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化粧が下手。

化粧が好きだった。過去形。
コスメもスキンケアも好きだったし、メイク道具もたくさん持っていた。
買えないコスメをわざわざ買いに行ったり、海外で人気のコスメを買ったりした。

今の私は化粧が好きではない。
めんどくさくなってしまったのだ。
だって私は化粧が下手だから。

お化粧が上手な芸能人の代表は渡辺直美さんだと勝手に思っている。
彼女の目がほんとに芸術だと思う。
あんな風に変われたらいいのにって思って。
YouTuberのメイク動画を見て一生懸命勉強したりもしたけど。うまくいかないのだ。
なぜなら私は激的に絵のセンスがない。

化粧って結局お絵かきだと思う。
だからささっとイラストかけたりする人って、きっとメイクも上手なんだろうなーって勝手に思う。

だから私はある時から自分の技術を捨てました。
どんなに素晴らしいアイシャドーを使ったってそれを使いこなすことができない。
なんだか結局いつもと同じようになってしまう。

その時に学んだのです。
技術で補えないなら、新しいものを買い続けるしかないのだと。
化粧というのはご存知の通り、見栄えを良くするもの。
でも失敗するとただ単に化粧下手を露呈するとても悲しい結末になってしまう。
顔が改悪されてしまうことがあるんだ。
その事態を避けるためにはやはり新しいコスメを使い続けるしかない。
要はトレンドはお金で買う。
メイクの仕方を同じだとしてもそのコスメが私のその技術のなさを補ってトレンド顔にしてくれる、と信じている。

だから古いメイク道具はどんどん捨てるようにしてる。
メイク道具って正直なかなか減らない。
チークとか使っても使っても使ってもまだ残っている。
でもそうやっている間に何年も経ってしまったりすると、そのコスメ自体が古くなっていく。
質というよりも、色味とかディティールがどんどん古くさくなってしまう。

例えば私が若い時に流行っていた、カラーのアイシャドーなんて今使ったらとんでもなく昭和感が出てしまう。
同じ塗り方だったとしても技術がなかったとしても、それが今年は買ったアイシャドーだったらどうだろう。
少なくとも昭和にはならないし、それなり見えるはずなんだ。

今は化粧は全然しなくなってしまった。
昔よりもどんどん薄くなっていく。
ただ怠惰なだけかもしれないけど、だんだん自分の素顔を受け入れられるようになってきたのかも。あれだけ自分の顔が嫌で整形まで考えたのに。
それでも整形しなかったのは、おばあちゃんになった時におばあちゃんと同じ顔になりたかったから。

シャワーに入った後に残るものが好き。
寝るときにつけていられるものが好き。
マリリンモンローはシャネルの香水をつけて眠るらしいけど。
私はモコモコのルームウェアで眠る。

わたしはおしゃれとか流行りが苦手だ。
ダサくても平気。自分の好きなものであればそれでいい。

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