ダンナが死んだら悲しい？

2分の1の魔法

この映画は娘がずっと見たがっていたが、

コロナの影響で公開日が延期になったり

まだ映画館に行くのが億劫かもと思い

観れないでいた映画だ。

月日は経ち気づいたらAmazon primeで

もうやっている。

¥390課金だが、映画館に行くよりは格安だし、

本まで買って楽しみにしていた娘に観せてあげたくて

この週末に自宅映画館を開催した。

死んだお父さんに会いたい

主人公のイアンは赤ちゃんの頃に亡くしたお父さんに

色々なミッションをクリアすれば会えることになり、

変わり者の兄と冒険にでることになった。

最近、知人のご主人が亡くなったこともあり

変な感情移入で冒頭のシチュエーションで

泣く私・・・

また泣いてるよ、と呆れ顔の娘。

そう言えば、娘は結構こういう

お涙ちょうだい場面にクールになるタイプだ。

普段は自分のワガママが通らなかったり、

ちょっと膝をこすっただけで

ワーワー泣くのに。

この子がもし、

父親を亡くしたら泣くのかな？

予想としてはお葬式や人目のつく場所では泣かないが、

パパっ子だから心的ストレスが相当だろうな、と思った。

それを考えただけで、また涙がでる（ ;  ; ）

私の母も、

幼少期に父親を亡くしているのだが

事あるごとに

「お父さんがいなかったから、

おばあちゃんは、叔父さんは苦労した。」

と言っているが、

やはり一家の大黒柱が亡くなるって長い月日で

ダメージを喰らうんだなと思っていた。

未亡人を妄想

しかし、子供側の想いと

妻側の想いはちょっと違うのかも。

映画のイアンのお母さんは

夫亡き後、2人の息子を立派に育て上げた

セカンドステージに、

警察官の彼氏ができている！

アメリカならではの

オープンなシチュエーションに拍手。

そう、

そういう問題。

私は現在、ダンナがムカつく(家事、育児手伝わない)期真っ盛りなもので、

ラブラブなイアンのママがちょっと羨ましい。

今のご時世、シングルママは普通だし

経済的に自立していたらダンナはいらない、って

考えがスタンダードになってきた。

私だって、近くにダンナがいるから

手伝ってよ、とか期待しちゃうからイライラする。

始めからいなかったら

変な期待もしないで自分で全部やるっていうマインドを貫き通すだろう。

これがもし、

多額の生命保険がおりるとなったら、

ちょっと・・・

いや、違うよ私！

一度は惚れて愛した人ではないか！！

今だって

ちょっと離れたらどこかで寂しく思うじゃん！

死んだら会えなくなるんだよ、

話もできないんだよ。

でも・・・

旅行やら家具買うときとか子供の習い事とか

全部自分で決めていいんだよ？

未亡人なら

次の彼氏探しも結構すぐ踏ん切りつくんじゃない？

いやいや！

そんなの吹き飛ぶくらい

喪失感に襲われるよ！

・・・・・

なんだろう、このせめぎ合い。

縁起でもない。

大人になるとついね・・・

でも、この映画を見て思ったのは

兄弟が仲良く健康に生きてくれていたら

親って幸せなんだな、ということ。

愛するダンナと

一緒にいたからできた可愛い我が子。

ダンナも子供たちも大事な私の宝物だ。

大切にしなくてはいけない。

日常ではつい忘れてしまうことを

イアンとバーリーに教えてもらった。

この映画はとても素敵で楽しい映画だった。

ま、ピクサーって

後味スッキリだから

見終わってからすぐに頑張ろう！って思えるから好きだ。

最後に。

変わり者の兄バーリーの声が

城田優で驚いた。

城田優の七変化ぶりに感動。

ダンナがもし、もし、もし、

早くに行ってしまったら

城田優と結婚したいです♡