。」と思っていました。

が、なんやかんや今では「論理的・批判的思考」という点や「STEAM教育」の分野でこの時の経験が役に立っていると思います。

人生無駄なことってないんだなあ。って改めて気付かされましたね。

グルガオンでのインターン

バンガロールでのIT留学の後はグルガオンというデリーの近くの都市に移り人材紹介会社でインターンを行いました。
私の場合はどの業界でも良かったという訳ではなく、初めから人材紹介業界でのインターンを志望していました。なぜなら、広く業界について知る事ができて且つ、自分と同じように海外就業を目指す人にはどのようなスキルが必要なのかを学ぶ事ができる絶好の環境だと思ったからです。

インターン業務では、主に会社の事やインドの情報を発信する「WEBマーケティング」のお仕事を担当させてもらいました。
この時、インドで「WEBマーケティング」の会社を起業された女性との出会いました。その方との出会いは私にとって「インドに来た意味」を知らされたようにも思いますし、自分のロールモデルに出会えた感覚がしました。

その方との出会いを通じて、WEBマーケティングは私が思っていた以上に奥が深く、マーケティングは自分の人生の何においても通ずることだということに気がつきました。
よく考えれば今のお仕事も、WEBマーケティングの一環として書いていた「インターン体験記」を通じて出会えた仕事だと言っても過言ではないんです。

自分で自分の経験を売りにして発信すること、誰かに伝えたい思いを言葉にすることはこれからも続けていきたいなと思っています。

インドで価値観変わった?


さて、前置きが長くなりましたがここで本題です。

世間的によく言われる「インドに行ったら価値観変わるの?」という質問です。

この答えは、ズバリ「NO」ですね。

先に述べた私の尊敬する人は、

「インドは自分を移す鏡なんだよ」

と教えてくれました。

よくインドを訪れた旅行者の方は「インドで価値観が変わった」と言いますが、
私の場合は「価値観が変わった」というよりも
「インドを鏡のようにして自分自身と向き合った事で自らの価値観を見つめ直し、
色々な価値観の違いを受け入れられるようになった。」
のかなと思います。

価値観の違いは必ずしも他国の人同士で生まれるものではなく、同じ日本人であっても生まれるものです。この点インドは多様な民族、階級、家庭環境の人々が集まる国であるがゆえに、多様な価値観を受け入れられているんだということに気付かされました。

この「違い」を認め合い、いかにお互いを高め合えるかって「みんなと同じ」でなければいけない、「個性」が認められない日本の社会において相当難しい事なんじゃないかなと思います。

その「違い」を面白いと思えるようになった事が、私にとってインドに行った最大の収穫だと今でも思っています。

長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださった方はありがとうございました。

ちなみに何度でも登場しますが、この記事の元ネタが気になる方はこのNoteよりもっともっと長〜い「インターン体験記」に飛んで読んでいただけると嬉しいです笑


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