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【防災の備え】 ⑥安全対策(2)

【防災の備え】⑥安全対策(1 )の続き。



〈防災メモ〉

☆自宅にいる時に地震が来た場合

・地震が来たら逃げ込める安全な空間を、事前に決めておく

・窓や戸を開けて出口を確保する。

・お風呂やトイレにいる時に地震が来たら、まずドアを開けて避難経路を確保する

慌てて外に飛び出さない。瓦や窓ガラス、外壁など落下物の可能性あり。

・火を使っていた場合
以前は「すぐに消す」との考えが主流だったが、今は「慌てて消すと火傷などの危険があるため、まずは身の安全の確保を優先し、揺れがおさまったら火の始末をする」に変わっているそう。

《参考》
東京消防庁/地震その時10のポイント
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-rinkou/tiiki/10points.html


☆ホイッスルがない場合

・携帯電話のアラームや防犯ブザーで大きな音を出す。
・ライトなど光を使う。
・固いもので壁や床を叩いて音を出す。
・口笛、指笛を吹く。
など

※声はサイレンやヘリコプターの音などで聞こえづらいそう。大声を出し続けるのは、体力の消耗も激しいため、状況に応じて判断。

☆防災ずきん(防炎加工のもの)

・大きな落下物など、強い衝撃から守るのは難しいが、頭、髪の毛、耳、首などを粉塵や小さなかけら、火の粉、煙からは守ることができる。
・音が聞こえずらいので注意。(耳穴の開いた商品もある)
・ヘルメットを被れない乳幼児などに。
・防寒に。

☆災害時には足の怪我も多い

⚠️足の怪我 →  逃げ遅れや避難後の移動、水や食料の確保も大変になる。

・避難時の靴や長靴の中に踏み抜き防止インソールを入れる。

・日常からスリッパ(底厚めのもの)を履いて生活する。
※普通のスリッパでは、つま先やかかとが無防備であったり、脱げやすかったり、踏み抜きには弱いが、無いよりかはあったほうが良い。

※普段使いもできる防災スリッパもある。
(踏み抜き防止シートが入っており、つま先かかとも覆われている。)

垂直避難で家の2階以上への移動をする際にも、靴を持って移動。

子供を抱っこして避難する時は、子供の靴を忘れずに。

時間的余裕がある場合のみ。命最優先で判断⚠️

☆住環境を整える

・枕元にライトやホイッスル、靴、予備の眼鏡、靴下などをまとめて、すぐに取れる場所に置いておく。
(揺れで飛ばされないよう袋にまとめて入れ、ベッドの脚にくくりつけるなど工夫すると◎)

・寝室にはなるべく倒壊する家具・家電を置かない。配置を変える。固定する。
※固定具をつけても倒壊することもある。
過信しない。


部屋の入口を塞ぐような位置に倒れるような家具を置かない。

・玄関は日頃から綺麗に保つ→避難経路の確保

・避難経路は複数箇所確保、確認しておく。

・戸棚などの収納は開けっぱなしにせず、開けたらすぐ閉める習慣をつける。

⚠️不要なものを減らし家が片付いている

=減災につながる

・倒壊、落下物が減る。避難も早くできる。
→被害を少なくし、復旧も早い。

・食品や生活用品のストック管理(食品の期限切れによるロスを減らす、在庫数の把握)も楽になる。

☆雨の中の避難

近年では『雨の中の避難はスニーカーが良く、長靴はダメ!』ということをよく聞きますが、長靴の選び方避難するタイミング、水量、状況によっては長靴でも大丈夫なこともあるよう。臨機応変に選ぶ。

《参考》
前編:水害・洪水避難に長靴はダメ?浸水避難におすすめの靴は?|防災グッズを学ぶ[そなえるTV]
https://www.youtube.com/watch?v=iZ5xaEAoGZo

⚠️靴や長靴の中に踏み抜き防止インソールを入れておく。

・サンダルは水抜けは良いが、怪我のリスクが大きいため適さない✖️ 

・スニーカーは足首より上が無防備のため漂流物などによる怪我のリスクあり。

・体温の低下や汚水による感染症に注意。

・服が濡れたままでいると、低体温症や体調不良、感染症の危険があるため着替えやタオルを防災リュックに入れておく。

⚠️水かさが増してからの避難や夜間の避難はとても危険!

明るいうちに早めの避難が一番大事。

移動に危険を感じたら、垂直避難も検討する。

☆虫対策

あまり重要度が高くないように思われがちだが、毒性の強い虫に刺された場合や酷く腫れた時などでも、災害時はすぐに医療機関にかかれるとは限らないため対策は必要⚠️

☆防犯対策

・災害後は空き巣や窃盗、車上荒らし、性犯罪などが多発する⚠️

・時間的余裕がある時はしっかり施錠する。
(命最優先で!)

悪質な修理業者に注意⚠️
※若い人が留守になりがちな平日昼間は特に注意。
※最初は無料点検→最終的には高額請求のパターンも
※身元がよくわからない人を、むやみに家の中に入れない、屋根に登らせない。

・警察、消防、役場職員、ボランティアなどを騙った詐欺に注意⚠️

・貴重品は肌身離さず持っておく。サコッシュなどがあると良い。
(貸金庫など安全な場所に預けるなど。)

・複数人で行動する。

・防犯ブザーを持ち歩く。

☆粉塵対策

建物の倒壊や復旧作業時の粉塵には化学物質やカビ、アスベストなど有害なものが含まれていることも。
多量に吸い込むと窒息や呼吸器疾患、アレルギー症状を起こす恐れあり。
防塵マスクやタオル、手ぬぐいなどで粉塵を吸い込まないよう対処する。
※特に高齢者や子供は粉塵から距離をとる。


☆復旧作業

・二次災害に注意⚠️
(土砂崩れ、怪我や感染症、過労や熱中症など)

・災害復旧作業現場は危険がいっぱい。
(増水、粉塵、化学物質、釘、ガラスなど)
子供を連れて行かない。

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