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楽譜とコード

※長くてリンクが多いです。
※音楽にご興味のない方はどうぞスルーで。

標題の楽譜とコードですが、どちらも読めたら音楽活動の幅が増えますが、構造を知っていると、音階を把握しやすいです。

音符が読めなくても、五線譜に書かれたオタマジャクシの高低と長さが「何となく」判れば、コーラスも楽しめますね。

打楽器は、長さ(リズム)がとても大切な要素を占めますが、ティンパニなどは、チューニングも要る打楽器なので、やはり音程には気を遣います。

弦楽器、鍵盤楽器などと、楽器をその奏法で分けることはやや大雑把だなぁと思うのですが、ブラスと呼ばれる金管楽器は、実はチューニングの基本になる音が違うので、ある程度のグループ分けが必要でもあります。
ちなみに、オーケストラで音を合わせる時に、オーボエがリードをします。弦楽器は第一バイオリンの、コンサートマスター/コンサートミストレスがリードします。
・・・ややこしい。

さて、日本では、未だにハ長調とかイ短調とかを使います(よね?)
これは、音階を和名で表しているから。(ハニホヘトイロハ)
私がピアノを習い始めた半世紀以上前は和名で曲の調を習いました。「この曲は変ロ短調ですね」という具合。
でもオカシイのは、音符名はドレミ形式で習いましたよ。でもこれはイタリア語で、元はラテン語です。(ドレミファソラシド)

では英語圏ではどう言うか?
CDEFGABC(シー・ディー・エー・エフ・ジー・エー・ビー・シー)
ドイツ語では CDEFGAHCで、ツェー・デー・エー・エフ・ゲー・アー・ハー ・ツェー)になります。

標題に戻ります。
楽譜を音符通りに弾くのなら、譜読みが出来ないと困ります。譜読みが出来ても、ピアノを弾くテクニックが無いと、これまた困ります。

星の数ほどあるコードを覚えるのは容易ではないですが、メインになるコードを知っていると、アドリブでピアノが弾けます。
ちなみに、ウクレレは3コード知っているだけで、50曲くらい弾けます。
「あーあヤンなっちゃった、あーああーあーオドロイタ」で有名なこのメロディーは、ハワイの 「タフアフアイ」または「タフワフワイ」として知られる「ハワイアン・ウォー・チャント (Hawaiian War Chant)」ですが、3コードだけでも弾けます。
「きよしこの夜」も、「ハッピーバースデー」も3コードで弾けます。

話しが逸れました。戻します。
私は、3歳からピアノを習い、バイエル、ブルグミュラー、ソナチネ、ソナタ、ショパン・・・という順を踏んだクラシカル・ミュージックで育ったので、長いこと、楽譜通りに弾くことしかできませんでした。
ここハワイで、教会の奏楽をするようになると、まぁまぁ厳かに讃美歌を弾いていましたよね。神妙な顔つきでw

ある日、その教会に「教会音楽クリニック」というお知らせが舞い込んで来ました。教会が費用を出すので、クリニックを受けてきたら?というわけで受講してみますと、そこには、ゴールデンカップスの解散直前のメンバーであった、ジョン山崎氏がいましたよね~それも、牧師先生として!

このゴールデンカップス、私の上のそのまた上の世代なんですが、ミッキー吉野の率いるバンド、ゴダイゴの前身バンドとも言われ、ミッキー吉野がアメリカへ留学や移住して脱退した時に、ジョン山崎がキーボードで入ったのです。
有名なヒット曲に「長い髪の少女」がありますが、ジョン山崎はこの曲の時には参加していません。

話しがまた逸れました💦
その「教会音楽クリニック」ですが、やっぱり厳かにパイプオルガンの弾き方でも習うのか?
・・・と思いきや、コードですよ。コードコード!

やっぱりジョン先生は違っていましたよね。
横浜や本牧のベースを本拠地としてライブ活動し、まだ日本が大瓶ビールをお酌し合っていた時代に、小瓶からグイグイ飲んでいたくらいですから!(音楽と瓶ビールの相関関係は?)
日本がナンタラトリオとか、御三家が歌謡界を賑わしている時に、ジョン山崎はフュージョンの世界へとトランスしていたのですよ。

ここにジョン先生の手書きの楽譜があります。

これ、教会音楽でつw

「リリコイさん、今日はこれが降りて来たから」って、紙にササッと書いて、「これ演(や)ろう」って、もう、どこまでカジュアルなの~
それで鍛えて貰いましてね、コード音楽の自由さを知ることになりました。 
教会は、様々な教派があるのですが、ジョン先生は熱い聖霊派(ペンテコステ派)という教派を重んじていらして、「ハレルヤ!オージーザス!」と、合いの手(笑)が入るタイプ。イメージ的には、ゴスペル教会みたいな感じです。

そんな熱いジョン先生らしく、インスピレーションで生きて、インスピレーションで礼拝して、インスピレーションでお祈りしていましたよね。
たまに音楽クリニックの日に、いつまで経っても先生が来ないことがあって、電話すると、インスピレーションで今から行くからって。
理由にならんて!

本番はジョン先生の手書き譜で弾いて、後から楽譜を整えていた。
日米両語での礼拝だったので、コードを書き込んだりして準備した懐かしアの頃w

教会音楽をこんなに楽しく演奏できることを教えて頂いて、ジョン先生には大感謝です。今は島の反対側に越されたそうですが、また教会音楽セッションが出来たらなぁと思うこの頃です♫

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ハワイには、ジョン山崎牧師とか、ゴダイゴのベーシストのスティーヴ・フォックス牧師、他に、当時の THE SQUARE(現 T-SQUARE )のベーシストの中村裕二牧師などが、教会の牧師先生になってお住まいなのですよ。
スティーヴ・フォックス氏は、現在神戸にお住まいです。

中村裕二先生は、私の大学の学園祭に、稲垣潤一と一緒に演奏しに来てくれました。学際実行委員がどうしてこの2アーティストを呼んだのかは不明ですが、大人の歌とフュージョンに触れることが出来てラッキーでしたね。
その時の稲垣潤一がドラムを叩きながら歌ったファーストシングルの「雨のリグレット」を今でも覚えています。
ちなみに、スクウエアはこんな感じです。

中村先生のブログ(現在休止中?)に、ジョン先生の教会の様子が。
この教会、ダウンタウンのYWCA内の一室なのですが、私たち家族も通いました。キーボードを運んで💦
ここのプールで洗礼を受けた人もいます✟
先日、娘が結婚式を挙げたのも、このYWCAです。

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最後までお読み下さいましてありがとうございます。
私の音楽史には大切な人々との出会いがあり、信仰も重なり、自分史の多くを占めている内容となりました。

中学から高校でのバンド活動は、また違う機会に👋