『態態』
やーれやーれ。
それすなわち、吹っ飛んだ様相で。
各々が踏み潰した地面に伸び縮みして、
のたうつのは、はて、誰の影か。
顧みた自分が余りにも人間として矮小なのは、
何故だか自分の最高値をデフォルトにすり替えているから。
飲み干した酒に達成感を見出すのは、
少なからず大人になったと言い聞かせておきたいから。
窮屈なこの体は、この殻は、
随分長い間動くことを拒んでいたようで、
すっかり鈍ってしまっている。
雁字搦めを態態吐き出す今日この頃、
皆様、いかがお過ごしですか。
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