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私の人生ドラマ #1 『ウヨンウ弁護士は天才肌』
人生ドラマ:人生において深く長く記憶に残る、最高のドラマ、という意味で、韓国でよく使われる言葉。
療養中良いドラマにたくさん出会ったので、ずっとやってみたかったお気に入りのドラマレビューを書いていきます。
【あらすじ】
一流法律事務所で働き始めた新米弁護士のウ・ヨンウ。
自閉スペクトラム症を抱える彼女は、法廷、そして私生活で立ちはだかるさまざまな壁に挑んでいく。
風変わりで、どこか愛くるしい女性弁護士が送る、愉快で情熱的な奮闘ストーリー。
1.自閉スペクトラム症を持つ主人公
主人公ウヨンウは、自閉スペクトラム症(ASD)を持つ新人弁護士。
IQ164の彼女は、ソウル大学ロースクールを首席で卒業しちゃう天才。
好きな物はクジラとキンパ(韓国海苔巻き)。
クジラの話をしだすと止まらなくなり、キンパ以外は味が予想できず不安だから食べないという特性をしっかり発揮。
自閉スペクトラム症を扱うドラマと聞くと、重いのかなと感じてしまいそうですが、
このドラマはウヨンウの視点で社会の生きづらさを描きつつ、明るく乗り越えていく姿を描いていて心温まるドラマです。
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個人的に、インクルーシブ教育を学んでいる立場として
お父さんの顔で作られた表情パネル
品質表示タグを切ってある洋服
電車に乗る時はイヤーマフ
部屋に入る時は3つ数えて深呼吸
など細かい演出に感動していました。
(ヒールの高い靴は毎回心配になってたけど笑)
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2.主人公の周りのキャラクター
韓国初の自閉スペクトラム症弁護士になったウヨンウ。
優秀であるにもかからず、自閉症があることで就職できずにいました。
そんなある時、大手法律事務所ハンバダにインターン弁護士として採用されます。
自分の意見をなんでも率直に言ってしまう特性を持つウヨンウと一緒に働くことに初めは動揺する上司と同僚。
しかし、圧倒的な法的知識と記憶力を持ち、独自の視点で事件の争点を見つけ出すウヨンウを次第にチームの一員として認めるようになります。
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素敵なメンター、チョンミョンソク
春の日差し、チェスヨン
腹黒策士、クォンミヌ
抱擁椅子、イジュノ
どのキャラクターも魅力があって素敵なんですが、紹介してたら文字数大変なことになってしまうので割愛します、、
まさに、ハンバダ(広い海)のようにウヨンウを受け入れてくれるチームに毎度暖かい気持ちになりました。
あとは、なんと言っても親友のトングラミ。
ウヨンウとのお決まりの挨拶、
ウto theヨンto theウー!
トンto theグto theラミー!
ハッ!!
のやりとりが面白い笑
高校時代からウヨンウを知る、良き理解者のトングラミ。
ウヨンウに独自のアドバイスをしたり、夜中に時計の音がうるさくて寝れないウヨンウのために時計の電池抜いて止めに行ったり、、、
お茶目でカッコいいです!!
素敵な仲間たちの存在に胸が温かくなりました。
もっとこんな人達が溢れる優しい世界になったらいいな😭
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3.毎話オムニバス形式で描かれる裁判
『ウヨンウ弁護士は天才肌』は、毎話オムニバス形式で違う裁判事件が描かれます。
その裁判に登場する当事者達のストーリーもまた良い。
大学時代は、法学部でバリバリ模擬仲裁(裁判みたいなやつ)していた身としては裁判シーンも見所満載で面白かったです。
取り扱う事件も、
自閉症、性的マイノリティ、子どもの権利、女性の権利、、、
などなど
センシティブな内容も、社会に訴えかけるかのように毎話綺麗にまとめてあります。
衝撃的だった11話に関しては、実際に韓国で起きた裁判をモデルにしているそう、、。
ウヨンウが新しい事実や争点を見つけた時にクジラが跳ねるシーンが毎回楽しみでした笑
(ちなみに、この効果音のオリジナルはMaytreeという韓国のアカペラグループだと知って驚き)
毎話様々な俳優さんたちがカメオ出演するのも、韓ドラオタクとしては嬉しいところ。
12話でカメオ出演した、『海街チャチャチャ』でお馴染みのイボンリョンさん扮するリュ弁護士も素敵でした。
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ウヨンウがどんな弁護士でいるべきか、迷うシーンは個人的にすごく共感しましたね。
毎話色々な裁判、自分の出自、周囲の人々との関わりを通して成長していくウヨンウ。
シーズン2制作も決まったようですが、このシーズンだけでも綺麗にまとまって終わってくれて久しぶりにしっかり楽しめる作品に出会えました。
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語り始めたら止まらない『ウヨンウ弁護士は天才肌』。
私の法学部生時代の青春を思い出させてくれ、これからもっとインクルーシブな社会を作っていきたいと思わせてくれた作品でした。
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