【観光縦動画】なぜ公式TikTokで100万再生が取れるのか?
ご拝読いただきありがとうございます。
株式会社lil spark、マーケティング(PR・SNS運用)担当の奥本です。
寝る前に布団に篭り、TikTokやInstagram Reels、YouTube Shortsで縦動画を見始めたらあっという間に一時間が経っている。
仕事中にもSNSや旅行の動画はイヤというほど見ているはずなのに、
隙間時間もSNSで動画動画動画。
「これは仕事だからいいの!」
そう自分を慰めながらも、ちょっと罪悪感を感じるそんな毎日を繰り返しています。笑
さて今回のnoteは、
うちの地域・自治体にもたくさん観光客に来てもらいたい。
TikTok運用をやりたいけど正しい集客、認知の仕方がわからない…
自身のTikTok/会社のTikTokで縦動画を発信をしていきたい。
そういった方々が縦動画でバズらせる方法Howを学べる記事となります。
2~3分で読める内容となっていますので、縦動画を見ている隙間時間にぜひ読んでみてくださいませ。笑
今回記事で取り扱う、lil sparkがディレクションを担当した奈良県観光プロモーション課の映像はこちら。
TikTok主催 「パブリックセクター ショートムービーアワード」 優秀賞受賞!
いま視聴いただいた奈良県の動画は、年間何万本と上がっている旅行/公的映像の中から、TikTok Japan主催の「パブリックセクターショートムービーアワード」で優秀賞を受賞しています。
受賞時は70万回再生ほどでしたが、2024年5月現在は130万回再生越え。
投稿から半年以上経っていますが、常に伸び続けています。
大変光栄なことに、奈良県観光プロモーション課で最も伸びている動画となりました(ピン留めしている動画二つとも弊社監修)。
「TikTokってすぐ100万再生取れるんでしょう?」
100万回再生って単純計算100万人に見られてるんでしょ?すごい!
・・・とは言っても、
と感じた方もいるのではないでしょうか。
…しかしながら、実際に今TikTokやInstagram、YouTubeで縦動画をやっている人はひしひしと感じていると思いますが、残念ながら数年前のように
「踊っている、歌っているだけ」でバズれる時代は終わってしまいました。
もちろん、踊りを主軸に戦って100万再生をゆうに叩き出しているインフルエンサーもいますが、ごくごく僅かです。
理由は簡単。
今日今この瞬間、この瞬間にも全世界で次々と動画が生み出され、
膨大な量のデータから良質な動画とそうではない動画が振り分けられる。
今や、AIで作った動画とテロップも大量に流れている世の中。
縦動画もいつの間にか弱肉強食のレッドオーシャンとなっています。
それゆえ、誰にも届かず眠ってしまう縦動画が多く存在しているのが現実です。
今回、そんな方達のハードルを少しでも下げるべく、
そしてこれからTikTokや縦動画を取り組む方々に少しでも力になるべく、
奈良県の動画を例にとって、
今すぐ取り組めるバズる映像ディレクションのコツを3つほど伝授します。
100万再生をとれた3つの秘訣。伸びやすさの鍵は…
①冒頭は"視覚的な真新しさ"を追求するべき。
縦動画をかじったことがある人なら誰しもが聞いたことのある、冒頭のインパクトの大切さ。
ただ、"正しいインパクト"を生み出すことができていない動画も散見されます。
・早いカット展開
・過激なワード
・権威性のある情報
etc…
上記のような手法を使うことももちろん大事ですが、
動画である以上、最も大事なのはビジュアル(映像)自体のインパクトです。
今回、冒頭のインパクトとして使用したのは、
「山の中でトロッコ、しかも後ろには綺麗な景色」という意外性カット。
と思っている方、実際に自分が担当してみると、
このカット選びが意外と難しいんです。
実際に、「洞川温泉」とtiktokで調べてみても、トロッコのカットを冒頭に持ってきている人は一人もいません。
そして、「洞川温泉」関連でバズっている動画はこれだけ。
縦動画の要素として映像がほとんどを占めます。
ぜひ、旅行系で撮影に行った際は「非日常を表すカット」を探してみてください。
実は、見慣れていて意外と気づかない、でも観光客からしたらとっても非日常を感じる景色があるかもしれません。
②"ライティング(光)"にとことんこだわる。
特に観光分野では外での撮影が多くなると思います。
そのため、そのロケーションが一番よく見える時間帯を事前に調査し、
撮影本番に向かうことがとっても大事です。
もしかすると、普段一眼カメラを使用している人や、写真が趣味な方にとっては当たり前かもしれません。
ただ、そんな人も要注意。
そもそもtiktokは"共感性が命"なので、
iPhoneでの再生が伸びやすい傾向にあります。
一方で、iPhoneは一眼に比べると画質が悪いのが難点。
なおかつ、ライティング(光)が悪いと、そもそも何を撮っているか良く見えないという重大な欠点があります。
なので、普段一眼の撮影に慣れている人がiPhone片手に写真を撮りに行くと、暗すぎるし画質悪すぎるし何も見えない最悪な状況になることも。
そのため、縦動画の撮影はライティングすなわち、
天気によって景色が綺麗に映るかどうか、ものすごく変わってしまいます。
これによって印象が変わり、再生数がかなり変動するため、
天気と撮影時間は特に意識して臨みましょう。
今回の例を見てみましょう。
洞川温泉の魅力であるレトロな街並み。
以下の二つの写真を見てみてください。
夜の時間帯でかつ、オレンジの光が見えないと洞川温泉のもつ”幻想感”はなかなか訴求しずらいです。
なので、今回もあえて暗い時間帯で撮影。
これは、レトロな街並みだけでなく、場所に合わせて適切なタイミングが存在します。
例えば、
早朝、日差しが出ていないタイミング。
周りが見えないくらい霧がモクモクとし、
神秘的なムードを作ることができるこの神社も、
日中や夕方になると、すっかりと霧が晴れて物寂しくなってしまいます。
朝日が当たり、樹々の隙間から光線が輝きとても美しい中尊寺も、
日差しがないと暗く鬱蒼とした雰囲気が出てしまいます。
その場所の魅力を最大限活かす時間帯を研究して撮影に臨みつつ、
視聴者の皆さんにもベストな撮影タイミングを提供してあげましょう。
③至るところで"UGC感"を演出。
UGC(User Generated Content)とは、
公式ではなく一般のユーザーによって生み出されたコンテンツを表す言葉です。
どのSNSもそうですが、公式感が出過ぎてしまうと、
「広告動画」と思われてしまい、""絶対""再生されません。
ご自身でSNSを視聴している時もそうではないでしょうか?
・TikTokでいかにもな広告動画が出てきたらすぐに縦にスワイプ!
・Instagramストーリーで広告が出たらタップタップ!
・YouTubeで動画を見始めるやいなや、5秒スキップを連打!
自分の利用体験を振り返ってみても、当てはまることが多々あります。
そのため公式動画でも、いかにUGC動画感を出すかがポイントとなります。
今回の動画では、
友達と撮りあっているような演出、
朝起きた時の雑多な布団、
またわざっとぽい演出を避けるなどして、
一般ユーザー(=普通の観光客)が撮った演出をしています。
撮影時は UGC感を意識して共感性を持つ撮影を心がけましょう。
<最近の気づき>
株式会社水星代表、「HOTEL SHE, KYOTO」等様々なホテルのプロデュースを手がける龍崎 翔子さんが著した「クリエイティブジャンプ」では、
UGC投稿が当たり前になってきた時代において、自分たちがUGCを作るだけでなく視聴者に広めてもらうことが大事だと記してありました。
発信者がUGCコンテンツを、実際に視聴者(ユーザー)に動画を生み出してもらう(ジェネレイテッド)仕掛けを作ること。
実際に、1,000フォロワーがいるような一般ユーザーは多く存在します。
そんな一般ユーザーが自身の地域に訪れて、友達同士で投稿するだけで、その界隈では「お?なんか面白そうなところあるぞ?」と、小さな波及が生まれ大きくなっていくのではないでしょうか?
UGCコンテンツを作るだけでなく、実際に作ってもらうこと。
UGC時代は新たな局面に向かっているのかもしれません。
最後に…
3つのディレクションのコツ、いかがでしたでしょうか?
実際に100万回再生に行くと、視聴者から下記のようなコメントをいただくことができました。
TikTok縦動画を見て、視聴者は本当に観光名所に足を運ぶんだという事実。
また、実際に住んでいる人から賞賛のお声などもいただくことができました。
今やInstagramのアカウントを持つのは当たり前。
自営業のお店や犬アカウント、ラーメンアカウントまで…もはや一人でいくつもアカウントを持つ時代です。
数年後、いや数ヶ月後には、TikTokもそのようになっていくのは間違いありません。
敬遠していた方も多いとは思いますが、時代の波に乗り遅れない前に、
TikTokもぜひ始めてみてはいかがでしょうか?
ぜひ縦動画に興味を持った方は
株式会社lil sparkでは、国内外問わず、様々なジャンルで企業個人に向けて縦動画を制作しています。
他にも観光特化の縦動画の事例はたくさんあるので、興味のある方は下記リ
ンクから動画をご視聴ください。
ご拝読ありがとうございました。
弊社では、ショート動画を基軸とした SNS運用から広告運用、ブランディング映像と幅広いソリューションを展開。
お客様の目的・ニーズに合わせて、国内向け / インバウンドどちらにも戦略が組めるのが圧倒的な強みです。
行政や大企業からベンチャーやNPO、オリンピック選手など多種多様なお取引様がございます。
業種やジャンル問わず、多くのナレッジを蓄積しているため、様々な事業領域へのサポートを実現。
特に、Cinematic映像を活用した旅行やインバウンド業界の実績が豊富です。
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