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自信が無いわたし

とても良い表情の人を見た
いままで同じ職場にいたのに気づかなかった

みんなが無視していくゴミに気づき、取ろうとティッシュを取りに行ったわたし。
即手で拾ってゴミ箱に入れた彼

この時代に、この会社にそんなことに配慮する男性がいるのか、と驚いた

誰かの前で一生懸命取り繕おうとする自分に気づくけど、人が人に惹かれるきっかけってそんな取り繕ったモノじゃ無いんだろうな、と思わされた

ふっと振り返るとその彼と目が合う
偶然にエレベータ前で合う
食堂で隣の席になる
今まで存在すら知らなかった人が「いる」空間がある

びっくりするくらい歳が離れているけど
目で追ってしまう自分がいる

ジロジロ見て気持ち悪いと思われていないか
おばさんと思われていないか
今ここに座ってるの変って思われてないか
こんな私が、心が動いているなんて決定的になったら気持ち悪いよね

これまで頭の中に思い浮かばなかったような彼と自分の対比が始まる
あ〜やだな
仕事に集中しなっくちゃな
隣で話し声なんて聞こえたらお弁当の味もわからない
だからお昼は外に行こう

そして帰り道は、彼と目があった、そんな一つを思い出しながら帰ろう

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