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『中国語で電話対応をしてみよう!』

大家好!こんにちは!Lilian中国語スクールです。

今回は中国語での電話対応についてご説明します。
相手が話す言葉をきちんと聞き取り、自分も言葉で伝えるしかない電話。
外国語での電話対応はとても緊張しますし、心理的にもハードルが高いものです。

とはいえ、中国の駐在員になった場合、中国語で電話をかけたり受けたりする機会は必ずやってきます。そうなった時にパニックにならないよう、電話対応ではどんな中国語表現が多いのかを説明していきたいと思います。

中国語で電話かけることってあるの?


 一般的に日本の本社から派遣されて中国の日系企業の駐在員として働く場合、日本語堪能な現地スタッフが多数いて、彼らの管理やサポートを業務として行うことが多いです。中国語がすでに堪能な方を除き、駐在して早々、自分自身で中国語の会社に電話をかけてセールスを行うようなことはほとんどないと言っていいでしょう。

ですから駐在員が業務上、中国語で電話をかけていくことはほとんどありません。電話をかけたい時は日本語ができるスタッフが相手の会社に電話して、本人が出たら替わってくれるかもしれません。また相手が社長レベルもしくは営業関連業務の場合は、頻繁に外出していて会社にいることは少ないので相手の携帯に電話をかけることがほとんどです。

自分から電話をかける時

 しかしながら、外出が多い相手に連絡したい場合、特に中国人の総経理などの場合、いつ電話しても話し中なことがあります。もちろん、電話中にキャッチの着信音も聞こえているでしょうが、話しこんでいて切れないことも多い。そのような場合に電話が欲しい旨を伝えるために、相手の会社に電話をかける機会が発生します。

多くの会社で自動音声サービスが使われており、中国の会社に電話をかけると下記のようなアナウンスが流れます。

您好,欢迎致电XXXXXX公司,请拨分机号吗,查号请拨0。
(こんにちは、XXXXXX会社にお電話ありがとうございます。内線を押してください。わからない場合は0を押してください)
Nínhǎo, Huānyíng zhìdiàn XXXXXX gōngsī, Qǐng bō fēnjī hàomǎ, Chá hào qǐng bō Líng.

人が出るのかと思ったら自動のアナウンスでドキッとしてしまうかと思いますが、リラックスしてください。内線番号がわかる時はその番号を押します。

(番号を押したあとのアナウンス)
请稍候。
(少々おまちください)
Qǐng shāohòu

おそらく、上記のような理由で連絡する場合、相手は自分の席にはいません。本人が出ないと、0を押した場合と同様、受付につながります。受付が出られない場合は周囲の誰かが電話に出ます。

相手:喂? 你好,请讲。
(もしもし、こんにちは、どうぞお話しください)
自分:你好,我是〇〇〇〇公司的〇〇,请问,李总经理什么时候回公司?
(〇〇〇〇会社の〇〇です。李総経理はいつ会社に戻られますか?)
Níhǎo Wǒ shì OOOO gōngsī de OO, Qǐng wèn Lǐ zǒngjíng lǐ shénmeshíhòu húi   gōngsī ?
相手:您好,〇〇先生。他今天下午三点以后回公司。打他手机了吗?
(〇〇さん、こんにちは。本日、李は午後3時以降に帰社の予定です。携帯には電話されましたか?)
Nínhǎo OOxiānsheng. Tā jīntiān xiàwǔ sāndiǎn yíhòu húi gōngsī. Dǎ tā shǒujī le ma?
自分:打过,一直占线。请你转告他我来过电话好吗?
(電話しましたが、ずっと話し中で。私から電話があったとお伝え願えませんか?)
Dǎ gùo. Yīzhǐ zhànxiàn. Qǐng nǐ zhuāngào tā wǒ lái gùo diànhuà hǎo ma?
相手:好,让他回电给您。
(はい、折り返し電話するよう伝えます)
Hǎo, ràng tā húi diàn géi nín.
自分:谢谢。再见。
(ありがとう、では)
Xièxiè, zàijiàn
相手:再见!
(失礼します)
Zàijiàn

 日系企業の場合、誰かが電話に出れば日本語が通じる場合が多いと思いますが、経理やITなど営業に関係のない部署の人が出る場合もあるので、やはり中国語を話す必要があります。上記の会話のレベルはかなり高いですが、このような内容を伝えられるようにイメージトレーニングしながら中国語で電話をかけてみましょう。

初めて電話に出る時

日本人駐在員が初めて中国語で電話対応を経験する可能性が高いのは、夜会社に残って一人で残業をしている時です。会社の電話がリーンと鳴っているのに自分しかオフィスにいない時。緊張しますが、電話に出ないわけにはいきません。おそらく自動音声サービスがあるので、会社名などを言う必要はなく、要件だけ聞けばよいでしょう。

上記で相手が出たのと同じフレーズで対応します。

喂? 你好,请讲。
(もしもし、こんにちは、どうぞ)

相手が言っていることがわからない時は、はっきり答えます。

1)不好意思,我听不太懂。
(ごめんなさい、言われていることが理解できません)
Bù hǎo yìsī, Wǒ tīng bú tài dǒng.
2)不好意思,请再说一遍。
(すみませんが、もう一度言ってもらえますか?)
Bù hǎo yìsī, Qǐng zài shuō yībiàn.
3)说慢一点好吗?
(ゆっくり話してもらえませんか)
Shuō màn yīdiǎn hǎo ma?

おそらく、たいていの会話は下記のようなものでしょう。


〇〇小姐还在公司里吗?
(〇〇さん、まだ会社にいますか)
〇〇xiǎojíe hái zài gōngsī lǐ ma?
噢,她已经下班了。
(ああ、もう帰りました)
O, Tā yǐjíng xiàbān le
我知道了,谢谢
(わかりました、ありがとう)
Wǒ zhīdào le xièxiè
再见。
(失礼します)
Zàijiàn

改めて考えてみても、電話ではどんな相手が出るのか、自分では選べないので、電話対応は苦手で当然。できれば電話はかけたくないし、出たくない…と思ってしまいます。しかし、「不好意思,请再说一遍(すみませんが、もう一度言ってもらえますか?)」と何度でも聞き返すことで、だんだんと慣れていき、分かるようになってきます。初めから流暢に電話対応できる人はいません!勇気をもってチャレンジしてみましょう!

Lilian中国語スクール

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