見出し画像

短歌 家族を詠む



こんにちは、まりもです。

今回は、家族をテーマに短歌を詠んでみました。
上から順に父、母、姉についてです。

草刈りの後のビールは別格と笑む父手首の湿布薬白し

落葉(らくよう)を踊り渡ってみぎ、ひだり、多忙極める人は母なり

針穴の向こうに見えるは新時代 姉はうたう糸を言葉に



父の歌
 趣味は草刈りと言っていいほど、休みの日にはかぼす畑や山の草刈りを行う父。
一度始めると全部が終わるまでぶっ通しでするので、暑い夏は熱中症にならないか心配ですが、草刈りが終わったあとの冷たいビールのために頑張っているのかも。笑
時々やりすぎて「手が痛い〜肩も痛い〜」と情けなく泣きながら湿布薬をあちこちに貼ってますが、色黒の父に貼られた湿布薬の白さが誇らしげに見えるのは私だけかしら。

母の歌
 母は昔から超忙しい人です。仕事に、プライベートに、親の介護に、義実家とのやりとり…、まるで落ちてくる葉っぱから葉っぱへ飛び移るように、色んなところへホイホイ行きます。少し慌てん坊でせわしなくて単純なところがある母ですが、人のためなら足軽のよう速さで動けるところ、美点だよと密かに思っているのです。いつまでも元気で、色んなことが終わったら次は自分のために自分の好きなことをしてほしいです。

姉の歌
 姉は刺繍作家として、日々作品をつくっています。本当に一針一針、手作業で糸の風景画を作り、キーホルダーやヘアゴムに加工し、人に喜んでもらえるよう研究しています。私も姉に習って刺繍をしたことがあるのですが、その果てしない作業といったら!わたしはかなり不器用で、細かい作業に集中することが苦手なので本当に尊敬するばかり。いつかだったか姉が作った朝焼けの海の刺繍絵画がとても好きです。
あ、新時代って言葉を入れたのは姉がONE PIECEのウタちゃんがとっても好きだからです。笑


歌の解説が長くなってしまいました。

家族とは時々プチ喧嘩もするけど、やっぱり切ることのできない縁というか、そういうもので繋がっているんだなとしみじみ思わされます。
今回家族を初めて短歌にしてみて、そのありがたさやなんとも言えない愛らしさ感じました。これからもみんな元気で、ということを願わずにいられません。


最後まで読んで頂きありがとうございました。
それでは!

22/10/24   まりも

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?