育児休暇中に何かしたいと考えてるママへ ーママボノのすすめー

育児休暇中は、時間があるように見えて忙しい。

自分のことができる、まとまった時間は不定期に取れたり取れなかったり、全ては子供次第。

そんな毎日を過ごして行く中で、仕事をしていない貴重なこの期間に、何か育休中ならではのことがしてみたいと思い立ち、たどり着いたのが「ママボノ」だった。

ママボノとは

ママとプロボノ(自身のスキルを活かしたボランティア活動)を掛け合わせた言葉で、育休中や再就職など、再び仕事への一歩を踏み出すママのための期間限定プログラムのこと。

スキルや子育て経験を活かした、NPOや地域団体の活動支援が主な内容である。

ママボノへ参加したきっかけ

3度目の育児休暇中、多分最後の育児休暇だから、何か「ならでは」の体験がしたいなと思い、「子連れ、ボランティア」など色々検索した結果、ママボノのHPにたどりついた。

育児休暇中は、支援センターやイベントで他のママに会うことは多いが、話題の中心はもちろん子供のことで、全員が仕事をしているわけではないし、仕事やキャリアの話をすることはあまりない。(保育園のママ友とは少しする程度。)

ママボノに参加するママは基本働いているし、色んな業種の人が集まってくる。私は社会人になってからずっと同じ会社で働いているので、普段あまり関わることができない他業種の人の話も聞いてみたいと思った。

またプロジェクトを実行するという共通の目的があるので、ママならではの、子供を介したコミュニケーションだけではなく、いち社会人としてのコミュニケーションができるのではないかと期待した。

単純に仕事ではない、プロジェクトに携わるのが面白そう!と思って、オンラインの説明会に参加してみた。

ZOOMを使ったオンライン説明会では

数十人の参加者がいたと思う。

ママボノの概要や、プロジェクトの進め方、実際の参加経験者のお話などをきいた。

雰囲気としてはかっちりした感じではなく、ゆるーいほんわかした感じ。

参加経験者の方も、短期間ではあったけど、仕事/育児の両立の練習ができて、仕事復帰前の不安が和らいだや、他業種のメンバーと知り合えて今でもコンタクトをとっている等、ポジティブなフィードバックをしていた。

実際に参加する際に必要なこと

ママボノのHPから、自身のスキルの登録などが必要。

登録が完了したら、ママボノの参加申請をして、参加できる場合には、複数あるプロジェクトの希望優先順位などの登録もする。

リーダーとして参加するか、メンバーとして参加するかといった項目も入力が必要だ。

参加するプロジェクト決定後は、

プロジェクトの基本情報シートや審査ヒアリング記録がメールで送付されてくるので、それをオリエンテーションの日までに読んでおくように指示される。

またプロジェクトメンバーのメーリスが作成されて、その中で軽く自己紹介なども始まる。

仕事っぽくなってきたな、どんなメンバーなんだろうとワクワクした。

オリエンテーションでは、

実際にメンバーと顔を合わせることができる初めての場だ。

他のプロジェクトのメンバーも合わせると約80名のママが集まっていた。

自己紹介の時間が設けられていたり、今後の進め方について、NPOの方から説明がある。

もちろん皆んな子連れで参加している。

会場には、赤ちゃんスペースが設けられていて、その場でオムツ替えをすることも可能だし、また困った時には抱っこしてくれる専用のスタッフもいた。至れり尽くせりだ。

とはいえ、約80名の赤ちゃんもいるので、かなり賑やかではあった。笑

実際の活動内容

大まかに分けると

キックオフMTG(支援団体の担当者との初顔合わせ)

→ヒアリング(支援団体の各ステークホルダーとの面談)

→中間提案MTG(支援団体担当者へのプレゼン)

→成果提案MTG(支援団体担当者へのプレゼン)

という流れで進めるが、たったの2ヶ月で最終的な成果物を提出しなくてはいけない。

活動内容はチームにより、チラシを作成したり、マーケティング基礎調査をしたり、営業資料を作成したりと様々だった。

サポート体制

プロジェクト進行ガイドや、プロボノ虎の巻、その他各種資料の雛形、参考資料なども準備してくれているので、それらに則れば、あまり迷うことなくできるようになっていた。

また、プロジェクト開始後はチームメンバーとはラインで、外部とはメールで連絡を取り合うが、その中にママボノを運営してくれているサービスグラントというNPOのメンバーも入ってくれていて、何かあったときにはアドバイスを頂けたりもするので助かった。

チームメンバーについて

期待していた通り、色んな業種のメンバーが集まっていた。

偶然にも皆、子供二人を子育て中のママだった。(私以外)

皆それぞれ得意な内容が異なっていて、積極性があり、何かタスクがある時には、特にリーダーが割り振らなくても、手をあげて仕事をする雰囲気で進めていった。

プロジェクト期間中の実働時間

実際にヒアリングに出かけたり、FtoFのMTGがある日は、半日程度潰れたが、それ以外の資料作りや情報収集、オンラインでの打ち合わせだけの日は一日1−2時間くらい費やしたと思う。

その程度の時間であれば、子供のお昼寝昼や、夜寝た後で十分捻出することができた。

参加してみて、

①達成感が得られた

2ヶ月というかなりの短期間で駆け抜けるようにプロジェクトを完了したので、かなり達成感はあった。

②他業種のママと知り合えた

期待していたとおり、他業種のママから、色んな仕事の話も聞けたり、実際に同じプロジェクトに参加して見習いたいスキルもあったので、勉強になった。

メンバーとは、何度も顔を合わせたり、やりとりしているけど、子供の名前を一切しらない。笑

これって、子供を介した知り合いではなく、いち個人として知り合った証拠だなと今noteを書いて改めて気づいた。

育児休暇中にいち個人として知り合う機会ってなかなかないので、貴重だと思う。

プロジェクト終了後もちょくちょく集まって、色んな話をしている。

③自分の強みを再確認できた

成果報告会では、自分のチームメンバーからお互いのフィードバックももらえるため、自分の強みなども再確認することができた。

④普段は接しない分野について知れた

自分の参加したプロジェクトの内容については、短期間ではあったが、色々と知識が増えた。

また成果報告会では、全プロジェクトのママが集まって、他のプロジェクトの成果物の紹介もあり、とても興味深かった。

最後に

復職を控えているのママ(初復職だと特に!)は、仕事できるんだろうか、、という不安が必ずあると思うから、そんなときに肩慣らしとして利用するのも手だと思うので、是非おすすめしたい。







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