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Hemi-Sync Meditation 『Mind Food』


Hemi-Sync Meditation『Mind Food』 
Monroe Products

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中野ブロードウェイの4階にあるまんだらけ海馬で購入しました。
ジャケットには晴れた空に綺麗な山や川。森など。
いかにも癒されますよと言うような、でもそれが逆に胡散臭いようなイメージを醸し出しているのに惹かれました。

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(裏ジャケ。ヘッドフォンでのリスニングを推奨しているようです。)

病院の待合室で流れているようなヒーリング・ミュージック、またはニューエイジのような音楽だろうと想像しヘッドフォンを付け再生してみると、「ゴー」という低周波のドローンと風が吹き抜ける音にワウフラッターをかけたような丸く優しいノイズ(ブラウンノイズというのでしょうか?)が定位や音程、強弱を変えながらゆっくり流れてきます。頭の中で音がスローに循環していき、暗闇に吸い込まれていくような感覚でした。

15分くらいからかすかに左右から高い周波数のノイズや低い周波数のノイズが断続的に聞こえてくるという変化があります、また再生時間が進むにつれ音量や音数が少しずつ増えるのですが、全体を通す雰囲気が変わるような大きな変化や展開は無く、45分間それが続きます。
再生を始めて最初の20分ほどはじっくり意識して聞いていたのですが、段々と音への意識が薄れて眠りに落ちるか落ちないかの微睡んだ状態になり、ふと気づいたら終わっていた。そんな感じでした。

この音源はロバート・モンローという超心理学者が開発し特許も取得している、異なる周波数の音を聞くことで脳に4ヘルツの信号を生じさせ、脳波の状態を変化させる。それによって深いリラックス状態を作り出すというHemi-Sync という音響技術を使って作られたもののようです。これについては詳しくないので、こちらのサイトを参照させてもらいました。
TwitterでHemi-Syncで検索してみると、Hemi-Syncを利用して体外離脱を目指す人や瞑想をする人、変性意識状態に入ろうとしている人が居て人気もあるようです。

僕はスピリチュアルを信じる方ではないのであくまで一つの音響作品として捉え、聞いた感想になります。
リラックス効果はかなり高いと感じます。寝落ちを狙うときや作業中のBGMとして深く意識せずに聞ける作品なのではないでしょうか。バックで流れ続けるドローンや反復が怪しいリラックス状態に導いてくれる。謎の中毒性を感じます。

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