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海外 ー会話力アップ編ー

「英語ってどうやったら話せるの?」と聞かれることが増えたので、英語力(特に会話)をアップさせたい!という方の為に経験談を交えてお伝えできることがあればと思い、記事にしました。

私は「海外の人と話をすると、単語が出て来なくてフリーズする。」ということを繰り返してきたので、どんな学習をして鍛えてきたのか、少しでも参考になることがあれば幸いです。

頭ではわかっているけど、できない。を変える

英語の学習は、続けていくことが何よりも大事です。とはいえ、「目標を明確に!」「スケジュールを明確に!」と思って頑張ろうとはしているけれど挫折してしまう人のために、続けられるようにするにはどうするか。というところからお話していきたいと思います。

英語に限らず学習しようと思ってもなかなか続けられないのは特別なことではありません。自分のやる気やメンタリティだけでものごとを変えようとするのは限りなく難しいことだからです。例えば、アイスが大好きな人(私)がダイエットのために「明日からアイスを食べるな!!」と自分に言い聞かせても、冷蔵庫にアイスがあったら欲しくなりますよね。(私はなります)だから行動の変化には環境の変化を伴わせることが一番の近道です。

私はまずシェアハウスに住み始めました。日本にいたので兎に角「海外の人と話せる場」を作りました。そして彼らと積極的にコミュニケーションを取るようにしました。(無理矢理会話に入ろうとすると気持ち悪いので適度な節度をもって接しましょう。)
現実的に引っ越しが難しいのであれば、HelloTalkをはじめて「誰かチャットしよう、電話しようー!」と投稿する(結構返事があるものですが、詐欺には気をつけてください。)のでも良いし、多少の資金があればDMM英会話をはじめても良いと思います。他人とチャットすることで "返信しなきゃ!" という環境を作ったり、有料コースを申し込んで(DMM英会話は月額制) "もったいない!" という気持ちを利用することで自分の周りの環境を変えていくことが大事です。

ここで大事なのは、「話せなくてもとにかく始める。」ということです。よく自信がないからもう少し自分で勉強してからにしようという人がいますが、もう少し勉強してから。。。というのは一生続くので実践が後回しになるだけでこの方法では会話力は絶対にあがりません。(会話をしないと会話力は上がらない。)

実践にいきなり持ち込むことで、講師や友達と話す中で「言いたいことがいえない!」というフラストレーションや「あれ、これなんて言うんだっけ?」という疑問が出てきます。それが出てきたらもう学習はスタートしているも同然なので、「調べる→練習する→実践する」のサイクルを回していきましょう。

練習は必ず音とセットで身につける。

沢山の実践の中で「言えない・・・!!」が出てきたら、練習のいいチャンスです。言いたいことを何度も何度も繰り返し発音して、筋トレみたいに体に染み込ませましょう。(これがものすごく大事。)

最初は自分の言いたいことは普通に言えないのが当たり前なので、それはそれとして受け止めて、他人の文章を真似して英語のシャワーを浴びまくります。最初は自分で文章を作るよりも、ネイティブの英語を真似したほうが効率が良いです。英語の文章のストックを溜めて、引き出しを増やすような感じです。

私が行ったのは、「シャドーイング」です。毎日少ない時は5−15分くらい、多い時は1時間くらいやっていました。以下におすすめの教材を紹介しているので参考になれば幸いです。

初級→瞬間英作文アプリ(中学生の文法からスピーキング練習ができる)
上級→TedTalks(3分程度のものからある、アカデミック、プロフェッショナルなトピックが豊富で、Dictationのアプリを使えば文章単位でスクリプトを確認しながら練習ができる)

私は、学習したばかりの時はYouTubeの動画を漁って、「再生→停止→真似してみる→再生と一緒に真似してみる」を毎日繰り返していました。ただ、この方法は動画によって難易度が大きく変わるので、上記のようにアプリを絞って学習するほうが効率が良かったと感じました。

※シャドーイングは1日のどの時間帯でもいいですが、おすすめは朝です。朝は脳も冴えているので割と入ってきやすい&朝にシャドーイングすると口の動きが滑らかになるのでその流れで夜に実践をすると調子がいいです。
※シャドーイングのときに分からない単語が出てくる時もありますが、頭の片隅において置くだけでOKです。いちいち調べるとシャドーイングの練習どころではないし、時間がかかってストレスになるので、意味がわからなくて少し、もやっとするのもシャドーイングの練習のうち、と捉えて兎に角口を動かす練習をしましょう。

聞き取れない、を克服する。

実践の中で「何言ってるのかわからない!!!」ということもあると思います。私がリスニング力を強化するために行ったのは、意味を予測しながら聞くということです。ただ、リスニングだけして意味を掴むというのは楽しくない&続かないと思ったので、私はNetflixを自己投資として購読し、FriendsとGrey's Anatomyを見まくりました。

Friendsの場合
1回目→英語字幕なしで見る(巻き戻しながら)
2回目→英語字幕ありで見る
3回目→ネイティブみたいに真似しながら見る&ジョークのときに笑う

字幕がないと、ジョークの部分でも「あれ、なにが面白かったの?」となりますが、全然聞き取れなかった部分を、15秒巻き戻し→再生→また巻き戻し→再生、という感じで「こんな感じでいっているのかな?」と予想を立てながら聞きます。
そして2回目に、字幕(英語)を見ながら意味を理解していきます。(英語で見るのがストレスになる場合は日本語字幕で全部見てしまっても良いと思います。)この時に結構合点が行くので楽しくなります。
そして3回目では、理解できているのを前提に再度見ます。このときにはジョークも笑えるはずです。

Friendsは毎回話しが違うので途中のシーズンでも楽しめることと、ジョークが入っているので笑える、というのが良くて取り上げました。しかし、ドラマ自体が結構古いので、今は使われていない表現(I am famished!とか)が結構出てきます。もっと最近のドラマ(Modern Familyとか)でもよかったかなと思いました。ただ、Friendsは話自体が日常的な会話でそれほど複雑ではないので、難易度的には初級者の私でもやりやすかったです。

ドラマは1つで20分くらいあるので、長すぎて3回も無理!という場合は、最初の5分を繰り返し3回というのもおすすめです。最初から字幕を見ては意味がないので、聞くのと予想するのを繰り返し行ってから字幕に移るようにしましょう。

何度もその音を聞いているうちに意味が次第に入ってくるので、まぁ最初はこんなもんだよねと楽しく学習するのが大事です!

リスニングにはDictationも効果バツグンです。ただ、私は書くことが嫌になってしまい続きませんでした。Dictationを試したことがない方は是非やってみることをおすすめします。

語彙力を増やす。

私はシャドーイングのときには語句をあえて調べなかったのですが、リスニングの時は聞いて意味を理解できるように、積極的に語句を調べました。ノートにわからない単語を書いて(時間があれば意味も書いておく)おいて、その夜に見直して「ああ、これはこの場面で使っていたよな!」と思い出せるものと、「あれ、この語句意味もわからなければ使っていた場面も思い出せない」というものに分け、後者の語句(宇宙人語)を次の日のリスニングの時に確認していました。そうすることで、語句+使い方を一緒に学ぶことができました。

書き出すのはQuizletのようなアプリでも良いと思いますが、私は紙に書いたほうが覚えるタイプだったので、ノートを用意して単語帳として使っていました。

語句を覚えるのに、もの凄くおすすめなのが「英語は英語で調べる」ということです。最初は「うわっ。。無理。。」と思うかも知れないのですが、英語を勉強しているのに日本語に切り替えると、せっかく英語を学習しているのに、脳内が完全英語になる時間を作れないので、英語で調べて意味も英語で書き出すのがおすすめです。

辞書はネットで調べればたくさん出てきますがCambridgeの辞書は比較的容易に理解できる英語で説明されています。

その勉強の方法は本当に自分に合っているか?

参考書や他の人がおすすめしている勉強方法は、数え切れない程あり、迷ってしまうことも多くあると思います。

中には絶対にこれをやれ!と書いているものもありますが自分が文字から覚えるのが得意なのか、映像から覚えるのが得意か知ることで、ある程度この方法でやってみよう!という軸ができると思います。
私は文字情報があまり得意ではなく、映像から学ぶ方が合っていたので、上記で紹介したように、映像を主たる教材として使用しました。教材をとりあえずかじってみて、自分にどんな方法があっているのかまず知るというのもいいと思います。


私は実践で使えるようになりたくて会話力をあげるのが目標だったので、この記事が同じ目標をもっている方への一助になれば幸いです。

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