「欠けた月とドーナッツ」　雨水汐

欠けた月とドーナッツ(1) (百合姫コミックス)

表紙左側の人が宇野ひな子さん24歳。かわいい。右側が佐藤あさひさん29歳。かわいい。

男性と恋愛して結婚するという「普通」の人生を歩むことができず、自らを欠陥人間と責めるひな子さんだが、会社の先輩のあさひさんに優しくしてもらい、彼女に惹かれるようになる。

あらすじでは「「普通」の女性に憧れるOL、宇野ひな子」とあるが、憧れというより呪いに近いようにも見える。あさひさんとの出会いによって一気にその呪いが解けるというわけでもなく、他人が定義した「普通」に振り回され続けている。

あさひさんの方は早くに両親を亡くし、妹の親代わりの人生を送ってきた。姉の人生を縛っていることに負い目を感じている妹のすばるさんだが、あさひさんとひな子さんが仲良くしている様子を見て嬉しそうなのがかわいい。

嫉妬や独占欲、自己嫌悪が顔をのぞかせながらもゆっくりと進展していく。かわいい。

現在2巻まで発売中。3巻もとても楽しみ。かわいい。