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推しキャラを遠くから見守りたい、という話

おはようございます。

なんだか最近ネガティブな出来事にばかり目がいってしまい、なにか書こうとしても愚痴や過去の嫌な思い出ばかり浮かんできてしまってダメだな〜と思っていたので、楽しいことを話します。

いきなりですが、私は2次元オタクです。ギャグ、ヒーロー、スポーツ、ラブコメなどジャンルにこだわりなくいろんなアニメや漫画を楽しみます。

一言に2次元オタクと言ってもいろんな人がいると思います。

男性キャラクターに入れ込む女性オタクの心情として多いパターンは(私の独断と偏見です)以下3に分けられます。

①夢女子タイプ:推しと自分が恋愛する様子を妄想して楽しむタイプ。愛が重く同担拒否が多い。
②お母さんタイプ:推しには世界一幸せになってもらいたい、そのためならなんでもする母性が暴走したタイプ、モンペになりがち。
③親戚のおばちゃんタイプ:お母さんタイプと似ているが推しに近づくのは恐れ多いので遠くから見守っていたい、の割には解釈違いにうるさい。

私は自分を③の親戚のおばちゃんというか、細かく言うと「推しの実家の斜め向かいのさらに2軒先に住んでいる五十歳くらいの子持ちの世話焼きおばちゃん」くらいの立ち位置で日々漫画、アニメ、ゲーム内で頑張る推しを応援しています。気持ち悪いですよね、大丈夫、自覚はあります。

数年前、友達と「自分の推しへプレゼントを贈るていで、お互いにクリスマスプレゼントを贈る。」というよくわからない催しを開催しました。

この頃は「弱虫ペダル」という自転車競技を題材にした作品にどハマりしていて、その中でも、主人公のライバル校のレギュラー役として登場する、中学時代は野球少年だったものの肩を壊してグレてしまい腐っていたところ毎年インターハイ優勝の強豪ロードレース部の部長の福富に誘われ高校生からロードレースを始め、死ぬ物狂いで練習しレギュラーになり、その後チームを引っ張っていく存在となる荒北靖友くんというキャラクターが大好きでした。(今でも好きだけど)その時に友達にプレゼントと一緒に送った設定がこちらです。

わたしの息子は横浜の少年野球チームのobで大学に入ってからもたまに多忙なコーチに変わり練習を見ていて、わたしは輝く笑顔で野球に打ち込むエースの靖友くんのことを孫を見るような気持ちで見守っていた。
肩を壊し野球を辞めてやさぐれてしまってからも、心配でなにかと気にかけていた。
高校は箱根にある学校の寮に入ったと靖友くんのお母さんから聞いていた。
そんなある日、たまたま帰省していた靖友くんが迷子になったうちのうさぎ(ピョン吉) を見つけてくれたのをきっかけに、少し話すようになった。
「うちのチームにもウサギ飼ってる奴がいるんだよねェ」と嬉しそうに部活のことを話す靖友くんの瞳はあの時のように輝いていた。
最初で最期だという三年生時のインターハイも見に行った。悔しそうに、しかし涙は見せずに「オバちゃん、負けちゃったヨォ」と言う彼の目はしかし輝きを失っていなかった。「大学は静岡に行くんだ、また自電車乗るよ」そう笑顔で言う彼に、ああ彼は巡り会えたのだな、もう大丈夫だ、と思い、せめて大学の入学祝いを何か用意しよう、と心に決めたのだった。

作中では荒北くんは3年生で登場しインターハイが終わった後に卒業してしまい物語は主人公の坂道くんを中心に2年目、3年目のインターハイの勝負へと進んでいくのですが、ありがたいことに3年生たちが大学へ進んだ後の話を描く番外編が発売されており、なんと荒北くんは高校時代ライバルだった坂道くんの先輩(元部長)と同じ静岡の大学に進み、そこでチーム(凹凸コンビ)を組むことになるのです。

確かプレゼントは、大学で一人暮らしを始める彼のためにカレー皿とレトルトのカレーやカップ焼きそば、ランチョンマット、パックご飯などを入れたと思います。今考えると、母親でもない顔見知りのオバチャンからいきなりご飯が届いたら普通に怖いですね。

①の夢女子タイプに近い友達からは彼女が好きなジョジョのキャラクターに恋する花屋の女の子、という設定で花のリースと男性もののマフラーをもらいました。今も愛用しています。

オタクの特徴として推しは増えていくもの(その時々でハマっている作品は変わっても昔ハマった作品やキャラクターはずっと好き)なので、これからも私はたくさんの推し達を、ちょっと離れた場所から見守っていきたいと思います。

この熱量を現実の恋愛に持って行けたらいいんですけどね・・・アセクシャルなもので。

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